個人店のホームページの文章は、AIに直してもらえます。中身のない言葉を外して、「何の店で、誰のための店か」が分かる形にする依頼文です。自分が使っているチャットのAIへ文章と一緒に貼ると、直した文章と、1文ずつの直した理由の表を出すよう頼んでいます。
貼っていない事実は作らず、足りない部分は【要記入】の空欄で返すよう頼んであります。空欄だけは自分で書き足して仕上げます。
「寄り添う」と書いたホームページの文章は、何が伝わらないのか?
お店のトップページ、最初の3行に何が書いてありますか?「お客様一人ひとりに寄り添い」「こだわりの空間で」「心を込めた丁寧な施術」。どれも嘘ではありません。ちゃんと書いたはずなのに、読んだ人にはまだ何の店かが分かりません。
店名を隣の店に、業種を別の業種に替えて読んでみましょう。美容室の文がエステでも整体でもそのまま通じるなら、その文には、この店にしか言えないことが入っていません。
寄り添う、と書くだけでは、何をしてくれる店なのか伝わらないんですよね。読む人が先に確かめたいのは、席がいくつあるか、何をしてもらえるか、自分に合う店かどうかだと私は思います。だから直すときは、足すより先に削ります。「寄り添う」を「親身に向き合う」に言い換えても、中身のなさは変わりません。
ホームページの文章をAIで添削するとき、先に伝える業種と来てほしい人と変えたくない言葉
直したい文章は、トップページ全部でなくて構いません。最初に目に入る短い数文や、「当店について」の紹介文1つから始めましょう。
文章と一緒に、店について次の3つも書き添えます(依頼文では「補足」の欄)。分からなければ空欄でも構いません(依頼文にもそう書いてあります)。
- 業種:ネイルサロン、美容室、行政書士事務所など、一言で
- 来てほしい人:年齢や性別より、その人が困っている状況で
- 変えたくない言葉:店名や、看板のメニュー名など
中でも大事なのが「来てほしい人」で、書き方のコツは状況で書くことです。「30代の女性」より「仕事で爪が割れやすくて、派手な色は選べない人」のほうが、どんな人向けの店かが読む人に伝わりやすいと私は思います。あとで見せる例では、この一文が直した文章の2行目にほぼそのまま入りました。
ホームページの文章をAIに頼む依頼文は、2か所を埋めて貼るだけ
埋めるのは、【ここに、ホームページの文章を貼る】の欄と、補足の3行の2か所だけです。ほかは触らず、そのままコピーして使えます。終わりのほうにある「題材の例」は、AIに判断の見本を見せる部分なので、消さずに残してください。
## お願いしたいこと
私のお店(または事務所)のホームページの文章を、最初の数行で「何の店で、自分に関係があるか」が分かる形に直してください。きれいに盛るのではなく、中身のない言葉を削って具体的にする方向で直します。直した文章と、直した理由を出してください。
## 先に守ってほしいこと
- 料金、場所、営業時間、席数、人数、実績、資格、年数など、私が貼った文章と補足に書いていない事実は作らない。推測で補わない
- 事実が足りない場所は、文を作らず【要記入:ここに何を書くか】と残す
- 「多くの方に選ばれています」「満足度が高い」のような、数字や実績を匂わせる言い回しを足さない
- 直した文章は、元の文章より長くしない
## 直したい文章
【ここに、ホームページの文章を貼る】
## 補足(分かる範囲でよい。空欄で構いません)
- 業種:【ここに書く】
- 来てほしい人:【ここに書く】
- 変えたくない言葉:【ここに書く】
## 進め方
1. 文章を1文ずつに分けて、番号を振る。
2. 各文に入れ替えテストをする。「店名を別の店に替え、業種を別の業種に替えても、そのまま成り立つ文」は「中身なし」。席の数、やること、来る人の状況など、この店にしか言えないことが入っている文は「残す」。「寄り添う」「こだわり」「丁寧」「心を込めて」「安心」「質の高い」を含む文は、まず中身なしを疑う。
3. 「中身なし」の文を、次の順で判断する。
- 貼った文章か補足に具体的な事実がある:その事実で書き直す
- 事実はないが、言いたいことは読み取れる:【要記入】を残す
- 事実も言いたいことも見当たらない:削る
- 迷ったら削る方を選ぶ
4. 文の順番を見直す。最初の3行(スマホで開いて最初に見える範囲)に、何の店か、誰のための店か、来るとどうなるかを入れる。分からない部分は【要記入】にする。
5. スマホで読める形に整える。1文は40字前後、1段落は2〜3文、段落の間は1行空ける。形容詞を増やさず、名詞と動詞で書く。
6. 最後に見返す。直した文章に、私が書いていない事実が混ざっていたら【要記入】に戻す。
## 出力の形
1. 直した文章(そのままホームページに貼れる形。【要記入】を含んでよい)
2. 直した理由の表。列は「元の文」「判定(残す/書き直す/削る)」「直し方」「理由(1行)」
3. 私に確認したいこと(【要記入】の数だけ、最大5つ。「この店は席が何席ですか」のように答えやすい聞き方で)
## 題材の例(架空)
次は、架空の小さな美容室の文章です。
元の文:「お客様一人ひとりに寄り添い、こだわりの空間でくつろぎのひとときをお届けします。」
判定:中身なし。他の美容室にも、エステにも使える。
直し方:補足に「席は2つ」とあれば「席は2つ。一度に施術するのは1組だけです」のように、事実で置き換える。補足に何もなければ【要記入:席の数、または1日に受けられる人数】を残して、私に聞く。
理由:「寄り添う」では何をしてくれるかが見えない。席の数や人数は、読む人が自分に合うかを決められる材料になる。
## やらないこと
- 元の文章にない料金、場所、実績、お客様の声を作らない
- 言い換えて飾るだけの書き直しをしない(「寄り添う」を「親身に向き合う」に替えるだけ、など)
- 直した理由を「より魅力的になります」のような一言で済ませないこの依頼文は、AIに1文ずつ入れ替えテストをさせます。「この文、隣の店でも言えますよね?」と、1文ごとに問い詰めてもらう形です。店名と業種を替えても成り立つ文は「中身なし」で、貼った文章か補足の事実があれば書き直し、言いたいことだけ読み取れれば【要記入】、何もなければ削ります。迷ったら削る側です。
もう1つの要は、書いていない事実を作らせないことです。料金や年数、資格のように、それらしく足されると困る情報は、文にせず空欄で返すよう先に頼んであります。直した文章を元より長くしない約束も、一緒に頼んであります。
AIが直したネイルサロンのホームページの文章と、直した理由の表
架空のネイルサロン「アトリエ・ミント」の文章を差し込んで、Claudeで試しました。
貼った元の文章
当サロンは、お客様の爪とお気持ちに寄り添い、心を込めた丁寧な施術をお約束します。こだわりのプライベート空間で、日常を忘れてくつろぎのひとときをお過ごしください。経験豊富なスタッフが、あなたの理想を叶えます。初めての方も安心してご来店ください。※ご予約は完全予約制です。施術は1人で行っており、1日4名までです。
補足には、業種にネイルサロン、来てほしい人に「仕事で爪が割れやすくて、派手な色は選べない人」、変えたくない言葉に店名を書きました。
この文章の中で、AIが「残す」と判定したのは、どの文だったと思いますか?
直した文章は6行
アトリエ・ミントは、ネイルサロンです。
仕事で爪が割れやすく、派手な色は選べない方のための店です。
【要記入:割れやすい爪に、どんな施術や色の提案をするか】
施術は1人で行います。
完全予約制で、1日4名までです。
【要記入:施術する人の経験年数、または持っている資格】AIが唯一「残す」と判定したのは、最後に※で添えた注記でした。元の文章ではいちばん後ろに回っていた、人数と予約の条件です。最初の3行は、店名と業種、誰のための店か、そして空欄で、読む人が先に知りたいことから順に並びました。元の文章より短く、飾りの言葉も足されていません。
元の文章を、AIは残す文と直す文と削る文に分けた
出てきた表から、元の文、判定、理由の3列を抜き出しました。判定は、残す、書き直す、削るの区別です(直し方の列は省いています)。
AIから最後に聞き返された2つの質問
表のあとに、確認したいことが2つ付いていました。割れやすい爪にどんな施術をして、派手でない色は何を使っているか。施術する人の経験年数や資格はあるか。【要記入】の数と同じ2つで、答えやすい聞き方でした。
空欄が残ったホームページの文章は、自分の言葉で埋める
空欄に入るのは、割れやすい爪にどんな施術をするか、施術する人の年数や資格です。店の人にしか書けない事実なので、AIに聞かれた2つの質問に1文ずつ答える形で書き足しましょう。
この空欄をAIに「それらしく埋めて」と頼み直すのは、私はおすすめしません。貼っていない事実を作らせることになり、この依頼文で頼んだことと逆になるからです。
ホームページの文章に料金を載せたいときと、事務所の紹介ページに使うとき
料金やお客様の声も載せたいときは、直したい文章のほうに実際の料金や声を書き足してから貼ってみましょう。この依頼文は、貼っていない料金やお客様の声を作らないよう頼んであり、今回も出てきませんでした。
行政書士などの事務所の紹介ページにも、同じ依頼文を貼れます。依頼文に「私のお店(または事務所)」と書いてあるからです。業種に「行政書士事務所」、来てほしい人に「親の家の相続で、何から手をつければいいか分からない人」のように書けば、店と同じ考え方で直すよう頼めます。
AIで直すホームページの文章、Claudeで確かめた範囲と使う前の注意
試したのは2026年10月17日、架空のネイルサロンの短い文章1つを、Web検索やファイルを使わない設定のClaudeで、依頼文を直さずに1回だけです。Claude以外のAIは試していません。貼った文章は、依頼文で中身なしを疑うよう頼んである言葉(寄り添う、こだわり、丁寧、心を込めて、安心)を含む形で用意したので、それ以外の言葉でも同じ判定になるかは分かりません。
事実がたくさん入った長めの文章、料金やお客様の声を入れた文章、事務所の紹介ページ、補足を空欄のまま貼る使い方、補足を書き足して貼り直す使い方、公開後の読まれ方も確かめていません。1回しか試していないので、毎回同じ文章が出るとは限りません。
今回の直した文章には【要記入】が2か所残りました。空欄が残っている間は、ホームページに貼らないでください。依頼文の進め方の最後でAIにも見返させていますが、公開する前に1行ずつ、自分の店の事実と合っているか読み返しましょう。
まずはトップページの最初の数文を、補足の3行と一緒に貼ってみてください。


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