読んだ本、本当に分かったと言えるか確かめるには?

AI手帳術@ふみ
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@fuminote ・ 10本

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読んだ本を本当に分かったかどうかは、読書メモに自分の言葉と生活の例があるかで確かめられます。読書メモをAIに貼ると、分かったつもりのところと明日やる小さな課題が、手帳に書き写せる約200字にまとまって返ってきます。AIに貼る依頼文の全文を載せます。

読書メモをAIに通すと、手帳に写せる形で何が返ってくるか?

読書メモをAIに貼り、返ってきた短いチェック結果を手帳に書き写す流れ

試したのは架空の本と、架空の読書メモです

題材にしたのは「返事は一晩おいてから」という本です。実在しない架空の本で、読書メモも試すために作ったものです。

メモは6行にしました。本からの抜き書きが3行、感想が2行、暮らしの場面を書いた行が1行という、手帳にありそうな混ざり方にしました。

読書メモ: ・「急ぎの返事ほど、急がなくていい」 ・すごく刺さった。私のことだと思った ・「即答は、相手のためではなく自分の不安を消すためにしている」 ・LINEの既読をすぐ返さないと落ち着かないのは、これかも ・「一晩おくと、断る言葉が見つかる」 ・読んでよかった。人間関係が楽になりそう 変えたいこと: 頼まれごとをその場で引き受けて、あとで困るのをやめたい

Claudeで試しました。返事は35秒ほどでした。途中で質問されて止まることもなく、1回で出来上がりまで出ています。

返ってきた約200字

【読書チェック】 返事は一晩おいてから/10月11日 【分かっていそうなところ】 「即答は不安を消すため」を LINEの既読と結びつけて書けている 【分かったつもりかもしれないところ】 急ぎの返事ほど急がなくていい  → 言い直し/自分の例/理由・条件 一晩おくと断る言葉が見つかる  → 言い直し/自分の例/理由・条件 【手帳で答える問い】 1. 即答したくなるのは、どんな相手のとき? 2. 一晩おくと、なぜ断る言葉が出てくる? 3. 最近その場で引き受けた頼みごとは? 【明日の小さな課題】 □ 明日、頼まれごとをされたら  その場で「明日返事します」と言う

1行が20字ほどなので、マンスリーの余白やノートの端にも収まる長さです。問いには答えが書かれておらず、答えは自分の字で手帳に書きます。書くのは紙、見つけるのはAIという分担が、そのまま形になっています。

出来上がりの最後には、もう1つ【仮定したこと】が付いていました。AIがメモを読むときに補った推測を書く欄で、手帳に写す部分ではないため、上には載せていません。

2番の「なぜ」は、6行のメモのどこにも書かれていないことを聞いています。ここで手が止まるなら、そこが分かったつもりの場所です。

読書メモを貼るだけの依頼文

依頼文は、AIに最初に貼る指示の文章です。【入力】の4行を書き換えて、全文をそのまま貼ります。本の名前と日付は空でも進むように書いてあります。末尾の【題材の例】は消しても残しても構わず、残したまま貼った今回は、差し込んだメモのほうだけが処理されました。

【お願いしたいこと】
下に貼る私の読書メモを読んで、私が「分かったつもり」になっているところを見つけ、明日から試せる小さな課題を1つ決めてください。結果は、寝る前の数分で手帳に書き写せる短さでまとめてください。

【入力】
本の名前: ここに本の名前を書く(書かなければ「この本」と呼んでください)
読み終えた日: ここに日付を書く(なくてもかまいません)
読書メモ: ここに手帳やノートに書いた感想・抜き書き・線を引いた箇所をそのまま貼る
変えたいこと(任意): ここに、この本を読んで生活のどこを変えたかったかを1行で書く

【進め方】
1. メモを1行ずつ読み、次の4つに分けてください。
 A: 本の文をそのまま写した抜き書き
 B: 「なるほど」「良かった」などの感想
 C: 本の考えを私の言葉で言い直したもの
 D: 自分の生活で試すこと・試したこと
2. メモ全体から、私が大事だと感じているらしい考えを3つまで選んでください。選ぶ目安は、線を引いた・繰り返し書いた・感想が付いている、のどれかです。
3. 選んだ考えごとに、次の3点が私のメモに書けているかを確かめてください。
 a: 自分の言葉で言い直せているか
 b: 自分の生活での例があるか
 c: なぜそうなるのか、どんなときに当てはまるのかが書けているか
4. 3点のうち書けていないものがある考えを「分かったつもりかもしれないところ」とし、足りないのがa・b・cのどれかを書いてください。
5. 分かったつもりのところについて、私が自分で手帳に答えを書くための問いを作ってください。答えはあなたが書かず、問いだけにしてください。
6. 明日から試せる小さな課題を1つ決めてください。いつ・どこで・何をするかが入り、5分以内で終わり、できたかどうかを手帳にチェックで付けられるものにしてください。
7. 下の【出力の形】でまとめ、最後に仮定したことを書いてください。

【判断の分かれ道】
1. メモが抜き書き(A)だけのとき: 写せていることと分かっていることは別と考え、その考えは「分かったつもりかもしれない」側に入れてください。
2. メモに自分の言葉(C)や生活の例(D)があるとき: 「分かっていそうなところ」に入れてください。ただしcの理由・条件が抜けていれば、問いを1つだけ添えてください。
3. メモが3行以下と短いとき: 書いてある範囲だけで判断し、足りない分は仮定して進めてください。私に質問を返して止まらず、【仮定したこと】に書いてください。
4. 課題の候補がいくつもあるとき: 「変えたいこと」が書いてあればそれにつながるものを、なければ分かったつもりのところを確かめられるものを選んでください。それでも迷ったら、いちばん小さいほうにしてください。
5. メモの内容が本の主張なのか私の考えなのか区別できないとき: 私の考えとして扱い、本の主張とは書かないでください。

【出力の形】
見出しは【】で区切り、次の順に書いてください。書き写す部分は全体で200字前後、1行は25字以内を目安にしてください。

【読書チェック】本の名前/日付
【分かっていそうなところ】1〜2行。メモの言葉を短く引いて書く
【分かったつもりかもしれないところ】最大3行。「メモの言葉 → 足りないもの(言い直し/自分の例/理由・条件)」の形
【手帳で答える問い】最大3つ。1行ずつ、答えを書く余白を残す前提で短く
【明日の小さな課題】1つ。「いつ・どこで・何を」を1〜2行で。行頭に□を付ける
【仮定したこと】あれば箇条書きで1〜3行。書き写さなくてよい部分なので、最後に置く

【やらないこと】
1. 本に書いていないことを、本の主張として作らないでください。本の中身を知っていても、私のメモにない内容は足さないでください。
2. 本の文章を長く引用したり、本の要約を書いたりしないでください。対象は私のメモです。
3. 「もっと読み込むべき」「毎日続けましょう」のような、やる気や努力を求める言い方はしないでください。
4. 課題を2つ以上出さないでください。1日5分を超える課題、道具や費用が必要な課題も出さないでください。
5. 問いへの答えを、あなたが先回りして書かないでください。
6. 出力の途中で私に質問しないでください。

【題材の例】(架空の本と架空のメモです)
本の名前: 片づけない収納(架空の本)
読み終えた日: 10月12日
読書メモ:
・「物の住所を決めれば、片づけは戻すだけになる」
・目からウロコ。たしかに!
・「使う場所の半径1メートル以内にしまう」
・うちは文房具が散らかりがち
変えたいこと: 朝、出かける前の探し物を減らしたい

本の要約や、メモにない本の中身を足さないことも頼んであります。見てほしいのは本そのものより自分のメモなので、ここは削らずに貼ってください。

自分の読書メモに差し替えるとき

読書メモは、手帳に書いた文をそのまま貼れば足ります。言い回しを整える必要はありません。

「変えたいこと」は空欄でも動くように書いてありますが、今回のメモでは「頼まれごとをその場で引き受けて、あとで困るのをやめたい」と書いた1行が、そのまま課題につながりました。出てきたのは「その場で『明日返事します』と言う」です。

抜き書きには、かぎ括弧を付けておくと役に立ちます。出来上がりの【仮定したこと】に、「」付きのメモは本の抜き書き、LINEの行は自分の生活の例として扱った、と書かれていました。かぎ括弧が、本の文と自分の言葉を分ける手がかりとして読まれていたわけです。

手帳に残っているメモが3行ほどしかない本は、どうでしょうか? 依頼文には、足りない分は仮定して進め、質問を返して止まらず、仮定したことを最後に書く、と頼んであります。

抜き書きだけの読書メモは、AIに分かったつもりと判定されます

本から写しただけのメモと、自分の暮らしの場面を書き添えたメモの違い

線を引いて丁寧に写した一文ほど、分かった気になりやすいものです。けれど写せていることと、自分の言葉で説明できることは別物です。

試したメモでは、抜き書きだけで終わっていた「急ぎの返事ほど、急がなくていい」と「一晩おくと、断る言葉が見つかる」の2行が、【分かったつもりかもしれないところ】に入りました。どちらにも、言い直し、自分の例、理由や条件の3つが足りないと付いています。

本を閉じた状態で、写した一文を自分の言葉で言い直せますか? 言い直せないなら、その一文はまだ本の中に置いたままです。責められているわけではなく、手帳に問いとして持ち帰る入口になります。

反対に「即答は、相手のためではなく自分の不安を消すためにしている」は、【分かっていそうなところ】に入りました。今回のメモでは、すぐ下の行にLINEの既読をすぐ返さないと落ち着かないという生活の場面が書かれていました。それでも言い直しと理由・条件はまだ書けていないので、1番の問いが添えられていました。

今回のメモでは、感想の行は判定を動かしていませんでした。「急ぎの返事ほど、急がなくていい」には「すごく刺さった」という感想が続いていますが、【分かったつもりかもしれないところ】のままです。【分かっていそうなところ】に入ったのは、LINEの既読という生活の場面を書いた考えのほうでした。

読書メモのチェック結果を手帳に写すとき

手帳のページに書き写した問いとチェック欄

写すのは課題までで、AIが補った推測は写さない

手帳に写すのは、【読書チェック】から【明日の小さな課題】までです。【】の見出しを除くと約200字、見出しを含めても260字ほどに収まります。【仮定したこと】は、AIがメモをどう読んだかの確認用なので、目を通すだけで十分です。

課題の行頭の□は、そのまま手帳のチェック欄になります。翌日の夜に□を塗れば、読んだ本が生活のどこに触れたかが手帳に残ります。

課題ができなかった日は、空欄のままでいい

今回の【仮定したこと】には、明日頼まれごとがなかった場合はチェック欄を空けたままにする前提です、とも書かれていました。頼まれごとがない日もあります。空いた□は、その場面が来なかったという記録として残しておけば十分です。

空欄があっても、手帳は失敗になりません。

読書メモのチェックで、分かったつもりの行の優先順位までは出ませんでした

今回のメモでは、分かったつもりの2行は、どちらも足りないものが3つ全部でした。そのため、どちらから手を付ければいいかは出来上がりからは分かりません。

迷ったら、明日の課題に近い問いから答えるのが一つの手です。今回なら「最近その場で引き受けた頼みごとは?」に1行書いてから課題に向かうと、問いと□がつながります。

試したのは、架空の本の6行の読書メモをClaudeに1回通した範囲です。

分かったかどうかは、本を読み返さなくても、自分のメモの中に書いてあるかで見えてきます。手帳に残っている読書メモ、どの1冊から貼ってみますか?