資格のノート、試験前にどこが抜けているか分かる?

まさき
まさき

@nightowl_m ・ 7本

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資格のノートの抜けは、解いた過去問と照らし合わせると見えてきます。ノートと過去問の一部をAIに貼ると、問題ごとにノートと突き合わせた表(照合表)、ノートに足すものを優先順に並べた一覧、直前に見返す1枚が返ってきます。ノートに思い違いがあれば、それも一覧に入ってきます。

ノートは作ったし、過去問も少し解いた。それでも本番までに何を足せばいいのか決めきれず、新しい参考書に手が伸びそうになっていませんか? 買い足す前に、手元のノートを過去問と突き合わせるほうが先です。依頼文は、試験名やノートの欄を書き換えて貼る形です。

資格のノートの抜けは、なぜ自分では見えにくいのか

長く書いた所ほど、本当に試験に出ているでしょうか? ノートの量と、試験で問われる重さは、そろうとは限りません。丁寧に写した論点が一度も出ないまま、1行で済ませた論点で落とすこともありえます。

もっと見つけにくいのが思い違いです。自分の言葉でまとめた行は、読み返すたびに正しく見えます。過去問で×が付いても「うっかりミス」で片づけてしまい、ノートの1行が間違っていたとは、なかなか気づけません。

確かめるには、問題1問ごとに必要な知識を書き出し、ノートのどこにあるかを探します。問題が増えるほど、この探し直しの手間も増えます。そこで、突き合わせをAIに任せます。

練習用の宅建業法ノートで試したら、まず直す1行が返ってきた

自分のノートと解いた問題をAIに照らし合わせてもらうと、直す1行、足す3行、足す1行の順に並び、最後に直前に見返す1枚ができる流れの図

Claudeで1回試しました。貼ったのは、宅建士試験を想定した宅建業法のノート(重要事項説明・媒介契約・8種制限・営業保証金の4項目)と、○×問題6問です。どちらも練習用に作った架空のものです。

各問には自分の答えと正誤(○・×・自信がなかった△)、解説を付け、問5だけは解説なしにしました。回答は約1分半で返ってきて、照合表は13行、ノートに足すものは4つでした。上限は5つでしたが、問題から根拠が取れないものは足していません。

優先順位の1位に来たのは、抜けより先に、ノートの思い違いでした。

1位 専任媒介の報告の間隔を直す(問2・解説と食い違う)
- どこに: 「■ 媒介契約」の専任媒介の行と、その下の「→」の行
- 足す内容:
  - 専任媒介:業務の状況は2週間に1回以上報告(1週間に1回以上は専属専任)。
  - → 専任と専属専任の違いは「自分で見つけた相手」と「報告の間隔(2週間/1週間)」。
- 目安: 5分

自分の言葉で書いた「→」の行に違いが1つしか書かれていないため、専任の行の誤りに気づけなかった可能性があります。直すときは2行を一緒に直してください。

ノートには「1週間に1回以上報告」と書いてあり、問2の解説は「2週間に1回以上」でした。書いてはあるので、抜けを探す目では引っかかりません。つまり、足す前に、まず間違った1行を直す必要があったわけです。

書きかけのメモにも、ノートに足す3行が返ってきた

貼ったノートの8種制限の欄には、「(クーリングオフはまとめきれていない。あとで書く)」というメモが入っていました。2位には、そのメモに対応する3行が返ってきました。

- できるかどうかは申込みをした場所で決まる。契約した場所ではない。
- 喫茶店で申し込み、事務所で契約 → できる(問3)
- 事務所で申し込み、その日に契約 → できない(問4)

その下には「この3行を足したら、メモは消してしまって構いません」と添えてありました。この結果を返してもらった依頼文は、次の節に全文を載せています。

ノートと過去問を照らし合わせる依頼文

下の依頼文の【】の欄を自分のものに差し替えて、AIに貼って使います。差し替えるのは、試験名と試験日、1日に使える勉強時間、自分のノート、解いた問題の4か所だけです。

## お願いしたいこと

資格試験を独学で勉強しています。私が作ったノートと、解いた過去問を照らし合わせて、本番前にノートのどこが足りないかを見つけ、短い時間で見返せる形にまとめてください。

## 入力

- 試験名と試験日: 【ここに試験名と試験日を書く(例: 簿記3級、11月16日)】
- 1日に使える勉強時間: 【ここに書く(例: 平日30分)】
- 私のノート: 【ここにノートを貼る。参考書を写した部分と自分の言葉で書いた部分が混ざっていて構いません】
- 解いた問題: 【ここに問題文を貼る。1問ごとに、私の答え、正誤(○ / × / 自信がなかった△)、手元にあれば解答と解説も貼る】

## 手順

1. 問題を1問ずつ読み、解くのに必要な知識を短い文で書き出してください。1問に複数あれば分けてください。
2. それぞれの知識が私のノートのどこにあるかを探し、該当箇所をノートの文のまま引用してください。
3. 下の判断の基準に沿って、知識ごとに「書いてある」「書いてあるが足りない」「書いていない」「解説と食い違う」のどれかに分けてください。
4. 足りないものに優先順位を付け、多くても5つに絞って「ノートに足すもの」を決めてください。
5. 最後に、試験直前に見返すための1枚を作ってください。

## 判断の基準

- ノートに言葉が出てくるだけで「書いてある」にしないでください。その問題を解く形(仕訳の向き、計算の順番、場合分けなど)まで書かれていなければ「書いてあるが足りない」です。
- ノートの量で重要度を判断しないでください。私のノートは論点ごとの量がばらばらで、長く書いた所が大事な所とは限りません。優先順位は問題の結果だけで決めてください。
- 優先順位は次の順にしてください。(1)「解説と食い違う」もの。特に自分の言葉で書いた部分の思い違いは、抜けより先に直したいです。(2) ×の問題で見つかった抜け。(3) 複数の問題にまたがる抜け。(4) △の問題で見つかった抜け。○で自信もあった問題の抜けは後回しで構いません。
- 1つの「足すもの」は、1日の勉強時間の中で書き足せる大きさにしてください。大きすぎる場合は分けて、残りは次の日に回す形にしてください。
- 解説が貼られていない問題では、正しい知識をあなたが書き切らないでください。「参考書のどこで何を確かめるか」を問いの形で書き、要確認と付けてください。

## 出力の形

1. 照合表: 列は「問題」「必要な知識」「ノートの該当箇所(引用)」「判定」。
2. ノートに足すもの: 優先順に最大5つ。それぞれ「どの項目の下に足すか」「足す内容(2〜3行)」「書き足す目安の分数」。
3. 直前見返しの1枚: 400字以内の箇条書き。言葉はなるべく私のノートの言い回しに合わせてください。

## やらないこと

- ノートにも問題にも解説にも無い知識を、確かめたことのように書かないでください。
- 貼った問題から分からない範囲(出題されていない論点)について、抜けがあると言い切らないでください。気になる場合は「今回の問題からは判断できない」と一言添えるだけにしてください。
- ノートの全面的な書き直し、新しい問題の作成、合格できるかどうかの見立てはしないでください。

## 入力の例(架空)

以下は書き方の見本として作った架空のノートと問題です。実際の試験問題や市販の問題集の文ではありません。

ノートの抜粋(架空):
> 貸倒引当金: 売掛金が回収できないかもしれない分を、前もって費用にしておく。決算で「貸倒引当金繰入 / 貸倒引当金」。
> 前払費用: 来期の分まで払ったときは、決算で来期分を資産にもどす。

問題(架空):
> 問1 前期に発生した売掛金30,000円が回収できなくなった。貸倒引当金の残高は20,000円である。仕訳を答えなさい。(私の答え: 貸倒引当金 30,000 / 売掛金 30,000、正誤: ×)
> 解説(架空): 引当金の残高を超えた10,000円は貸倒損失とする。
>
> 問2 当期に発生した売掛金5,000円が回収できなくなった。仕訳を答えなさい。(私の答え: 貸倒引当金 5,000 / 売掛金 5,000、正誤: ×、解説なし)

末尾の「入力の例(架空)」は、書き方の見本として入れた簿記3級の架空のノートと問題です。試したときは、例を残したまま依頼文を全文貼り、その後ろに宅建の入力を続けました。AIは簿記の例を見本として扱い、照合の対象と混ぜていません。受ける試験が簿記でなくても、例は残したまま貼って構いません。

では、何問まとめて貼ればいいのか。今回は6問で、照合表は13行でした。問題が多いときは、媒介契約だけ、決算整理だけのように論点で分けて貼ると、1回に貼る量を絞れます。

迷った問題は、正誤の欄を△にしておきます。今回は、△を付けた問5が優先順位の4位に入りました。手書きのノートは、該当する論点のページだけ文字にして貼ります。

ノートの照合表と足す順番は、どこから読む?

「書いていない」より気づきにくいのが、「書いてあるが足りない」の判定です。言葉は出てくるのに、その問題を解く形まで書かれていない行に付きます。

今回は、ノートの「→ 専任と専属専任の違いは「自分で見つけた相手」。」がこれに当たりました。書いてあることは正しいものの、違いを1つしか書いていないという判定で、報告の間隔の違いを足す形で返ってきています。

足す順番は、ノートの量でなく問題の結果で決まっていました(依頼文でそう指定しています)。解説と食い違う問2が1位、×が2問重なったクーリングオフが2位、×の問6(中間金の支払いは履行の着手)が3位、△で解説なしの問5が4位でした。

分数の目安も付いてきます。1〜3位は合わせて20分で、平日30分の枠に収まりました。参考書を開く必要がある4位は、次の日に回す、という返し方でした。つまり、今日の30分でどこまで手を付けるかまで見える形で返ってきました。

試験日も入れましたが、日数の割り振りには使われず、「1日に終わります」「次の日に回してください」という言い方にとどまっています。

直前に見返す1枚は、ノートの言い回しで返ってきた

最後の「直前見返しの1枚」は約360字でした。8種制限の部分はこうなっています。

■ 8種制限(宅建業者が売主、買主が宅建業者でないときだけ)
- 手付は代金の2割まで(4,000万円なら800万円まで)
- 相手方が履行に着手するまでなら、買主は手付を放棄、売主は倍額を返して解除できる
- 買主が中間金を払った=履行に着手。その後は売主は解除できない
- クーリングオフは申し込んだ場所で決まる(契約した場所ではない)
  - 喫茶店・テント張りの案内所で申込み → できる
  - 事務所で申込み → できない
- 書面で告げられた日から8日間

「相手方が履行に着手するまでなら」は、ノートに書いた文のままです。読み返す場面を考えると、整った参考書の文より自分の言葉のほうが入りやすい、というのが僕の考えです。

解説の無い問題は、ノートに書く前に参考書で確かめる

解説の無い問題を貼ると、AIは答えの代わりに要確認の問いを返し、参考書で確かめてからノートに書く流れの図

AIに答えまで書いてほしい、と思いますか? 問5(宅建士証の提示)は解説を付けずに貼りましたが、AIは決まりを書き切らず、確かめるための問いの形で返してきました。

参考書の重要事項説明の項で、宅建士証の提示について確かめる。説明するときは、相手から請求がなくても宅建士証を示すのか。問題集の正解が○になっているのはなぜか。【要確認】

依頼文に、解説の無い問題では正しい知識を書き切らない、と入れてあったためです。AIが自分の知識で埋めた文をそのまま写すと、確かめていない1行がノートに増えます。思い違いを探す作業で、新しい思い違いを足すことになります。

今回の問題に出ていない論点についても、AIは言い切りませんでした。

ノートの「営業保証金」と、重要事項説明の「記名・交付」「相手が宅建業者なら省略」は今回の問題に出ていないので、抜けがあるかは判断できません。

気になる論点があるなら、その論点の問題を解いてから貼るのが近道です。

資格のノートをAIに貼る前に、知っておきたいこと

今回試したのは、Claudeで1回、宅建業法の架空ノートと架空の問題6問という範囲です。そのうえで、読み違えやすい点を挙げておきます。

  • 解説の無い問題は、答えでなく【要確認】の問いで返ってきました。参考書で答えを確かめてから書き足してください
  • 「判断できない」と書かれた論点は、抜けが無いという意味ではありません。まだ問題で確かめていない、という意味です
  • 照合表の判定も、AIが問題と解説から読み取ったものです。ノートを直す前に、参考書の該当ページで確かめてください
  • 合格できるかどうかの見立ては、依頼文で頼んでいません。分かるのはノートの直し方までです

次に×が付いた問題は、ノートの該当ページと一緒に貼ってみてください。直前に見返す1枚も、そのとき作り直せます。参考書を買い足すのは、その結果を見てからでも遅くありません。