過去問を入れてAIに作らせた模擬問題、正しいかどうか確かめてから解いていますか? 正解だと思って覚えた選択肢が実は間違いだった、というのが独学で一番怖いところです。
過去問と公式シラバスを入れたGemini Notebookの模擬問題が何割正しいのか、自分の資格で20問数えて確かめる手順をまとめます。
Gemini Notebookの学習機能、9月に何が増えた?
旧NotebookLMは、2026年7月16日にGemini Notebookへ名前が変わりました。
中身は同じ製品で、これまでのノートブックもそのまま使えます。
9月15日には、学習向けの機能がGoogleの公式ブログでまとめて発表されました。
資格の勉強に関係するのは次の4つです。
新しいクイズ形式は順次展開なので、まだ画面に出ていない人もいるはずです。
音声会話のように有料プランから先に届く機能もあるので、自分の画面で確認してから試すのが確実です。
これまでの選択式クイズと単語カードは、日本語のヘルプに作り方が載っていて今すぐ使えます。
押さえておきたいのは、どれも「入れた資料に基づいて」作られる点です。
裏返すと、資料が古かったり、問題と解答の対応がずれていたりすれば、それがそのまま模擬問題に乗ります。
公式ヘルプも動画解説について「不正確な情報が含まれる場合がある」と書いています。
何割正しいかは、資料と照合してみるまで誰にも分かりません。
模擬問題の正答率は、入れる資料で決まる
照合の前に、入れる資料を絞ります。
僕が最初に入れるのは次の3つだけです。
- 最新年度の公式シラバスや出題範囲
- 過去問と公式解答を、同じ年度でセットにしたもの
- 税制や法律が絡む試験なら、改正後の年度の過去問だけ
問題と解答が別のPDFで配られている試験は多いです。
問題だけ入れると、正解の根拠が資料の中にない状態で模擬問題が作られます。
年度をそろえて両方入れておけば、照合で見比べる相手もノートブックの中にそろいます。
手元の過去問、何年度のものが混ざっていますか? FPや宅建のように改正の影響を受ける試験では、古い年度の正解が今は正解でないことがあります。
まとめサイトや参考書の写真も、最初は入れないでおきます。
照合の基準がぶれて、どこで間違いが生まれたか追えなくなるからです。
AI模擬問題を20問、公式解答と照合して数える
Studioパネルでクイズを選び、鉛筆アイコンから設定を開きます。
難易度は初級、中級、上級、分量は少なめ、標準、多めから選べます。
プロンプト欄には範囲と形式を書いておくと、照合がぐっと楽になります。
シラバスの「〇〇」の範囲だけから出題してください。
過去問と同じ4択形式にしてください。
説明では、正解の根拠が資料のどこにあるかを示してください。解き終わったら、1問ずつ「説明」を開きます。
解説と一緒に資料の引用元が示されるので、その箇所を公式解答やシラバスと突き合わせます。判定は3つに分けます。
20問そろったら、正しいの数を20で割ります。
たとえば正しいが16問、ズレが3問、誤りが1問なら8割です。
ズレは入れる資料を差し替えれば減らせるので、AIの誤りとは分けて数えておきます。
数字そのものより大事なのは、誤りがどの範囲に固まっているかです。
あなたの資格なら、どの分野で誤りが出そうですか? 固まっている範囲は、AIに任せず過去問そのものを解く場所だと分かります。
ここが分かると、模擬問題の使い道がはっきりします。
AI模擬問題の間違い、見分けるポイントは4つ
照合していて引っかかりやすいのは、次のような問題です。
1: 正解以外にも正しい選択肢がある。
「誤っているものを選べ」のような否定形の設問は、1つずつ○×をつけて確かめます。
2: 説明の引用元が、問題文と関係ない箇所を指している。
根拠が見つからないまま作られた可能性があります。
3: 数字や単位が資料と違う。
税率、期限、金額、計算問題の途中式は、資料の該当ページと1文字ずつ見比べます。
4: 資料にない言葉が選択肢に出てくる。
入れていない知識で補われたサインなので、必ず公式テキストで確認します。
記述式や穴埋めが使えるようになったら、正解とされた語句が公式テキストの用語と一致しているかも見ます。
言い換えられた用語で覚えると、本番の選択肢で気づけないからです。
60秒動画と単語カードは、照合済みの範囲で回す
通勤や寝る前の10分、何に使っていますか? 約60秒のショート動画解説は、分野の全体像をつかむのに向いています。
ただ、見るだけでは誤りに気づけません。
作るのは、照合で誤りが出なかった範囲だけにしておきます。
単語カードは逆に、誤りが出た論点に使います。
プロンプト欄で論点を指定して、公式テキストの定義どおりのカードを作り直します。
間違えやすい場所ほど、正しい形で何度も目に入るようになります。
過去問とAIの照合は、今日の1問から
20問の照合は、週末にまとめてやれば十分です。
今夜はシラバス1本と過去問1年度分を入れて、クイズを1回出してみてください。
1問だけでも「説明」を開いて公式解答と見比べると、どこまで任せていいかの感覚がつかめます。
AIの模擬問題は、当たりを引くための道具ではありません。
外れに気づける状態で使うと、自分の弱点を映す鏡になります。
絶対受かるとは言えませんが、正しいと確かめた問題だけを積み上げていく勉強は、続けやすくなります。



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