オリジナルソングがある人はSUNOで曲をAIにカバーしてもらうと楽しいかも

にくたま
にくたま

@nikutama ・ 9本

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最近、個人的にかなりハマっている遊びがあります。

それが、

昔作ったオリジナル曲をSUNOにAIカバーしてもらうこと。

これが思っていた以上に面白いです。

私は10年以上前にバンドをやっていて、その頃は自分で曲を作ったり、歌ったりしていました。

ただ、10年以上も経つと、ぶっちゃけ自分で作った曲の存在なんてほとんど忘れています。

パソコンや昔のHDDを漁ると、

「あー、こんな曲あったな」

みたいな音源が出てくるくらい。

そんな昔の曲を、最近SUNOの「Cover」で遊べると知って試してみました。

SunoのCoverは、元の曲をもとにしながら、ジャンルや雰囲気、ボーカルなどを変えて別バージョンを作れる機能です。

で、実際に昔の自分の曲を入れてみたら……

まぁ、これがとてつもなく面白い。

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自分の曲を「誰かがコピーしてくれた」ような感覚になる

AIカバーの何がこんなに楽しいんだろう?

と考えてみたんですが、一番大きいのはこれかもしれません。

自分の曲を誰かがコピーしてくれているような錯覚になる。

アマチュアでバンドをやっていた人なら分かるかもしれませんが、自分の曲を誰かがコピーして演奏してくれるなんて、普通はほぼありません。

ましてや、全然違うアレンジで女性ボーカルが歌っていたりすると、

「え、自分の曲をこんな感じでカバーしてくれてる……」

みたいな不思議な気持ちになります。

もちろん歌っているのはAIなんですけどね。

分かっているんですが、それでも結構テンションが上がります。

思い入れのある曲なんかだと、ちょっと胸がいっぱいになる瞬間すらあります。

オリジナルよりアレンジがカッコいい問題

そして、ちょっと悔しいんですが、

昔自分たちで演奏していたバージョンより普通にカッコいい。

ギターの入り方だったり、ドラムの展開だったり、曲全体の盛り上げ方だったり。

昔は、

「この曲はこういうもの」

と思って演奏していました。

でもAIに全然違う方向からアレンジされると、

「この曲、こういう解釈もできたのか」

となる。

ロックだった曲をピアノ中心にしてみたり、女性ボーカルにしてみたり、もっと激しいロックにしてみたり。

同じメロディーなのに、アレンジだけで曲の印象がかなり変わります。

昔の曲をリメイクしているというより、

昔の自分とAIで今もう一回バンドをやっている

みたいな感覚に近いかもしれません。

「あのアルバムみたいな雰囲気」にするのも面白い

さらに面白いのが、アレンジの方向性をかなり細かく指定できることです。

例えば、

「Radioheadの『In Rainbows』みたいな雰囲気にしたら、この曲どうなるんだろう?」

みたいな遊び方。

ただし、SUNOでは有名アーティストや人物の名前が入ったプロンプトが生成時に弾かれることがあります。

なので私は、こういうときChatGPTやGeminiなどに、

「Radioheadの『In Rainbows』っぽいアレンジにしたい。固有名詞を使わず、音楽的な特徴に分解してSUNO用の英語プロンプトにして」

みたいにお願いする方法が使いやすいと思っています。

すると、例えばこんな感じ。

warm intimate art rock, organic loose drums, syncopated clean electric guitars, jazzy extended chords, analog warmth, airy vocals, subtle electronic textures, melancholic but hopeful atmosphere, spacious mix, dynamic arrangement

これをSUNOのStyle of Musicなどに入れて試してみる。

もちろん毎回思った通りになるわけではありません。

「うーん、違うな」

となることも多々あります。

でも何回か試して、

「これこれ!こういうの!」

みたいなアレンジが生成された瞬間はかなりテンション上がります。

好きな曲をそのままコピーさせるというより、

「自分が好きなのは、その音楽のどの部分なんだろう?」と特徴に分解してAIへ渡す

という遊び方が面白いです。

自分の歌声じゃないから公開しやすい

これも個人的には結構大きいです。

10年以上前の自分が歌っている音源を、今になってSNSで大々的に公開するのは、ちょっと恥ずかしい。

いや、かなり恥ずかしい。

でもAIカバーになると、そのハードルが一気に下がります。

曲そのものは自分が作ったもの。

メロディーも歌詞も自分のもの。

でも歌っているのはAI。

この距離感がちょうどいい。

「昔こんな曲作ってました」

くらいの感覚で気軽に共有できます。

SUNO自体がちょっとSNSっぽい

もうひとつ面白いのが、SUNOの中でも曲を公開できることです。

曲を公開していると、いいねされたり、フォローされたりすることがあります。

自分としては、

「昔作った曲をAIに歌わせて遊んでいる」

くらいなんですが、それを知らないどこかの誰かが聴いてくれる。

これもなんだか不思議です。

昔バンドをやっていた頃とは、まったく違う形で曲が人の耳に届いている。

AI音楽というと「新しい曲をAIに作ってもらう」という使い方がまず思い浮かびますが、

昔作った曲をもう一度世の中に出すためにAIを使う

という楽しみ方もあるんだなと思いました。

このままだと、自分の曲は消えてなくなるんだろうなと思っていた

昔のオリジナル曲について、以前からなんとなく思っていたことがあります。

このまま自分が死んだら、この曲たちもそのまま消えていくんだろうな、と。

どこかのHDDにMP3ファイルが残っていたとしても、それを誰かが探して聴くことなんてまずないでしょう。

別に有名な曲でもないし、大勢の人に残してほしいという話でもありません。

ただ、

自分が人生のどこかで一生懸命作ったものが、そのまま消えるのはちょっと寂しい。

SUNOで昔の曲を掘り起こして、AIカバーを作って、インターネットに公開していると、

少なくとも以前よりは「曲を残している」という感覚があります。

もちろんSUNOというサービスが永遠に存在する保証なんてありません。

なので、気に入ったものはYouTubeや自分のサイトなんかにも置いておこうかなと思っています。

デジタルなんだから永久に残る、というわけではないですからね。

ただ、最初からすんなりいったわけではなかった

ちなみに、Podcastでも話したんですが、最初に昔のオリジナル曲をSUNOへアップロードしたとき、ちょっとした問題が起きました。

表示されたのが、

「This audio matches an existing recording」

というエラー。

要するに、

「既存の録音と一致しています」

という判定です。

いやいや。

その既存の録音、私の曲なんですが。

作詞も作曲も自分。

録音したのも自分たち。

完全にオリジナルです。

それでも既存音源として検出されて、アップロードできない曲がありました。

そこでSUNOのサポートに、

「これは自分で作詞・作曲・録音したオリジナル曲です」

という内容で問い合わせ。

さらに、自分の曲だと確認してもらう材料になればと思い、以前YouTubeにアップしていた音源のURLも一緒に送りました。

AIによる著作権チェックや既存音源チェックがあるのは当然だと思うのですが、

自分の曲なのに自分が弾かれる

というのは、なかなか面白い体験でした。

昔作った音源を持ち込む場合、こういうケースもあるようです。

昔オリジナル曲を作っていた人は、一度やってみてほしい

昔バンドをやっていた人。

DTMで曲を作っていた人。

弾き語りのデモ音源が残っている人。

学生時代に作った曲がHDDの奥に眠っている人。

そういう人は、SUNOで一度カバーしてみると結構楽しいと思います。

新しいAI曲を作るのとは、また全然違います。

自分が昔作ったメロディーが残っているからこそ、

「あ、この部分ちゃんと残ってる」

とか、

「そこをそうアレンジするのか」

とか、

聴いていて妙な感動があります。

生成AIって、基本的には「新しいものを作る技術」として語られることが多いです。

でも最近は、

昔自分が作ったものを、もう一度楽しむための技術でもあるんじゃないか

と思っています。

過去の自分が作った曲を、今のAIでもう一度遊ぶ。

昔オリジナル曲を作っていた人には、かなりおすすめです。

オマケ:SUNOのAIカバーで使いやすいプロンプト集

最後に、私自身もいろいろ試しているプロンプトをまとめておきます。

全部そのまま使う必要はなくて、気になる単語を組み合わせるくらいでOKです。

① 原曲をあまり壊したくない

原曲の雰囲気を残しつつ、演奏だけ現代的にしたいとき。

faithful cover, preserve the original melody, modern production, polished arrangement, dynamic drums, clear vocals

さらに原曲寄りにしたいなら、

faithful to the original song, preserve melody and structure, subtle modern arrangement

「まずは普通にカッコよくしてほしい」というときは、このあたりから試すのが使いやすいです。

② 女性ボーカルにしてみる

個人的にかなり楽しいやつ。

female lead vocal, emotional and powerful singing, alternative rock, melodic guitar, dynamic live drums

透明感を出すなら、

clear female vocal, soft emotional singing, dreamy atmosphere, melodic rock

逆に強めなら、

powerful female rock vocal, energetic performance, distorted guitars, punchy drums

自分が男性ボーカルだった曲を女性ボーカルに変えるだけでも、かなり印象が変わります。

③ 王道ロックにする

alternative rock, powerful live drums, distorted electric guitars, melodic bass, emotional vocal, big chorus

もう少し荒くしたいなら、

raw garage rock, energetic drums, crunchy guitars, live band feeling

重くするなら、

heavy alternative rock, thick distorted guitars, aggressive drums, dramatic chorus

④ アコースティック・バラード化

元が激しい曲ほど、逆方向に振ると面白いです。

intimate acoustic version, acoustic guitar, soft piano, emotional vocal, warm natural sound

ピアノ中心なら、

emotional piano ballad, intimate vocal, cinematic strings, slow dramatic build

かなりしっとりさせたいなら、

minimal acoustic arrangement, fragile vocal, quiet and intimate atmosphere

⑤ 全然違うジャンルに魔改造する

シティポップ。

Japanese city pop, funky bass, clean electric guitar, warm synths, smooth vocal, retro modern production

シンセウェーブ。

synthwave, retro synthesizers, electronic drums, atmospheric pads, cinematic 1980s feeling

シューゲイザー。

shoegaze, wall of guitars, dreamy vocal, heavy reverb, atmospheric and emotional

オーケストラ。

cinematic orchestral arrangement, strings, piano, dramatic percussion, emotional vocal, epic build

パンク。

fast punk rock, raw guitars, energetic drums, aggressive vocal, live band energy

同じ曲でジャンルだけ変えて何パターンも作るのもかなり楽しいです。

⑥ サビをとにかく盛り上げたい

quiet verse, gradual build, explosive chorus, huge guitars, powerful drums, emotional vocal

さらに派手にするなら、

dramatic build-up, massive anthemic chorus, layered vocals, powerful drums, wide guitars

⑦ 生バンドっぽさを出したい

live band performance, natural drums, expressive guitar playing, raw vocal, organic production

さらにライブ感を強めるなら、

raw live recording feeling, humanized drums, imperfect energetic performance, garage rehearsal atmosphere

昔バンドをやっていた人なら、この方向は結構グッとくると思います。

⑧ 「○○っぽい」を固有名詞なしに変換する

これはChatGPTやGeminiに任せるとラクです。

例えば、

Radioheadの「In Rainbows」のようなアレンジにしたいです。
アーティスト名・アルバム名・曲名などの固有名詞を一切使わず、
音楽的な特徴を分解してSUNOのStyle of Music用の英語プロンプトを作ってください。

以下の要素に分けて考えてください。
・ジャンル
・テンポ
・ドラム
・ベース
・ギター
・コード感
・ボーカル
・音質
・空気感
・曲の展開

という感じ。

すると、

warm intimate art rock, loose organic drums, syncopated guitar rhythms, melodic bass, extended jazz-influenced chords, airy vocals, subtle electronic textures, analog warmth, spacious production, melancholic and intimate atmosphere, dynamic arrangement

のように、固有名詞ではなく音の特徴として出してくれます。

これをさらに、

「もう少し暗く」

「ギターを強く」

「電子音を減らして」

みたいに調整してSUNOへ入れていく感じです。

⑨ 歌詞欄のセクションタグを使う

SUNOで歌詞を入力するときは、

[Verse]

のように、曲のセクションを書いておくと構成を伝えやすくなります。

よく使うものはこのあたり。

[Intro]

[Verse]

[Pre-Chorus]

[Chorus]

[Post-Chorus]

[Bridge]

[Interlude]

[Instrumental]

[Instrumental Break]

[Solo]

[Breakdown]

[Final Chorus]

[Outro]

基本的な意味はこんな感じ。

  • [Intro]:イントロ
  • [Verse]:Aメロなど、物語を進める部分
  • [Pre-Chorus]:サビ前
  • [Chorus]:サビ
  • [Post-Chorus]:サビ直後
  • [Bridge]:それまでと雰囲気を変える部分
  • [Interlude]:間奏
  • [Instrumental]:歌なしの演奏パート
  • [Solo]:ギターなどのソロ
  • [Breakdown]:楽器を減らしたりリズムを大きく変える部分
  • [Final Chorus]:最後のサビ
  • [Outro]:アウトロ

Suno公式の音楽用語集でも、Intro、Verse、Pre-Chorus、Chorus、Bridge、Outro、Breakなどが曲構成の用語として紹介されています。

例えば、

[Verse 1]
朝焼けの中を〜

[Pre-Chorus]
いつか見た夢を〜

[Chorus]
僕らはまだ〜

[Interlude]

[Verse 2]
あの日の声が〜

[Final Chorus]
僕らはまだ〜

[Outro]

みたいな感じです。

⑩ セクションごとに歌い方やアレンジを変える

ここからさらに面白いのが、

セクションタグの中に、その部分でやってほしいことを書く方法。

例えば、

[Verse 1 - soft vocal, low register]
[Pre-Chorus - gradually build intensity]
[Chorus - powerful vocal, sing one octave higher]
[Bridge - stripped down, piano and vocal only]
[Final Chorus - one octave higher, full band, layered backing vocals]

みたいな感じです。

例えば、

「このサビから1オクターブ上げたい」

なら、

[Chorus - vocal one octave higher, powerful and emotional]

または、

[Chorus - sing one octave higher than the previous section]

最後のサビだけ上げたいなら、

[Final Chorus - key climax, vocal one octave higher, powerful full band]

曲全体で書くと、

[Verse 1 - intimate vocal, low register]

歌詞……

[Pre-Chorus - gradually building, rising tension]

歌詞……

[Chorus - vocal one octave higher, powerful full voice, full band]

歌詞……

[Verse 2 - return to lower register]

歌詞……

[Bridge - stripped down, piano and vocal only]

歌詞……

[Final Chorus - one octave higher, huge drums, layered backing vocals, emotional climax]

歌詞……

[Outro - quiet, fading instruments]

みたいにできます。

ほかにも、

だんだん盛り上げる

[Pre-Chorus - gradual crescendo]

一度静かにする

[Bridge - quiet, intimate, minimal instrumentation]

ドラムをハーフタイムにする

[Breakdown - half-time drums, heavy bass]

ギターソロを入れる

[Guitar Solo - emotional melodic solo, gradually building]

サビでコーラスを重ねる

[Chorus - layered backing vocals, wide harmonies]

一瞬演奏を止める

[Break - sudden stop, vocal only]

ラストだけ全部盛り

[Final Chorus - one octave higher, full band, layered harmonies, huge drums, emotional climax]

このあたりを組み合わせると、

ただ「ロックにして」

と指示するより、

「この部分ではこうなってほしい」

まで伝えられるようになります。

ただし、ここは重要で、

書けば100%その通りになるわけではありません。

「one octave higher」と書いたのにあまり変わらなかったり、別のところが変わったりすることもあります。

そのへんも含めてガチャです。

どうしても特定の部分だけ直したい場合は、現在のSUNOには曲の一部分を指定して再生成するReplace Sectionもあります。該当部分を選び、「Make this section sound dreamier」のように個別の指示を与える使い方もできます。

⑪ とりあえず迷ったらこれ

alternative rock, female lead vocal, emotional performance, melodic guitars, powerful live drums, dynamic arrangement, big chorus, modern production

個人的には、

ジャンル+ボーカル+楽器+雰囲気+サビの方向性

くらいを組み合わせるのが分かりやすいです。

例えば、

alternative rock
female vocal
distorted guitar
emotional
big chorus

くらいから始める。

そこから、

「サビだけもっと激しくしたい」

「女性ボーカルにしたい」

「最後だけ1オクターブ上げたい」

「間奏にギターソロがほしい」

と、少しずつ追加していく感じです。

Coverは毎回狙った通りになるわけではなく、同じ指定でも結果が変わります。

なので、

「完成品を一発で作る」

というより、何回かガチャを回しながら、

「うわ、このアレンジ好き」

というものを探す遊び方が今のところ一番楽しいです。

そして、その「これこれ!」が出たときが本当に楽しい。

昔のHDDにオリジナル曲が眠っている人は、ぜひ掘り起こしてみてください。

たぶん、自分でも忘れていた曲にもう一度ハマります。

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