子どもが眠くなる寝かしつけのお話を、AIに毎晩作ってもらう

モフリ
モフリ

@mofuri3 ・ 1本

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寝かしつけのお話は、子どもの好きなものと今日の出来事をAIに渡せば、毎晩ちがう1本が作れます。ただ寝る前に欲しいのは、楽しいお話より眠くなるお話ですよね。山場を抜いて、出てくるものが順に眠っていく形になるよう依頼文で決めておけば、そのまま貼るだけで今夜の分ができます。

寝かしつけのお話が盛り上がると、何が困るのか?

「きょうは電車のお話して」と毎晩リクエストが来て、昨日と同じ話だと「それ知ってる」と返される。絵本を読めば「もういっかい」「つぎは?」が始まって、目はぱっちりのまま。そんな夜、ありませんか?

盛り上がる話ほど、子どもは起きるんですよね。小児スリープコンサルタントの医師が監修したマイナビニュースの記事でも、寝かしつけの読み聞かせは「適度な抑揚で淡々と読むのがいいでしょう」とされ、「子供を興奮させてしまうと中々寝つけなくなってしまいます」と書かれています。

ただ、親の声をいくら静かにしても、お話のほうに「すると、そのとき」が入っていたらどうでしょう?子どもは続きを待って、耳をすませてしまいます。読み方の前に、お話の作りから眠る方向へ寄せておきたいところです。

寝かしつけのお話は、山場を抜いて作る

AIに頼むときに依頼文で決めているのは、次のところです。

  1. 好きなものは、休む場面でだけ出す。電車なら走る場面でなく、ゆっくりになって車庫で止まる場面にする
  2. 今日の出来事は、筋を使わず感触だけ使う。パン屋さんで焼きたてのパンを買ってもらった日なら、パンもお店も出さず「まるくて、ほかほかで、いいにおい」だけを書く
  3. 新しいものを出すのは前半まで。後半は、もう出たものがもう一度眠る様子と、同じ言い回しの繰り返しだけで進める
  4. どの段落も「ねむりました」か「しずかになりました」で閉じる

感触だけ使うのは、楽しかった場面をそのまま再現すると、思い出して元気になってしまうからです。うれしかった出来事は、あたたかさやにおいに変えてふとんへ持ち込みます。

最後の決まりは、読む親のための仕掛けです。どの段落も何かが眠って終わるので、寝息が聞こえたら、その段落の終わりで読むのをやめても話が途中で切れたように聞こえません。途中で寝落ちしても困らない、と思えるだけで、だいぶ気が楽になりませんか?

ほかにも、暗い部屋でスマホの文字を追いながら読む前提で、漢字を使わずひらがなとカタカナだけ、1文30字以内、段落ごとに空行、と指定しています。悪者や迷子、けんか、子どもへの問いかけ、ガタンゴトンのような大きな擬音も入れません。

寝かしつけのお話をAIに頼む依頼文

書き換えるのは、依頼文の最初にある入力欄の5行だけです。子どもの呼び名と年齢、一緒に聞くきょうだい、好きなもの2〜3個、今日あったこと1つ、読む時間を書いて、依頼文ごとAIに貼ってください。

これから、子どもを寝かしつけるときに読み上げるお話を1本作ってください。
読み終わるころに子どもが寝息を立てていれば、このお話は成功です。わくわくする展開や教訓は入れないでください。

## 入力(ここを書き換えて貼ってください)

- 子どもの呼び名と年齢: (ここに書く。例: そうちゃん 4歳)
- 一緒に聞くきょうだいの続柄・呼び名・年齢: (例: 妹 みいちゃん 2歳。いなければ空欄)
- 好きなもの(2〜3個): (ここに書く)
- 今日あったこと(1つ): (ここに書く)
- 読む時間の目安: (3分 / 5分 のどちらか。空欄や4分以下は3分、6分以上は5分として書く)

## 手順

1. 入力の「好きなもの」それぞれについて、それが夜にどう休むかを1行ずつ考える。例: 電車なら車庫に帰って明かりを消す、鳥なら羽に顔をうずめる。
2. 「今日あったこと」から、あたたかい・やわらかい・いいにおい、のどれかに当たる感触を1つ取り出す。出来事の筋(誰が何をしたか)は使わず、感触だけを使う。
3. お話の流れを決める。夕方から夜へ時間が進み、登場するものが1つずつ順番に眠っていく。最後に子ども本人がふとんに入って目を閉じるところで終わる。
4. 新しいものを出してよいのは、段落の数で数えて全体の前半までにする(段落数が奇数なら、半分を切り捨てた数まで)。残りの段落は、すでに出たものがもう一度ねむる様子と、同じ言い回しの繰り返しだけで進める。
5. 1つの段落は1〜2文、1文は30字以内で書く。段落ごとに空行を入れる。段落の数は、3分なら10〜12、5分なら16〜18にする。
6. 書き終えたら、下の「判断基準」と「やらないこと」に当てはまる箇所がないか見直し、あれば書き直してから出力する。
7. お話の後に、子どもが途中で聞いてきそうな質問を3つ選び、それぞれに静かに返す一言を付ける。

## 判断基準

- 好きなものが乗り物や動物など動きの大きいものなら、走る・飛ぶ場面ではなく、止まる・休む場面だけを描く。電車は「走っている」でなく「ゆっくりになって、止まる」。
- 今日の出来事が楽しかったことなら、思い出して盛り上がらないよう、その場面を再現しない。焼きたてのパンなら「買ってもらってうれしかった」ではなく「まるくて、ほかほかで、いいにおい」だけを書く。
- 「それからどうなったの?」と聞きたくなる区切り(扉を開けると、そのとき、すると)は使わない。段落の終わりは、町や空、ふとんのような物や場所が主語の段落も含めてすべて、「ねむりました」か「しずかになりました」のどちらかで閉じる。2つは交互でも続けてもよい。親は子どもが寝たら、その段落の終わりで読むのをやめられる。
- 繰り返しの言い回しを1つ決めて、後半で3回以上使う。例: 「ふわあ、とあくびをして、ねむりました」。
- きょうだいがいて、どちらかが3歳以下なら、1文を20字以内にし、2つ以上のことを1文に入れない。
- きょうだいがいるときは、2人の呼び名を本文でそれぞれちょうど2回ずつ出す。きょうだいの呼び名が空欄で続柄だけ書かれていれば、続柄をひらがなで呼ぶ(いもうと、おにいちゃんなど)。きょうだい欄が空欄なら、本文に出てくる人物は子ども本人だけにする。
- 字数は3分なら400〜500字、5分なら700〜800字のあたりに収める。段落の数と字数が合わないときは、段落の数を優先する。

## 出力の形

1. お話の本文(題名は付けない。段落ごとに空行。漢字は使わず、ひらがなとカタカナだけで書く)
2. 本文の後に1行あけて「聞かれたときの返し」とだけ書いた行を置き(記号は付けない)、その下に質問と一言の返しを3組、「- 質問 → 返し」の形の箇条書きで。返しは20字以内で、話を広げず「あしたまた聞こうね」の方向で閉じる
3. 前置き、解説、読み方のアドバイスは書かない

## やらないこと

- 悪者、迷子、暗くてこわい場所、別れ、けんかなど、心配になる要素を入れない
- 「〇〇しようね」「〇〇が大事だね」といった教訓やしつけの言葉を入れない
- 入力にない人物の名前や、実在の駅名・店名を新しく出さない
- 子どもへの問いかけ(〇〇はどう思う?)を入れない
- 擬音を大きな音にしない(ガタンゴトン、ドーンは使わず、ことこと、ふわあ、すうすう程度にする)
- 絵文字や記号での装飾をしない(出力の形で指定した箇条書きの「- 」と「→」は除く)

## 題材の例(架空)

- 子どもの呼び名と年齢: そうちゃん 4歳
- 一緒に聞くきょうだいの続柄・呼び名・年齢: 妹 みいちゃん 2歳
- 好きなもの: 電車、近所の公園にいるカモ
- 今日あったこと: 保育園の帰りに、パン屋さんで焼きたての丸いパンを1つ買ってもらった
- 読む時間の目安: 3分

きょうだいがいなければ、2行目は空欄のままで大丈夫です。その場合、お話に出てくる人物は本人だけになります。末尾の「題材の例(架空)」は書き方の見本なので、自分の家の入力を書いたら消してから貼ると取り違えません。

好きなものは、電車や恐竜のように動きの大きいものでもかまいません。依頼文の側で、止まる場面や休む場面に寄せるよう決めてあります。お子さんの好きなものなら、何を書きますか?

AIが書いた寝かしつけのお話は、こうなりました

ここからは、依頼文の末尾にある架空の例をそのまま入力にして出したお話です。4歳のそうちゃんと2歳の妹みいちゃん、好きなものは電車と公園のカモ、今日の出来事は焼きたての丸いパン、時間は3分です。冒頭はこう始まりました。

えきのでんしゃが、ゆっくりとまりました。でんしゃは、しゃこでねむりました。


こうえんのカモが、いけにうかんでいます。カモは、はねのなかでねむりました。

電車もカモも、走ったり泳いだりする場面には一度も出てきません。パンもパン屋さんも出てこなくて、「ほかほか」の感触だけがふとんに移されていました。依頼文の決まりが、そのまま形になっています。

後半は、同じ言い回しの繰り返しで静かに進みます。

みいちゃんは、まるくなっています。すうすう、ねむりました。


そうちゃんが、ゆっくりめをとじました。すうすう、ねむりました。

お話は12段落で、3分ほどで読める長さでした。全部ひらがなとカタカナなので、暗い部屋でもつかえずに読めます。どの段落も「ねむりました」か「しずかになりました」で終わるので、寝息が聞こえたところでやめても大丈夫です。

お話のあとには「聞かれたときの返し」が3組付きます。そのうち2組がこちらです。

でんしゃは、どこにいるの? → しゃこでねてるよ。あしたまたきこうね。


もういっかいよんで → あしたまた、きこうね。

「もういっかい」に新しい話で応えず、明日へ回す一言です。どれも短いので、小さな声のまま返せます。

1つ気をつけたいのが長さです。3歳以下の子が一緒に聞くときは1文を短くするので、お話が少し短めに出ることがあります。段落が10〜12個あれば3分の分としては十分なので、短く見えても気にせず読んでみてください。

寝かしつけのお話をAIに頼む前に知っておきたいこと

確かめたのは、Claudeで依頼文を2回通し、お話が出てくるところまでです(載せたのは2回目の出来上がりです)。山場を抜いたお話で子どもが早く眠るかどうかは確かめていないので、効き目は約束できません。お子さんと何晩か読んでみて、合うかどうかを見てください。

打ち込むのも読むのも、親の役目にしておくのがおすすめです。子どもにAIを直接触らせる使い方は、この依頼文では考えていません。呼び名もニックネームで足ります。

今夜の分は、入力の5行を書くだけで用意できます。最後の段落まで読む前に、寝息が聞こえてくるといいですね。