個人店のSNS選び方は、流行より、自分が週に発信へかけられる時間から決めるのがいいと思います。候補の媒体と週の時間をAIに貼ると、媒体ごとに始める・続ける・やめる・保留の分類と週の時間、選ばなかった理由まで1枚のメモで返ってきます。
SNSって、全部やらなきゃいけない気がしてきます。いくつか始めては更新が止まり、また別の媒体が気になって、という流れだと、焦りだけが積もっていきます。でも一人で回せる時間は決まっているので、収まらない媒体は「今はやめる」と決めてしまっていいんです。依頼文は全文載せているので、自分の情報に差し替えて貼れば使えます。
個人店のSNS、返信の時間まで数えていますか?
1回の投稿に40〜60分かかるとして、コメントやメッセージへの返信には週に何分使っているでしょう? 投稿を作る時間は思い出せても、返信はつい数え忘れがちです。数え忘れた分だけ、「やれるはずの時間」と実際の時間がずれていきます。この依頼文では、媒体ごとの週の時間を「週の投稿回数 × 1回の時間 + 返信の時間」で出し、返信の時間を0にしないようAIに頼んでいます。
時間をきっちり覚えていなくても大丈夫です。どれも「少なめ〜多め」の幅で扱うので、「週1〜2回、1回40〜60分、返信は週20〜30分」と書けば、週60〜150分という幅で返ってきます。
もう一つ決めているのが、上限を全部は使わないことです。週の上限の8割を「使ってよい時間」、残りの2割を「予備」にします。週4時間なら、使ってよいのは192分で、48分が予備です。忙しい週や返信が増えた週にこの48分があるかどうかで、続けやすさが変わります。
媒体を選ぶ物差しは、お客さんがそこにいる手がかりです。「常連さんに『見たよ』と言われた」のように、自分の店で実際にあったことが手がかりになります。手がかりは強い・ある・不明の3段階で、自分が書いた事実にある場合だけ「強い」か「ある」になります。媒体の一般的な利用者像では判断しないよう、依頼文で頼んでいます。
分け方も決めてあります。すでに続いている媒体は、手がかりが「強い」か「ある」なら「続ける」。まだ始めていない、または止まっている媒体は、手がかりが「強い」で時間にも収まれば「始める」です。選ぶ順番も決めてあるので、「どれから手を付けるか」の迷いはルールに任せられます。
「やめる」と「保留」は意味が違います。やめるは、今の条件では外す分類です。保留は、判断の材料が足りない媒体の分類で、何が分かれば決められるかが付きます。下の見本では、新しく始める枠が埋まったLINE公式アカウントも、AIは保留に入れました。
候補のSNSと週の時間を貼る依頼文
貼る前に差し替えるのは、【入力】の3か所だけです。週に発信へかけられる時間の上限、候補の媒体、店や仕事の状況を、自分のものに書き換えてください。自分の情報を用意する前に、依頼文をそのまま貼って「末尾の【題材の例】を入力として使ってください」と一言添えれば、返ってくる形を先に見られます。
候補の媒体は4〜5つが目安です。媒体ごとの項目は、今の状況、週に出したい回数、1回の時間、返信の時間、知っている特徴、お客さんがいる手がかりの6つです。分かる範囲で書けばよくて、分からないところは「不明」でかまいません。AIが最初に足りない点を最大5つまで質問してくることがあり、そこで「分からない」と答えても、その項目は不明のまま先へ進みます。
気をつけてほしいのが末尾です。「【題材の例】」の行から最後までは見本なので、そこから下は消して、自分の情報を【入力】の欄に書いてください。私が試したときは、この【題材の例】を入力として使うよう伝えて貼りました。
週の上限は、迷うなら、先週実際に発信へ使えた時間を少なめに書いておくくらいで足ります。
あなたは、個人店やフリーランスのSNS運用を一緒に整理する相談役です。私が貼る情報だけを使って、「始める」「続ける」「やめる」SNSを、私の1週間の時間に収まる形で決めてください。
【大前提】
- Web検索やファイルの読み取りはしないでください。貼られた文章だけで進めます。
- 各媒体の機能、規約、アルゴリズム、おすすめの投稿頻度、フォロワー数や再生数の目安は、あなたの知識で断定しないでください。それらは私が知っている範囲を下の入力に書きます。書かれていないことは「不明」として扱い、補ったり推測で埋めたりしないでください。
- 私は発信にかけた時間を正確には覚えていません。時間は「少なめ〜多め」の幅で扱ってください。
【入力】(私が差し込みます)
1. 週に発信へかけられる時間の上限: ここに書く
投稿を作る時間だけでなく、コメントやメッセージへの返信の時間も含みます。
2. 候補の媒体(4〜5つ): ここに書く
媒体ごとに、次を分かる範囲で書きます。
- 今の状況(始めていない / 始めたが止まっている / 続いている)
- 週に出したい投稿や配信の回数(幅で。月で数えるなら週に直して書く)
- 1回の投稿にかかる時間の目安(幅で)
- 返信や問い合わせ対応に週どれくらいかかるか(幅で)
- 私が知っている、その媒体の特徴や使い方
- お客さんがそこにいる手がかり(例:「常連さんから声をかけられた」)
3. 店や仕事の状況: ここに書く(何を売っているか、お客さんはどんな人か、発信で何をしてほしいか)
【手順】
手順1. 入力を読み、足りない点や矛盾を質問してください。質問は最大5つまで。答えが「分からない」なら、その項目は「不明」のまま次へ進みます。質問が不要なら、そのまま手順2へ進んでください。
手順2. 時間の予算を決めます。週の上限の8割を「使ってよい時間」、残りの2割を「予備」としてください(忙しい週や返信が増えた週のため)。この割合を変える案があれば、理由を添えて1行で提案してください。
手順3. 媒体ごとに、週に必要な時間を「少なめ〜多め」の幅で出します。計算式は「週の投稿回数 × 1回の時間 + 返信の時間」です。返信の時間を0にしないでください。私が書いていない回数や時間は作らず、「不明」と書いて私に確認してください。
手順4. 媒体ごとに「お客さんがいる手がかり」を、強い / ある / 不明 の3段階で判定します。手がかりが私の書いた事実にある場合だけ「強い」か「ある」にしてください。媒体の一般的な利用者像で判断してはいけません。
手順5. 分類します。基準は次のとおりです。
- 続ける: すでに続いていて、手がかりが「強い」か「ある」。
- 始める: まだ始めていない、または止まっているが、手がかりが「強い」で、しかも手順3の時間を使ってよい時間に収められる。
- やめる: 手がかりが「不明」で、かつ時間もかかる。または、手がかりがあっても、他を選ぶと使ってよい時間を超える。
- 保留: 判断の材料が足りない媒体。何が分かれば決められるかを書く。
分かれ道は、次の順で決めてください。1) 手がかりの強い媒体から時間を割り当てる。2) 同じ強さなら、必要な時間が少ない方を先に選ぶ。3) 使ってよい時間を超える手前で止める。始める媒体は、一度に増やしすぎないよう、新しく始めるのは最大1つにしてください。
手順6. 最後に、合計時間が使ってよい時間に収まっているかを確認し、収まらなければ分類をやり直してください。
【出力の形】
次の順で、全体を1,200字以内にまとめてください。
1. 見出し「1枚メモ」の下に、媒体を行にした表。列は「媒体 / 分類(始める・続ける・やめる・保留) / 週の時間(幅) / お客さんの手がかり / 理由(1文)」。
2. 見出し「週の時間の合計」。使ってよい時間と、選んだ媒体の合計(幅)を並べて書く。
3. 見出し「選ばなかった媒体の理由」。やめる・保留の媒体ごとに、1〜2文。
4. 見出し「私が確かめること」。「不明」だった項目を、私が自分で確かめられる形(「〇〇の使い方を調べる」など)で箇条書き。
専門用語は使わず、やさしい言葉で書いてください。
【やらないこと】
- 媒体の仕様、アルゴリズム、規約、数字(フォロワー数、再生数、おすすめの頻度)を作らない。
- 「これをやれば集客できる」と約束しない。
- 私が書いていない情報を事実として扱わない。
- 時間の上限を超える案を出さない。
【題材の例】(架空です。実在の店ではありません)
入力1: 週に4時間
入力2:
- Instagram: 止まっている。週1〜2回出したい。1回の投稿に40〜60分。返信は週に20〜30分。写真の投稿が合うと私は感じている。常連さんから「インスタ見たよ」と言われた。
- X: 始めたが止まっている。週2〜3回出したい。1回10〜15分。返信は週10分。お客さんの手がかりは不明。
- LINE公式アカウント: 未開設。週1回配信したい。1回の配信に30分。返信は週30〜40分。直売で「通販の再入荷を知りたい」と数人に聞かれた。
- YouTube: 未開設。2週に1本(週0.5本)出したい。1本に3〜4時間。返信は週10分。手がかりは不明。
- ブログ: 未開設。週1本出したい。1本に90分。返信は少ない。手がかりは不明。
入力3: 自宅で焼き菓子を一人で作り、直売と通販で売る小さな店。お客さんは近所の人と通販の常連。発信では、再入荷と直売日を知らせたい。架空の個人店のSNSで返ってきた1枚メモ
Claudeで動かしました。入力は【題材の例】にある架空の焼き菓子の店で、週4時間の上限に、Instagram、X、LINE公式アカウント、YouTube、ブログの5つを候補に並べています。返ってくるまで約20秒でした。
使ってよい時間192分に対して、選ばれたのはInstagramだけで、週60〜150分でした。多めの週でも収まり、予備の48分はそのまま残ります。5つ並べても、1つに絞れば時間に余裕が残るわけです。
「LINEも手がかりがあるのに、なんで保留?」と思いますよね。表の理由には、新しく始めるのは1つまで、と書かれていました。LINEの手がかりが「ある」で、Instagramの「強い」より一段下だったことも関わっているかもしれませんが、どちらが決め手かは、この1回の出力からは言い切れません。
見ていて安心したのは、媒体の仕様や数字の目安のような話が1つも出てこなかったことです。返信の時間も、どの媒体でも0にはなっていません。ブログだけは入力で返信を「少ない」としか書いていなかったので、「90分+返信(不明)」と不明のまま残っていました。
選ばなかったSNSにも理由が残る
やめた媒体と保留の媒体には、こんな理由が付いてきました。
LINE: 再入荷と直売日を知らせる目的には合いそうですが、返信が週30〜40分かかります。まずInstagramを続けられるか見てから、次に始めるかを決めましょう。
X・YouTube・ブログ: お客さんがいる手がかりが不明で、時間もかかるため、今はやめます。
数か月たって「Xはなんでやめたんだっけ」と迷っても、このメモを開けば、手がかりが不明だったから、とすぐ分かります。逆に、手がかりが見つかったら、そこが見直すきっかけになります。
メモの最後には、自分で確かめることも並びます(抜粋)。
「インスタ見たよ」と言った常連さんが、どんな投稿を見たのかを聞く。 LINEで知りたいと言った数人に、LINEなら受け取りたいかを聞く。 Instagramの投稿が実際に1回何分かかるかを、2〜3回はかる。 Xを見ているお客さんがいるか、店で何人かに聞く。
どれも店先や作業の合間にできることです。不明だった項目が、調べものよりもお客さんへの一言に変わるのが、このメモのいいところです。
個人店のSNS選びで、お客さんの手がかりは自分の目で見直す
試したのは架空の店の入力で、2回です。1回目のあとで手順を直しました。Claudeでしか試していませんし、媒体を3つ以下や6つ以上にした入力も試していません。1回目は入力欄に「週に出したい回数」の項目が無く、時間が「1回投稿した週」の分で出てしまいました。計算式には回数が出てくるのに入力欄が無かったので、項目を足しています。試した入力には続いている媒体が無く、「続ける」に分類される場面は試せていません。
もう一つは、お客さんがいる手がかりの「強い」と「ある」の線引きです。手順を直す前と後の実行で、この列の判定が入れ替わり、それにつられて「始める」と「保留」も入れ替わりました。直す前と後で別の依頼文なので、同じ依頼文を繰り返して揺れを確かめたわけではなく、手順を直した影響も混ざっています。揺れる前提で見てください。依頼文には「強い」と「ある」の細かい線引きは書いていません。迷うときは、自分の店で実際に聞いた声の数と具体さで見直すといいと思います。表が返ってきたら、この列だけは自分で見直してください。
最初に決めるのは、週に発信へ使える時間の上限です。そこに候補の媒体と店の状況を足して、貼ってみてください。


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