広告文が景品表示法に触れていないか、公開前にAIで確かめるには?

AI集客@ルイ
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@lui_mkt ・ 28本

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広告文が景品表示法に触れていないか、公開前にAIで確かめる依頼文(AIに貼る指示文)です。貼ると、優良誤認・有利誤認・ステマ規制に触れそうな主張が1文ずつ抜き出され、【通す】【証拠待ち】【言い換え】【下げる(その主張を外す)】の4段階で判定され、勢いを残した言い換えまで返ってきます。全文載せたので、そのまま使えます。

公開ボタンの前で「この『今だけ半額』、出して大丈夫かな」と手が止まること、ありますよね。弁護士に見せるほどではないけれど、勘で出すのも怖いじゃないですか。

景表法のチェックで、AIに任せるのはどこまでか?

広告文の主張を5つの型に分ける図解

景品表示法、略して景表法のチェックでAIに任せるのは、「どの文が危なそうか」を拾い出すところまでです。出すかどうかを決めるのは人です。

依頼文では、主張を中身(型A)、条件(型B)、比べる主張(型C)、言い切り(型D)、人の声(型E)の5つの型に分けさせます。型Aは優良誤認(中身を実際より著しく良く見せる、いわば盛りすぎ)、型Bは有利誤認(価格などの条件を実際より著しく得に見せる)、型Eはステマ規制(広告なのに広告だと分からない表示)の側から見ます。判定の【証拠待ち】は証拠がそろうまで出さない、【下げる】はその主張を外して別の強みに差し替える、という意味です。優良誤認と有利誤認は、景品表示法の第5条が禁じる表示です(消費者庁 表示規制の概要)。

消費者庁は、表示の裏付けとなる合理的な根拠資料の提出を事業者に求めることができ、出せなければ措置命令の場面では不当表示とみなされます(第7条第2項)。判定の軸は根拠の有無です。

広告文の景表法チェックに、貼るだけで使える依頼文

下の依頼文をAIに貼り、その下に「ここに広告文を貼る」「ここに商品・サービスの事実と手元の証拠を書く」の2項目を、見出しごと続けて貼ります(以降、この2つを入力欄と呼びます)。末尾の整体院の例は書き方の見本で、残したままでも、貼った自分の広告文のほうが点検されました。

あなたは広告表現の点検役です。下に貼る広告文から「主張」を1つずつ取り出し、景品表示法(商品・サービスの内容や価格について、実際より著しく良い・有利だと消費者に誤解させる表示を禁じる法律)とステルスマーケティング規制に触れるおそれがないかを、根拠の有無で判定し、勢いを落とさない言い換えを出してください。

## 入力

- ここに広告文を貼る:
(SNS投稿・販売ページ・商品説明・出品紹介文など。媒体と掲載場所も一言添える)
- ここに商品・サービスの事実と手元の証拠を書く:
(何ができて何ができないか、価格と販売期間の実績、調査やテストの結果、口コミの集め方、投稿者へ商品や謝礼を渡したか。無いものは「無い」と書く)

## 手順

1. 広告文を一文ずつ読み、「事実として受け取れる主張」を全部取り出す。「すてき」「おすすめ」「こだわり」など程度を測れない褒め言葉は対象から外す。
2. 文には無いが読者がそう受け取る含み(例: ビフォーアフター写真→誰でも同じ結果、「医師監修」→医師が効果を認めた)も主張として取り出す。言外の約束も書いた約束と同じ責任を負うものとして扱う。
3. 各主張を次の5つの型に分ける。
   - 型A 中身の主張: 品質・効果・性能・成分・資格。実際より著しく良く見せると「優良誤認表示」に当たるおそれ
   - 型B 条件の主張: 価格・割引・期間・数量・送料・解約条件。実際より著しく得に見せると「有利誤認表示」に当たるおそれ
   - 型C 比べる主張: No.1、最安、業界初、他社より。調査の客観性と条件の明示が要る
   - 型D 言い切りの主張: 絶対・必ず・100%・誰でも・常に。反例が1つあれば崩れる
   - 型E 人の声: 口コミ・体験談・紹介投稿。事業者が依頼・謝礼・商品提供で関わった投稿は「広告」「PR」と分かる表示が要る(2023年10月1日施行のステルスマーケティング規制)
4. 主張ごとに、入力欄の証拠と照らして「誰が・いつ・どの条件で・どの母数で」確かめたものかを書く。比べる主張は、主な競合を含めているか、同じ条件で比べたか、実際の利用者に聞いたか(サイトを見た印象だけの調査は不可)まで見る。
5. 価格と期間の主張は、「通常価格」がセール前8週間のうち過半の期間で実際に売っていた価格か、通算2週間以上か、最後に売った日から2週間以内か、「今だけ」の期限が本当に終わるかを確かめる。
6. 小さな注記で本体の主張を打ち消そうとしていないか見る。注記は本体から離れている・小さい・一瞬しか出ないと読まれないうえ、本体と矛盾する注記はそもそも効きにくい。体験談に「個人の感想です」と添えても、読者は「大体の人に効く」と受け取るので、効果そのものの根拠は別に要る。
7. 商品やサービスが今も本当にそれをできるかを確かめる。古い仕様・終わった特典・変わった価格が文案に残っていないか。
8. 判定を付け、言い換えを作る。

## 判断基準

- 証拠が「誰が・いつ・どの条件で・どの母数で」まで書けて、主張と条件が一致する → 【通す】
- 証拠はありそうだが入力欄に無い、または条件が主張より狭い → 【証拠待ち】証拠が出るまで出さない。そろえる物を一覧に書く
- 証拠が無いか、言い切り・含みが実際より広い → 【言い換え】数字と条件に置き換える。例「必ず痩せる」→「3か月で平均2.1kg減(当院の受講者38名、食事記録を併用)」。削って無難にするのではなく、証明できる言い方に寄せて勢いを残す
- 証拠を作りようがない、または事実と違う → 【下げる】その主張を外し、別の強みに差し替える
- 型Eで事業者が関わった投稿に「広告」「PR」などの表示が無い → 判定に関係なく表示を足す。投稿の最初に、本文と同じ大きさで

## 出力の形

1. 主張の表(列: 番号 / 原文の箇所 / 型 / 読者が受け取る内容 / 手元の証拠 / 足りない根拠 / 判定 / 言い換え案)
2. 直した広告文。300字未満なら直した文そのもの。300字以上なら変更点の一覧と直した全文
3. 公開前にそろえる証拠の一覧(列: 証拠 / 何の主張を支えるか / 誰が持っているか(担当・部署・外部) / 期限)
4. 注意書きを末尾に1行: これは確かめる手順であり法的判断の代わりではありません。最終判断は弁護士か景品表示法に詳しい人に確認してください

## やらないこと

- 数字・調査結果・口コミを作らない。入力欄に無い証拠を「あるはず」と扱わない
- 「法的に問題ない」「合法」「違法」と言い切らない。「触れるおそれがある」「根拠をそろえてから」の形で書く
- 原文に無い効果や特典を足さない
- 該当する主張に関係しない規制を列挙しない
- 言い換えで訴求の芯(誰に何が起きるか)を消さない

## 題材の例(架空の店です)

広告文: 「【整体院ゆるり】通えば必ず腰痛が消える!満足度No.1の施術。今だけ初回半額(通常価格8,000円→4,000円)。お客様の声: 1回で10年来の痛みがなくなりました(個人の感想です)」
事実と証拠: 腰痛の改善を感じたと答えた人は過去6か月の来院者52名中41名(院内アンケート)。No.1の調査は無い。通常価格8,000円は開院から1年間ずっとこの価格。初回半額は今月末まで。お客様の声は本人の同意済みで謝礼なし。

貼るのは広告文と、価格の実績や調査結果などの事実の2つ

価格の販売実績や、投稿者へ商品や謝礼を渡したかまで書くと、判定が具体的になります。アンケートの母数のようにすぐ答えられない数字は、今回は「◯」で空けた言い換えになって返ってきました。無いものは「無い」と書きましょう。

架空の講座の広告文で試すと、そのまま出せる主張は13件中いくつか?

題材は架空のオンライン動画編集講座「カットワークス」です。広告文は、問題になりやすい表現をわざと詰めたものです。販売ページの冒頭約300字、受講生のInstagram投稿約80字、手元の事実9項目を入れて、Claudeで試しました。

取り出された主張は13件で、そのまま出せる【通す】は0件、証拠待ち1件、言い換え6件、下げる5件、表示追加1件でした。「表示追加」は依頼文に無い判定名で、PR表示を足す指示をAIが独立させたものです。

原文
型
判定
言い換え案
今だけ半額。通常価格59,800円のところ、今月末まで29,800円
B
下げる
受講料29,800円
受講生満足度98%
A
言い換え
回答者42名中41名が「満足」「やや満足」と回答(任意回答)

公開前にそろえる証拠は11件で、1行の例は、証拠が「3か月後アンケートの回答者数と『1件以上受注』の人数」、持ち主が講座運営責任者、期限が公開前です。

優良誤認と有利誤認は、AIの回答のどこで見分ける?

通常価格と書ける目安を時間軸で示した図解

たとえばAIの回答で「今だけ半額」の行は型Bなので、見るのは有利誤認です。公開前にそろえる証拠の一覧には、販売価格の記録(開講日からの価格履歴)が挙がりました。

型Bの二重価格では、消費者庁が「通常価格」と書ける一般的な目安として、セール開始前8週間のうち過半の期間でその価格で売り、通算2週間以上で、最後に売った日から2週間以内であることを示しています(消費者庁 表示に関するQ&A)。カットワークスは59,800円で売った実績が無く、どれも満たさず、「半額」ごと外す【下げる】でした。

型Cの「国内No.1」も止まりやすい言葉です。消費者庁の実態調査では、主な競合を含めること、実際の利用者に聞くこと、公平な方法で調べること、表示と調査結果が対応していること、の4点が根拠に要るとされています。今回は調査自体が無く、これも【下げる】でした。

「個人の感想です」の注記は効くのか?

効きにくい、というのが消費者庁の報告書の見方です。体験談を見た人は「大体の人に効く」と受け取り、注記に気付いてもその認識はほとんど変わらないとされています。AIも「※効果には個人差があります」を【言い換え】にし、約4割という手元の割合に置き換えました。

SNS投稿のステマ規制は、文面だけでなく事業者との関係で決まる

広告と分かる表示の置き場所を比べた図解

受講生のInstagram投稿は、文章だけ読めば自発的なおすすめです。ただ入力欄には、「投稿してくれたら次期講座を無料にする」と案内した事実がありました。

ステマ規制は2023年10月1日に施行されました(消費者庁 ステルスマーケティング規制)。消費者庁のQ&Aでは、投稿内容を指示せず割引程度の見返りで口コミを促すだけなら、通常は事業者の表示に当たらないとされています。今回は無料という大きな見返りがあるので、AIは事業者が関わった投稿として扱い、投稿の最初に本文と同じ大きさで次の1行を足すよう指示しました。割引程度の見返りとは別物だ、というのは私の見立てです。

#PR(カットワークスから、投稿で次期講座が無料になる特典を受けています)

事業者名と特典の中身は、自分のものに置き換えます。

顧客や受講生に、投稿のお礼を渡していませんか?渡しているなら、その事実を入力欄に書いてください。表示は置き場所も要点で、同じQ&Aではサイト冒頭の小さな表記やリプライでの表記が不十分な例に挙がっています。

広告文の勢いを残す言い換えとは?

「誰でも必ず案件が取れるようになります」は、受注していない6割がいる時点で崩れます。そこで返ってきたのが、手元の数字を前に出した「受講3か月後、回答者の約4割が初案件を受注」です。削って無難にするより、こっちのほうが強いんですよね。

言い換え案を選ぶ見方は3つです。手元の根拠と対応しているか、数字が残っているか、誰に何が起きるかが変わっていないか。

直した全文も、見出しのすぐ下にこの数字を置いて返ってきました。

受講3か月後のアンケートで、回答者◯名中◯名(約4割)が「1件以上受注した」と回答しました(自己申告、2026年◯月〜◯月受講分)。

AIの景表法チェックを使う前の注意

ここに載せた結果は、架空の題材をClaudeで1回通したものです。文章だけの広告で、画像の中の文字やビフォーアフター写真は見ていません。

AIの判定は確かめる手順で、法的判断の代わりにはなりません。健康や効果に関わる表示や、価格を大きく打ち出す広告は、この結果を持って弁護士か景品表示法に詳しい人に相談するのが早いと私は考えています。

公開待ちの広告文が1本あれば足ります。依頼文と事実の欄を、まとめて貼ってみてください。