「月ってなんでついてくるの?」を、夕飯の片付け中に何度も聞かれる日があります。子ども向けのAIアプリに答えてもらえたら助かりますが、日本語で話せるのか、何を話したかを親が後から見られるのかが分からないと、スマホを渡す気になれませんよね。海外発のAskie、Yoggi、Buddy.aiの3つを日本のApp Storeの表示と公式サイトで調べたら、1つは日本語に対応していませんでした。
子ども向けAIアプリ、ストアのどこを見れば判断できる?
App Storeのアプリページを下までスクロールすると、「言語」と「App内課金有り」の欄があります。言語欄に日本語がなければ、子どもが日本語で話しかけても会話になりません。課金の欄には月額や年額が円で並ぶので、続けたときの出費もここで分かります。
もう1か所は、説明文のうち保護者が何を見られるかの記述です。会話の中身を後から読めるのか、1日に使える量を親が決められるのか。書かれていないアプリだと、寝かしつけで親が先に寝落ちした夜、子どもがAIと何を話していたか分からないままになります。
3つを並べると、こうなりました(2026年9月28日時点の日本のApp Storeと公式サイトの表示)。
お子さんがAIに聞きたがっているのは、日本語の「なんで?」ですか、それとも英語ですか? 日本語ならAskieかYoggi、英語を話す練習ならBuddy.aiです。
Askieは日本語対応、物語も絵も声で頼めるAIアプリ
Askieは、話しかけると声で答えてくれる子ども向けAIアプリです。日本のApp Storeでは「子供向けAI・Askie」という名前で並んでいて、言語欄には日本語を含む9言語があります。質問に答えるほかに、話した内容から絵を描いたり、子どもの好きなキャラクターが出てくる物語を作ったりできると公式サイトで案内されています。
「もう1冊読んで」が終わらない夜に、物語の続きを任せられるかどうか。調べていて一番気になったのはそこでした。
親の側は、ファミリーダッシュボードで会話の全文と作った絵を後から見られます。設定はPINで守られていて、子どもごとに年齢を登録すると答え方が変わる仕組みです。文字の質問・画像・音声通話の量には、1日または1週間の上限もかけられます。広告は出ず、アメリカの子どものオンライン上の個人情報を守る法律(COPPA)に沿っていると公式は説明しています。
気になるのは料金です。App Storeの表示では、Premiumが月額2,500円・年額15,000円、上位のMaxが月額6,000円・年額40,000円でした。毎晩使うつもりなら、Premiumの年額で月あたり1,250円ほどです。
無料は生涯50通まで、子ども向けAIチャットのYoggi
Yoggiも日本語で話せる子ども向けAIチャットで、App Storeの言語欄は日本語を含む18言語です。文字でも声でも話しかけられ、音声通話、絵の生成、寝る前の物語モードまであります。できることはAskieとかなり近いです。
差が出るのは無料の範囲でした。公式サイトによると、無料で使えるのはAIとのメッセージが生涯で50通、音声通話が5分、画像が5枚まで。毎日回復する枠ではないので、1晩5往復なら10日ほどで使い切ります。有料のPremiumは月額1,300円・年額13,000円で、Askieの約半額です。
見守りの細かさはYoggiが上です。1日に送れるメッセージ数を親が10〜100通の範囲で決められ、会話履歴は日付ごとに全部読めます。その日の会話をAIが要約してくれて、希望すれば週1回のまとめメールも届きます。気になる発言があったときは、すぐメールで知らせが来る仕組みです。公式サイトには、AIが「自分には感情がある」「あなたと特別な絆がある」と言わないように作っている、という説明もありました。
子どもがAIと話した中身を、翌朝ぜんぶ読み返す余裕はありますか? 読めない日のほうが多いなら、要約と通知がついているYoggiから入るほうが気が楽です。
Buddy.aiは英語のAI家庭教師、日本語対応はありません
Buddy.aiは日本のApp Storeにも並んでいますが、言語欄に日本語はありません。英語、アラビア語、スペイン語、トルコ語など9言語です。日本語の「なんで?」に答えるアプリではなく、英語を声に出して話す練習の相手だと考えてください。
キャラクターのBuddyが英語で話しかけ、子どもが声で答えると、音声認識で言えたかどうかを拾ってレッスンが進みます。14のテーマで1,500以上の単語やフレーズを扱っていて、説明文にある対象年齢は6〜8歳です(App Storeの年齢区分は4+)。親向けには別アプリの「Buddy.ai for Parents」があり、週ごとの進み具合を確認できると案内されています。
App内課金の欄には、1ヶ月プランだけで1,190円・1,600円・2,000円・3,180円と4種類あり、週額1,150円や6ヶ月5,000円のプランも並んでいます。種類が多いので、申し込む画面で金額と期間を見比べてから選んでください。
日本語の説明なしで英語だけのやりとりについていけるかは、年齢とこれまで英語にふれてきた量で変わります。お子さんは、英語の歌や動画を聞いてまねして言うのが好きなタイプですか? そうなら試す候補に入ります。
子どものAIチャット、安全性はアプリ任せにしない
3つとも子ども向けに答えを調整する仕組みを説明していますが、AIの答えがいつも正しいとは限りません。フィルターがあっても、親が中身を見なくていいことにはならない、と私は考えています。
渡すなら、最初の1週間だけは寝かしつけのあとに会話履歴を5分読みます。1日の上限は低めに設定し、慣れてから増やせば十分です。熱や体の不調、発達の心配をAIに聞いているのを見つけたら、そこはかかりつけ医や園の先生に相談する話だと子どもに伝えてください。
寝る前と日中で、子ども向けAIアプリを分けて渡す
子どもがAIと話すなら、どの時間帯になりそうですか? 寝る前の10分に物語や「なんで?」の相手を任せるなら、日本語で話せるYoggiかAskieです。
まずYoggiの無料枠50通で、子どもがAIと話すのを楽しめるかを見ます。続けたくなったら、月額1,300円のYoggiを続けるか、月額2,500円を払ってもAskieの物語や絵を使いたいかで決めれば迷いません。
英語のBuddy.aiは、夕飯の支度中など親の手がふさがる時間に回します。
今夜は3つのうち気になった1つのApp Storeページを開いて、言語欄とApp内課金の欄だけ見てください。5分で終わります。


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