レシートのない支出を、カード明細との突き合わせでAIに洗い出させる

Rei
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@rei_keihi ・ 1本

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月末のカード明細とレシートの山、どこから手を付けるか迷って固まること、ない? 明細とレシートの一覧をAIに貼ると、行ごとに「あり」「なし」「怪しい」が付いて、先に確かめる行まで返ってくる。そのまま貼れる依頼文を下に置いておく。経費にできるかの判断はさせず、行に対応する紙があるかの突き合わせ(照合)だけをやらせるんだよね。

「怪しい」は、金額や日付が少しずれる、同じ行が2つ並ぶなど、明細だけでは白黒がつかない行のこと。依頼文の中で判断基準を決めてある。

カード明細とレシートを突き合わせると、こんな表が返ってくる

カード明細とレシートが並び、赤い折りたたみ傘が脇に置かれているイラスト

Claudeで1回試した。材料は、架空のフォトグラファーの9月のカード明細15行と、手元にあるレシート・領収書の一覧。明細の一部はこう。

09-03 JR 新幹線 東京-新大阪 14,720円
09-03 JR 新幹線 東京-新大阪 14,720円
09-06 コンビニ 560円
09-07 クラウドストレージ 月額 1,490円
09-08 動画配信サービス 1,490円
09-14 スーパー 3,240円
09-22 Amazon 4,000円
09-22 Amazon 3,980円

レシート側には、新幹線の領収書が1枚だけ。コンビニのレシートは540円で、ほかに文字がかすれて読めないレシートが1枚、「日付は9/22の気がする」とメモしてある。月末の机の上って、だいたいこんな感じだと思う。

これを依頼文と一緒に渡したら、21秒ほどで表が返ってきた。15行の判定から「あり」以外の行を抜き出すと、こうなる。

| 行 | 日付 | 店名 | 金額 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 09-03 | JR 新幹線 東京-新大阪 | 14,720 | 怪しい | 同日同店同額が2行。二重請求か2回払ったかは明細だけでは不明。レシートは1枚 |
| 3 | 09-03 | JR 新幹線 東京-新大阪 | 14,720 | 怪しい | 同上 |
| 6 | 09-06 | コンビニ | 560 | 怪しい | レシートは540円で20円小さい。チップ・立替・決済のずれの可能性 |
| 7 | 09-07 | クラウドストレージ 月額 | 1,490 | なし | |
| 8 | 09-08 | 動画配信サービス | 1,490 | なし | |
| 11 | 09-14 | スーパー | 3,240 | なし | |
| 14 | 09-22 | Amazon | 4,000 | 怪しい | 読めないレシート1枚(9/22の気がする)が対応するか分からない。15行目と取り合い |
| 15 | 09-22 | Amazon | 3,980 | 怪しい | 同上。どちらか一方は「なし」かもしれない |

集計
- 対象15行:あり7、怪しい5、なし3
- なし:3 ÷ 15 = 0.2 → 20%

対応する紙がない行は、15行中3行で20%。中身はクラウドストレージ、動画配信、スーパーで、どれも大きな買い物じゃない。月額の支払いはレシートが紙で手元に来ないことが多いから、紙の山をいくらめくっても出てこないんだよね。この割合と行が見えるだけで、月末に探す場所がだいぶ絞れると思う。つまり、全部の紙をひっくり返さなくても、「ここは探しても出ない」と先に分かるってこと。

ただ、読み応えがあるのは「怪しい」の5行のほうなんだよね。そっちは少し後で追いかける。

レシートがない支出を洗い出す依頼文は、これをそのまま貼る

明細とレシートを1行ずつ対応させ、判定、集計、確認の順番まで出させる依頼文がこれ。どの行が事業用かは推測させないし、一覧にないレシートを「あるはず」と補わせもしない。コピペして、日付と明細とレシートの3か所を自分のものに替えるだけで使える。

カード明細とレシートを突き合わせて、明細の行ごとに「レシートがある・ない・怪しい」を一覧にしてください。経費にできるかどうかの話はしないでください。見たいのは、明細の行に対応する紙があるかだけです。

今日は【今日の日付を書く】です。

【入力】
明細(1行ごとに 日付 / 店名 / 金額 / 私用なら「私用」)
ここに明細を貼る

レシート・領収書の一覧(日付 / 店名 / 金額)
ここにレシートの一覧を貼る

【手順】
1. 「私用」と書いた行は、突き合わせの対象から外してください。中身には触れず、最後に「対象外 〇行」と数だけ書いてください。私用と書いていない行を、店名から私用と決めつけないでください。
2. 残った行を、日付・金額・店名が合うレシートと1行ずつ対応させてください。1枚のレシートを2行に使い回さないでください。
3. 各行に次のどれかを付けてください。
 ・あり:日付・金額・店名が合う
 ・なし:対応しそうなレシートが一覧にない
 ・怪しい:下の判断基準に当たる
4. 「怪しい」には、理由を一言で添えてください。
5. 最後に集計し、確認の優先順を付けてください。

【判断基準】
・金額が少し違う(レシートの方が小さい)、または日付が数日ずれる場合は、「あり」にせず「怪しい」にしてください。チップ・立替・決済日のずれが考えられると書き、断定はしないでください。
・同じ日・同じ店・同じ金額の行が2つある場合は、どちらも「怪しい」にしてください。二重請求か、本当に2回払ったかは、明細だけでは分かりません。
・店名が明細とレシートで違っても、金額と日付が合うなら「怪しい」にして、店名表記の違いかもしれないと書いてください。
・迷ったら「あり」ではなく「怪しい」にしてください。

【出力の形】
1. 表:行番号 / 日付 / 店名 / 金額 / 判定 / 理由(「怪しい」「なし」のみ)。
2. 集計:対象行数のうち、なし・怪しいがそれぞれ何行で、「なし」は何%か。割り算は式も書いてください。
3. 先に確認する行:金額が大きい順に最大5行。同額なら「怪しい」を先にしてください。行ごとに、何を見ればよいかを1文で。
全体で800字以内、前置きと感想は不要です。

【やらないこと】
・入力にない金額、日付、店名を作らない。
・レシートの一覧に無いものを「あるはず」と補わない。
・どの行が事業用かを推測しない。
・分からない行は「分からない」と書く。

【題材の例】(出張撮影が多い架空の個人事業主の1か月分です。実在しません。貼る前に消して、自分のデータに置き換えてください)
明細:
1. 10/01 新幹線予約 18,400
2. 10/01 新幹線予約 18,400
3. 10/03 ビジネスホテル松本 9,800
4. 10/03 コンビニ 1,240
5. 10/05 レンタカー 14,300
6. 10/06 カメラ店 6,600
7. 10/08 スーパー 3,180 私用
8. 10/09 食堂 2,750
9. 10/10 ガソリン 5,420
10. 10/12 ホテル鎌倉 8,900
11. 10/14 ネット通販 4,980
12. 10/15 ドラッグストア 2,100 私用
13. 10/18 駐車場 1,600
14. 10/20 クラウド保存 1,480
15. 10/22 居酒屋 6,200
レシート:
10/01 新幹線 18,400 / 10/03 ビジネスホテル松本 9,800 / 10/03 コンビニ 1,240 / 10/05 レンタカー 14,300 / 10/06 カメラ店 6,600 / 10/09 食堂 2,500 / 10/10 ガソリン 5,420 / 10/20 クラウド保存 1,480 / 10/21 居酒屋 6,200

貼る前に書き換えるところ

上のほうの「【今日の日付を書く】」は、今日の日付に書き換える。「今日は2026年10月19日です。」のような形でいい。

「ここに明細を貼る」の行は消して、カード明細を1行ずつ貼る。日付、店名、金額が並んでいれば十分。家の買い物など私用だと分かっている行には、行末に「私用」と書き足しておくと、その行だけ突き合わせから外れる。

「ここにレシートの一覧を貼る」には、手元のレシートと領収書を日付・店名・金額で打った一覧を入れる。読めない紙も捨てずに、「かすれて読めない、日付は9/22の気がする」と分かることだけ書いておけばいい。試走の資料もそうしてあって、その1枚はちゃんと取り合いとして扱われた。

最後に、末尾の【題材の例】から下は、自分の資料を貼るときはまるごと消す。例は架空の10月分の明細だから、残すと自分の行と見分けがつかなくなるんだよね。

新幹線が同じ日に2行、カード明細の二重請求とは言い切れない?

同じ形の2枚の紙の片方に赤い印が付き、新幹線の切符が添えられているイラスト

9月3日に、東京から新大阪の新幹線が14,720円で2行。領収書は1枚。これ、二重請求だと思う?それとも本当に2回乗った?

答えは「明細だけでは分からない」なんだよね。AIもどちらとも決めず、2行とも「怪しい」にして、理由に「二重請求か2回払ったかは明細だけでは不明」と書いた。依頼文の判断基準で、同じ日・同じ店・同じ金額の行は両方「怪しい」にすると決めてあるからだ。

コンビニの560円も同じ扱いになった。レシートは540円で20円小さい。同じ買い物として「あり」にしたくなるところを、AIは「チップ・立替・決済のずれの可能性」と添えて「怪しい」に回している。

Amazonはもう少しややこしい。9月22日に4,000円と3,980円の2行があって、読めないレシートは1枚だけ。AIはその1枚がどちらの行のものか分からないとして2行とも「怪しい」にし、「どちらか一方は『なし』かもしれない」と書いた。1枚のレシートを2行に使い回さない、という決まりが効いているんだと思う。

「怪しい」が15行中5行は多い。でも、迷ったら「あり」より「怪しい」に倒すのは、わざとそうしてある。間違って「あり」にした行は見直す機会がなくなりやすいけど、「怪しい」なら確認1回で片が付く。月末に見落としたくないのは前者のほうなんだよね。

じゃあ、その「怪しい」を含めて、どの行から手を付ければ早く終わるのか。AIはそこまで順番を付けてくれた。

レシートの確認は、カード明細のどの行から始める?

表のあとに、先に確認する行が金額の大きい順で5行まで出てくる。試走ではこうだった。

1. 行2(14,720円・怪しい):新幹線の領収書が1枚だけなので、2回乗ったのか二重請求かをカード会社の明細で確かめる。 2. 行3(14,720円・怪しい):行2と同じ。もう1枚の領収書があるか探す。 3. 行14(4,000円・怪しい):読めないレシートの金額と店名を、Amazonの注文履歴で確かめる。 4. 行15(3,980円・怪しい):同じく注文履歴で、9/22の2件の注文内容を見る。 5. 行11(3,240円・なし):スーパーのレシートが手元にないか、店名と日付で探す。

見に行く先が行ごとに書いてあるのがいい。新幹線はカード会社の明細、Amazonは注文履歴、スーパーはレシートの探し直し。上から順に片付ければ、金額の大きい不明点から消えていく。「どこから手を付けよう」と固まる時間は、だいぶ減ると思う。

クラウドストレージと動画配信の1,490円は、金額順に並べると後ろに回るので5行の枠に入らなかった。紙が届かないことが多い支払いだから、確かめるならサービス側の請求の記録を見に行くことになると思う。

カード明細と領収書の照合をAIに任せる前の注意

試したのはClaudeで1回だけで、資料も架空のもの。ほかのAIや実際の明細では試していない。レシートは文字で打った一覧を貼る前提で、写真をそのまま読ませるやり方も確かめていない。

試走の資料には「私用」と書いた行がなかったので、出力の1行目は「対象外 0行(「私用」の記載なし)」になった。動画配信やスーパーが私用っぽい、という指摘も出ていない。店名から私用と決めつけないよう依頼文で止めているから、私用の行には自分で印を付けるしかない。

出力も短めで、表と集計と確認する行だけだった。800字以内で前置きも感想も省かせているので、「あり」の行には理由が付かない。

それから、この依頼文は経費にできるかどうかを判断しない。帳簿や書類の保存の決まりは、国税庁のページで確かめてほしい。

経費にできるかの話は後回し。まず、明細の行に対応する紙があるかだけ数えるんだよね。次の月末、明細を開いたら、依頼文を貼って、紙のない行が何割あるかから見てみて。貼るのは3か所だけだから、試すハードルは低いと思う。