ChatGPTのIntelligent UI、家計の見直しはこう聞く

多恵
多恵

@tae_0707 ・ 1本

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家計の見直しをChatGPTに聞いて、数字を1つ変えるたびに聞き直し、出てきた表をNotionに貼り直してない? 米国時間10月7日から順に始まったIntelligent UIは、答えの中に計算ツールやフォームを出して、その往復を減らせるかもしれない機能で、無料版も対象になってる。家計・割り勘・週末の予定について、公式や報道が挙げている例に寄せた聞き方をまとめた。

ChatGPTのIntelligent UIは、答えの中に計算ツールを置く機能

これまでのChatGPTは、どんな質問にもだいたい文章と表で答えてきた。新しいGPT-6は、質問に合わせて文章・図・グラフ・ボタン・フォームを組み合わせ、会話の中でそのまま触れる形で答えるよう訓練されている。OpenAIはこの仕組みをIntelligent UIと呼んでいる。

報道で紹介された例には、暮らしの質問に近いものが多い。PC Watchの記事は割り勘の計算ツールと老後資金の計算ツール、観光スポットを示す地図を挙げていて、MacRumorsは人数に合わせて分量が変わるレシピやチェックリストを紹介している。ビジネス+ITが書いているのは、貯蓄の増え方を試す計算ツールだ。

私が気になるのは、見た目の新しさより聞き直しの回数のほう。「スマホ代をあと1,000円下げたら?」と聞くたびに表が丸ごと出し直される今のやり方が、数字を入れ替えるだけで済むなら、それだけでかなり助かる。

Intelligent UIは無料版でも使える?

使える。ただし全員に同じ日に届くわけではなく、プランごとに順番に広がっている。

プラン
使われるモデル
提供開始(米国時間)
Plus、Pro、Business、Enterprise
GPT-6 Sol
10月7日から順次
Free、Go
GPT-6 Luna
10月8日から順次

対象はChatGPTのChatタブで、ChatGPT WorkとCodexのモデルは今回変わっていない。9月に出たWorkとCodex向けのGPT-6 SolとLunaとは別の版なので、名前が同じでも混同しないようにしたい。

日本のアカウントでも出るのか、気になってない? OpenAIの発表を伝える海外報道は「全世界で順次」としていて、日本を外すという記述は見当たらない。ただ、日本語の質問でも英語と同じように部品が出るかどうかは、公式は明言していない。自分の画面にまだ出ていなくても、順番待ちのことがある。

家計の見直しで計算ツールを出しやすい聞き方

公式ヘルプの説明では、文章で答えるか部品を出すかは、GPT-6が質問に合わせて選ぶ。だから必ず出す方法はない。それでも報道の例を並べると共通点があって、割り勘も老後資金も貯蓄も「数字を入れ替えて何度も見たい」質問だった。

そこで私は、聞き方を次の3点に寄せるのがよさそうだと考えてる。

  1. 実際の金額を書く
  2. 動かしたい数字を名指しする
  3. 結果を表でも残すよう頼む

以下の質問例は、金額を自分の数字に替えればそのまま使える。数字はすべて例で、出てくる部品は質問ごとに変わりうる。

固定費の見直しは、金額と動かしたい項目を書く

毎月の固定費を見直したい。下の金額で、どれをいくら減らすと年間でいくら浮くかを、数字を動かして比べられる形で見せて。
・スマホ2台 8,400円
・ジム会費 7,700円
・動画と音楽のサブスク 3,560円
・電気代 9,000円
最後に、結果を表でもまとめて。

最後の一行は、Notionに残すためのもの。計算ツールが出ても出なくても、貼り付けられる表が手元に残る。

割り勘の計算は、人数と端数のルールまで書く

幹事のとき、1円単位の端数でもやもやしたことはない? 割り勘はPC WatchとMacRumorsの両方が例に挙げている場面なので、端数の扱いまで書いておく。

4人で焼肉に行って、合計18,700円だった。人数と、飲み物を頼んでいない人の数を変えながら、1人いくらになるか計算できるようにして。端数は100円単位で切り捨てて、足りない分は幹事が払う形にしたい。

週末の行程は、着く時刻と移動手段を入れて地図を頼む

土曜に横浜で、赤レンガ倉庫、中華街、山下公園を回りたい。10時に桜木町駅に着いて、移動は徒歩と電車。回る順番と移動時間を、地図つきで見せて。

地図は報道で例に挙がっている部品のひとつ。ただし移動時間はモデルの見積もりなので、出かける前に乗換案内で確かめておくと安心できる。

貯金の試算は、利息を外して数字だけで聞く

毎月3万円を貯金に回すと、5年後と10年後にいくらになるか知りたい。毎月の額を1万円から5万円まで変えて比べられるようにして。利息は考えなくていい。

利息や運用の条件を入れると前提が増えて、出た数字が合っているか自分で確かめにくくなる。まずは単純な積み立てで聞くのがいい。これはお金の助言ではなく、計算の手間を減らすための使い方。

計算ツールの数字、Notionに貼る前に電卓で1回確かめる

出てきた数字、そのまま貼ろうとしてない? 部品がきれいに組み上がっていても、中の数字が正しいとは限らない。貼り付ける前に、1行だけ電卓で確かめておきたい。

貯金の例なら、3万円×12か月×5年で180万円、10年なら360万円。計算ツールの数字がこれと合うかを見るだけでいい。

割り勘の例は、合計に戻るかで確かめられる。18,700円÷4人は4,675円で、100円単位で切り捨てると4,600円。幹事以外の3人で13,800円、幹事は残りの4,900円になり、足すと18,700円に戻る。ツールの答えがこの形になっているか確認してから、Notionに貼れば十分。

Intelligent UIが出ないとき、多すぎるとき

聞いても文章と表しか返ってこないときは、次の順で見直してみて。

  1. 順次提供なので、まだ自分のアカウントに届いていない
  2. ChatGPT WorkやCodexの画面で聞いている。対象はChatタブだけ
  3. 古いデスクトップアプリを使っている。海外の報道では、ブラウザと最新のスマホアプリで動き、古いWindows版・Mac版のデスクトップアプリは対応していないと伝えられている
  4. GPT-6が文章で十分と判断した。「数字を動かして比べられる形で」と添えて聞き直す

反対に、グラフやボタンが多すぎて読みにくいときは、Web版の設定で減らせる。公式ヘルプの英語表記では「Personalization → Layout and Visuals → Simple」で、部品は減るものの、完全には消えないと案内されている。

家計の質問、今月はどれからChatGPTに聞く?

いちばん効きそうなのは、毎月同じ質問を数字だけ変えて聞き直しているもの。固定費の質問なら、上の例の金額を自分の数字に替えて1回送るだけで済む。

計算ツールが出たら電卓で1行確かめてから貼り、出なかったら表だけ受け取れば今までどおり。あなたが毎月聞き直している家計の質問は、どれだろう?