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最近、Xでちょっと楽しみにしているアカウントがあります。
それが、OpenAIでCodexの開発を率いているTibo(ティボ)さんのアカウントです。
正式なお名前はThibault Sottiauxさん。OpenAIのCodex開発責任者として知られる方です。
この方が10月5日から始めた、ある宣言が話題になっています。
内容は、簡単に言うと、
「これから28日間、毎日ユーザーにとって大きな改善をする。できなかった日は使用量をリセットする」
というもの。
これだけでもなかなか思い切った宣言ですが、面白いのは、その後のXでの盛り上がり方なんですよね。
今回は、この28日間チャレンジの内容と、実際に何が起きているのか、そして個人的にかなりありがたいと感じていることについてお話しします。
28日間、改善するかリセットするか
発端は、日本時間の2026年10月5日に投稿されたTiboさんのポストです。
内容を日本語にすると、
「今後28日間、毎日、ほとんどのCodex/Workユーザーにとって明確な改善となるものを1つリリースするか、使用量を完全にリセットします。さあ、改善を始めましょう」
という感じです。
対象の中心となるのは、OpenAIの開発支援AIであるCodexと、AIにさまざまな仕事を任せられるChatGPT Workです。
つまり、毎日ユーザーが実感できる改善をする。それができなければ、利用上限をリセットして、またAIをたっぷり使えるようにする。
どちらに転んでも、対象ユーザーにとってはうれしい話です。
期間は米国太平洋時間で10月5日から11月1日までの28日間。
そして、この宣言は単なる話題作りで終わっていません。
本当にアップデートとリセットが続いている
10月16日時点で、すでに11日分の結果が出ています。
その内容を簡単に紹介すると、
- 1日目(10月5日):GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの標準応答速度を約50%高速化
- 2日目(10月6日):Codexの自動レビュー機能の無料化など、複数の改善。さらに一斉リセット
- 3日目(10月7日):ChatGPTへのGPT-6展開に加え、有料アカウント向けに保存型リセットを配布
- 4日目(10月8日):AIへの途中指示をより素早く反映する改善や、高速モードの展開
- 5日目(10月9日):Codexの次の入力を予測する機能などを追加
- 6日目(10月10日):一斉リセット
- 7日目(10月11日):GPT-6.1 Solの標準コンテキスト長を27万2,000トークンから50万トークンへ拡大
- 8日目(10月12日):一斉リセット
- 9日目(10月13日):デスクトップアプリが保存するデータ量を約60%削減する改善
- 10日目(10月14日):一斉リセット
- 11日目(10月15日):モデルの容量不足エラーを減らし、処理を自動再開しやすくする改善
※日付は米国太平洋時間で整理しています。日本でポストを見る日付とはずれる場合があります。また、機能によって利用できるプランや対象ユーザーは異なります。
こうして見ると、結構なペースですよね。
特にうれしいのがリセットです。
今回のチャレンジでは、11日目までに通常の一斉リセットが4回実施されています。
さらに、3日目には自分の好きなタイミングで使える「保存型リセット(banked reset)」も案内されました。
改善だけでも十分ありがたいのに、リセットまで何度も行われているわけです。
ちなみに、これらの更新履歴はOpenAIの開発者コミュニティでまとめられています。
→ OpenAI Developer Community:28日間の更新履歴
Xでは、だんだんお祭り状態に
ただ、個人的に面白いのはアップデートそのものだけではありません。
Tiboさんのポストに対するユーザーの反応です。
毎日アップデートするか、できなければリセットする。
そんな宣言をしたものだから、ユーザー側もだんだん期待値が上がっているんですよね。
例えば、ちょっとした不具合修正や細かな改善が発表されると、
「そんな小さな更新じゃダメだ!」
「約束したのは大きな改善でしょ?」
「これはリセットの日では?」
といった具合に、厳しいツッコミが入ります。
もちろん、本気で不満を言っている人もいるのでしょうが、半分くらいはネタとして楽しんでいるようにも見えます。
さらに面白いのが、Tiboさんのポストがなかなか来ないとき。
海外ユーザーが、まるで行方不明者を探すポスターのようなミーム画像を貼って、Tiboさんを探し始めるんです。
いや、ちょっと悪ノリが過ぎる気もしますが(笑)。
もはや新機能の発表というより、
「今日はアップデートなのか、それともリセットなのか?」
という、毎日のイベントになってしまっています。
実際、海外のコミュニティでは28日間の結果をまとめた専用の追跡サイトまで作られています。
個人のポストをきっかけに、ここまでコミュニティが盛り上がるのもなかなか珍しいですよね。
海外ユーザーの盛り上がりを日本語で楽しめるのも面白い
そして、もう一つ感じたことがあります。
最近のXって、海外のポストも日本語に自動翻訳されて表示されることが増えましたよね。
以前だったら、こういった海外ユーザー同士のやり取りは、英語が得意な人でなければなかなか楽しめなかったと思います。
でも今は、タイムラインを眺めているだけで、海外ユーザーの冗談や皮肉まで、かなり自然に理解できてしまいます。
もちろん機械翻訳なので、ニュアンスが完全に再現されるわけではありません。
それでも、海外で盛り上がっている話題に、言葉の壁をあまり意識せず参加できるのは面白い変化だと思います。
今回のTiboさんの28日間チャレンジも、そうした変化があったからこそ、個人的にここまで楽しめているのかもしれません。
ところで、ChatGPTの使用量も全部リセットされるの?
ここで、少し重要な話をしておきたいと思います。
今回の「使用量リセット」という言葉を聞いて、
「ChatGPTの画像生成の回数制限もリセットされるの?」
「ファイルをアップロードしすぎて制限がかかった場合も回復するの?」
と思った方もいるかもしれません。
結論から言うと、今回のリセットは、普段のChatGPTのすべての機能を対象にしているわけではありません。
OpenAIの公式ヘルプを確認したところ、今回の中心となるのはCodexとChatGPT Workの利用枠です。
一方で、ChatGPTの画像生成やファイルアップロード、音声機能などは、別の利用枠で管理されています。
具体的には、次のような違いがあります。
※対象となるリセットの範囲や適用条件はプラン・キャンペーンごとに異なります。
例えば、普段ChatGPTでAIイラストを大量に生成している人が、画像生成の上限に達してしまったとします。
そのあとTiboさんが「今日はリセットします!」と発表しても、画像生成の上限が復活するわけではないんですね。
ファイルのアップロードについても同様です。
このあたりは誤解しやすいので、注意が必要です。
→ OpenAI公式:CodexとChatGPTの利用制限の違い
ちなみに、普通のChatGPTはすでに無制限になっている
もう一つ、最近変わった点があります。
それが、ChatGPTの通常のテキストチャットです。
2026年8月から、FreeプランとGoプランでは、通常のテキスト会話を原則として無制限に利用できるようになりました。
以前は、無料プランで一定回数使うと、高性能なモデルが使えなくなったり、制限がかかったりすることがありました。
現在は、通常のテキストチャットについては、こうした回数制限を気にする必要が大幅に減っています。
ただし、これはすべての機能が無制限という意味ではありません。
高度な思考モデルやProモデルの利用には、プランに応じた上限があります。
また、画像生成やファイルアップロードなどにも、それぞれ別の制限があります。
Plusなどの有料プランについても、利用するモデルや機能、混雑状況などによって制限が適用される場合があります。
そして今回のCodexやChatGPT Workのリセットは、これらの通常のChatGPTの利用制限とは別の話です。
つまり、「ChatGPTは全部使い放題になった」「今回のリセットで全機能が復活する」というわけではないんですね。
この点だけは覚えておくとよいかと思います。
今はCodexを贅沢に使えるボーナス期間かもしれない
さて、ここからは個人的に一番ありがたいと感じている部分です。
それが、Codexの使用量リセットが頻繁に行われていること。
私自身、普段からAIを使って動画を作ったり、アプリやさまざまな仕組みを作ったりしています。
最近は、こういった制作作業でも、かなり高性能なモデルを積極的に使うようになりました。
ただ、高性能なモデルほど使用量の消費も大きくなりがちなんですよね。
特に複雑な作業を任せると、あっという間に利用枠を使ってしまうことがあります。
通常であれば、今週はあと何%使えるから、この作業は来週に回そう、といった調整をすることもあります。
ところが今は、通常とは別にリセットが何度も行われています。
そのため、普段だったら使用量を気にして躊躇していたような作業も、かなり積極的に試せています。
これが個人的には非常にありがたいんです。
例えば、
「前から作りたかったアプリがある」
「ちょっと複雑な仕組みをAIに作らせてみたい」
「上位モデルを使ったら、どれくらい結果が変わるのか試したい」
そんな人にとって、今は良い機会だと思います。
もちろん、今回のリセットは対象の利用枠に適用されるもので、誰でも無条件にすべての制限が回復するわけではありません。
それでも、CodexやChatGPT Workを日常的に使っている人にとっては、かなりうれしい期間なのは間違いないと思います。
リセットが来る前に使い切りたい、という不思議な状況
少し面白いのが、リセットが頻繁にあることで、普段とは逆のことを考えるようになったことです。
通常は、使用量を節約しながら使いますよね。
でも、明日またリセットされるかもしれないとなると、
「今の使用量、まだ結構残っているな」
「リセットが来たら、残っている分を使わないまま回復してしまうのか」
なんてことを考えてしまいます。
特にCodexには、プランによって5時間単位の使用枠と週間の使用枠があります。
例えば、週間の利用枠をかなり残したまま一斉リセットが実施されると、それまでの未使用分が別途積み立てられるわけではありません。
残っていた枠も含めて、新しい利用枠に更新されることになります。
なので、もともと作りたいものや試したいことがたくさんある人は、今の期間を活用しない手はないと思うんですよね。
ただし、使い切ること自体が目的になってしまっては本末転倒です。
必要な作業を進めることを優先しつつ、普段より少し大胆に試してみる。
それくらいの感覚がちょうどいいのかもしれません。
ちなみに、好きなタイミングで使える「保存型リセット」もあります。
こちらは一斉リセットとは違い、アカウントに保存されたリセットを自分で実行する仕組みです。
有効期限や対象条件があるため、利用する場合は設定画面で確認しておくとよいでしょう。
Tiboさんをフォローして通知をオンにしておくのがおすすめ
というわけで、CodexやChatGPT Workを使っている方には、TiboさんのXアカウントをフォローしておくことをおすすめします。
アカウントはこちら。
フォローしたあと、ベルマークからポスト通知をオンにしておけば、新しい発言を見逃しにくくなります。
もちろん、すべてのポストがアップデートやリセットの発表というわけではありませんし、通知にも多少の遅れはあります。
それでも、
「今日はリセットが来るのか」
「新しいモデルや機能が追加されたのか」
といった情報を、開発側の発信から直接確認できるのは便利です。
特に使用量の残りが気になる人は、Tiboさんの発表をチェックしておくことで、今後の作業計画も立てやすくなると思います。
また、今回の28日間チャレンジが終わったあとも、TiboさんはCodex関連の重要な情報を発信することがあるでしょう。
今後も追いかけておいて損はないアカウントだと思います。
まとめ:こういうAI業界のお祭りは、ちょっと楽しい
AI業界は、毎日のように新しいモデルや機能が登場しています。
正直なところ、変化が速すぎて追いかけるのも大変です。
でも、今回のように開発側の人が直接ユーザーとやり取りして、ユーザーが冗談を言ったり、アップデートを楽しみに待ったりする雰囲気は、個人的に結構好きなんですよね。
もちろん、Tiboさん本人にとっては、毎日かなりのプレッシャーだと思いますが(笑)。
28日間チャレンジは、まだ折り返し前。
11月1日までに、どんなアップデートが登場するのか。
そして、あと何回リセットが実施されるのか。
ちょっと楽しみにしています。
ちなみに今回の使用量リセットは、画像生成やファイルアップロードなど、ChatGPTのすべての機能が対象になるわけではありません。
その点は注意が必要ですが、CodexやChatGPT Workで作りたいものがある方は、ぜひこの機会を活用してみてはいかがでしょうか。
参考情報(2026年10月16日時点)
- Tiboさんの28日間チャレンジ宣言(X)
- OpenAI Developer Community:28日間の更新履歴
- OpenAI公式:ChatGPTプランでCodexを使う
- OpenAI公式:ChatGPTのモデルと利用上限
- OpenAI公式:保存型リセットの仕組み
※28日間の更新内容は発表時点の情報です。機能の提供状況やリセットの対象は、利用プランやアカウントによって異なる場合があります。
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