続けるための仕掛けを作る実録 #2

むみま
むみま

@mumima ・ 10本

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人は失敗するから戻るのではない。成功できてしまうから戻る

前回、私は「新しい習慣が続かない」のではなく、「古い習慣に戻っている」ことに気づきました。

前回の記事をそのままAIに見せて、音声解説させて聞いてみたところ、受けた指摘が的を得ていました。それは、

「人差し指タイピングとタッチタイピングの関係と同じです」

という例えでした。

人差し指入力に戻れば、目の前の作業は終わります。

メールも書けるし、仕事も進む。

だから失敗した感覚がありません。

でも、タッチタイピングの習得という目的から見ると、その行動は失敗です。

AIツールも同じでした。

新しい環境を習得したいと思いながら、慣れた環境へ戻る。

すると仕事は進みます。いい方法が目の前にあることは、自覚しています。

慣れるまで苦しい時期がある、無意識に避けているのかも知れません。

もう少しだったのに、新しい能力は身につきません。実は前回、

「どんな場面で元の行動へ戻るのかを分類してみよう」

と思っていました。

しかし観察を続けるうちに、分類より先に原因のほうが見えてきました。

それは、戻る行動のほとんどが、何らかの成功体験と結びついている

という事実です。

慣れたツールに戻れば作業は終わる。慣れたやり方に戻れば成果も出る。

だから人は戻ったこと自体に気づきにくい。

私は「戻りの種類」を探していたつもりが、いつの間にか

「なぜ戻るのか」という原因のほうを見ていました。

そして、その答えが次第にはっきりしてきたのです。

私はそこで気づきました。人は失敗するから戻るのではない。

成功できてしまうから戻る。

さらに面白かったのは、そのことをAIがはっきり「失敗」と表現したことです。

人間同士なら、なかなか言えません。

相手との関係があります。

配慮もあります。

優しさもあります。

だから、「少しずつでいいですよ」となります。

しかしAIには上下関係も利害関係もありません。

だから、「その目的なら失敗です」と冷静に言える。

しかも私は、それを責められているとは感じませんでした。

むしろ、「ようやく構造を言語化してもらえた」

と感じました。

記事の画像

ここで新しい疑問が生まれました。

もしAIが人間の行動を観察し、

目的と結果のズレを発見できるなら、

それは単なるチャットボットではありません。

習慣化コーチになれるのではないか。

励ますだけではない。叱るだけでもない。

人間自身が見落としている失敗パターンを観察し、伝える存在です。

次回は、

「AIは人間の習慣形成コーチになれるのか」

について考えてみたいと思います。