SNSのDMで来た仕事の依頼、受ける前にAIで条件と返信を整える

みつば
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@mitsuba_w ・ 1本

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SNSのDMで届いた仕事の依頼を、「断る」「質問してから決める」「範囲を区切って受ける」「そのまま受ける」のどれにするか決め、そのまま送れる返信まで作るAIへの指示文を載せます。届いた文面と届いた場所、自分の状況を貼るだけで、書かれていない条件まで分けて出してくれます。

「簡単な作業です」と書かれたDMが来て、返事まで急かされる。受けるか迷っているうちに、時間だけが過ぎていく。そんなこと、ありませんか。副業で仕事がほしい時期ほど、気になる文は目に入りにくくなります。先にお金を払う流れや別アプリへの移動のような気になる点も、文面から拾うよう頼んであります。

急かすDMの依頼、すぐ返さなくていい?

急かすDMの依頼、すぐ返さなくていい?

返事の期限は、こちらから伝えてかまいません。「〇日までにお返事します」と一言送っておけば、急かされたまま中身を読まずに返すことは避けられます。指示文でも、急かす言い方があるだけでは断る理由にしない、と決めてあります。

急かされると、受けるか断るかの二択で考えがちです。でも、報酬や納期、支払日が書かれていないだけなら、断るにはまだ早いです。そのときの答えが「質問してから決める」で、返信で聞いて、答えをもらってからもう一度判断します。

判断は4つ並べてあって、上から順に当てはめ、最初に当てはまったものにします。いちばん上が「断る」です。自分が先にお金を払う流れや、始める前から口座情報や身分証、LINEなど別アプリへの移動を求めてくる依頼は、報酬がどれだけ良く見えても「断る」になります。

仕事がほしい度合いも、DMの依頼と一緒にAIへ

AIに渡すのは3つです。届いた文面そのまま、届いた場所、それから自分の状況。

文面は要約せずに貼ります。自分で書き直すと、引っかかった一文を落としてしまいがちなので。届いた場所は、クラウドソーシングのサイト内メッセージかどうかで判断が変わるから必要です。サイト内で届いたのに外でのやりとりを持ちかけられていたら、「断る」に入ります。

自分の状況は、今どれくらい仕事がほしいか、普段の単価、1記事にかかる時間、受けられない条件の4つを書きます。

判断が一番変わるのは「どれくらい仕事がほしいか」です。報酬や納期などの条件がそろっていて、換算した単価が普段の単価を下回るとき、仕事がほしい度合いが高ければ「範囲を区切って受ける」です。「1本だけ」「この単価は初回のみ」と区切る案を出すよう頼んであります。度合いが低ければ「断る」になります。どちらの場合も、普段の単価の半分を下回れば「断る」です。上のどれにも当てはまらず、条件がそろっていて単価も普段どおり以上なら「そのまま受ける」。

つまり、同じ依頼でも、今の自分の状況しだいで答えが変わります。

普段の単価、すぐ答えられますか?文字単価でも1記事いくらでもかまいません。1記事にかかる時間も一緒に書いておくと、1時間あたりの金額まで出してくれます。

DMの依頼をAIに仕分けさせる、そのまま貼れる指示文

AIのチャットに、次の指示文を丸ごと貼ってください。

副業でライターをしている私のところに届いた依頼を一緒に読んで、「断る」「質問してから決める」「範囲を区切って受ける」「そのまま受ける」の4つのどれにするかを決め、そのまま送れる返信の文面まで作ってください。返事を急かされていても、この整理が終わるまでは返信しない前提で進めます。

【入力】
1. 届いた依頼文(DMやクラウドソーシングのメッセージをそのまま)
ここに依頼文を貼る

2. 届いた場所
ここに「InstagramのDM」「XのDM」「クラウドソーシングのサイト内メッセージ」などを書く

3. 私の状況
・今どれくらい仕事がほしいか:ここに書く(例:月にあと何件ほしい、今月は余裕がない など)
・普段の単価:ここに書く(例:文字単価〇円、1記事〇円)
・1記事にかかる時間の目安:ここに書く
・受けられない条件:ここに書く(例:平日昼は返信できない、顔出し不可 など)

【手順】
1. 依頼文から、次の項目が書かれているか拾い出してください。書かれていない項目は「記載なし」とします。推測で埋めないでください。
 作業内容と分量/報酬の額と決め方(文字単価・記事単価・成果報酬など)/納期/修正の回数/支払日と支払方法/記名か無記名か、書いた記事を誰の名前で出すか/相手の名前や会社名、連絡先
2. 報酬が書かれていれば、私の「普段の単価」と同じ単位に直して比べ、1時間あたりにするといくらかも出してください。計算に使った数字を必ず添えてください。
3. 次の「気になる点」が依頼文に含まれていないか確かめ、あれば依頼文の該当箇所をそのまま引用してください。
 ・私が先にお金を払う流れ(教材費、登録料、ツール代、研修費など)
 ・始める前から、口座情報や身分証の画像、LINEなど別のアプリへの移動を求めている
 ・クラウドソーシングで届いたのに、サイトの外でのやりとりや支払いを持ちかけている
 ・「今日中」「先着」「枠が埋まる」など、考える時間を減らす言い方
 ・「簡単な作業」「スマホだけで」など、作業内容より手軽さを前に出している
 ・無報酬のテスト記事が、1本で終わらない書き方になっている
4. 下の判断基準に沿って、4つのどれにするかを1つ決めてください。判断基準は上から順に当てはめ、最初に当てはまったものにします。
5. その判断に合った返信文を作ってください。
6. 最後に、私が自分で確かめることを挙げてください。

【判断基準】
・「断る」:私が先にお金を払う流れが1つでもあるとき。報酬がどれだけ良く見えても変えない。別アプリへの移動や口座・身分証を最初から求めている、またはクラウドソーシングの外での取引を持ちかけているときも同じ。換算した単価が普段の単価の半分を下回るときと、普段の単価を下回り「仕事がほしい」度合いが低いときも「断る」。
・「質問してから決める」:報酬・納期・支払日のどれかが「記載なし」のとき。それだけで断らず、返信で質問し、答えをもらってからもう一度この基準で判断する。
・「範囲を区切って受ける」:条件はそろっているが、換算した単価が普段の単価を下回り、「仕事がほしい」度合いが高いとき。「1本だけ」「この単価は初回のみ」と範囲を区切って受ける。
・「そのまま受ける」:上のどれにも当てはまらず、条件がそろっていて単価も普段どおり以上のとき。
・急かす言い方だけがある場合は、それだけで断る理由にはしない。返信で「〇日までにお返事します」と、こちらの期限を伝える形にする。

【出力の形】
1. 判断:「断る」「質問してから決める」「範囲を区切って受ける」「そのまま受ける」のうち1つを最初の1行に書く
2. 拾い出した項目の表(項目/依頼文の記載/記載なし・気になる点)
3. 判断の理由:箇条書きで3つ以内
4. 返信文:スマホからそのまま送れる長さ(200〜350字)。丁寧だけど、へりくだりすぎない敬語で。「質問してから決める」なら確認したい点を、「範囲を区切って受ける」なら区切る範囲を、番号付きで入れる。「断る」なら理由を細かく書かず、短く終える
5. 私が自分で確かめること:箇条書き

【やらないこと】
・依頼文にない数字や条件を作らない。分からないところは「記載なし」と書く
・相手を「詐欺」などと決めつける言葉を返信文に入れない
・契約や法律に触れる判断(この取引は違法か、など)はしない。気になるときは、利用しているクラウドソーシングの運営窓口、フリーランス・トラブル110番、消費生活センター(188)などに相談するよう案内するだけにする
・税金のことを聞かれても答えを出さず、税務署や税理士に確かめるよう書く

【題材の例(架空のものです)】
依頼文:「はじめまして!投稿を拝見してご連絡しました。ブログ記事の作成をお願いしたく、簡単な作業なので初心者の方でも大丈夫です。報酬は記事の内容によって変わりますが、しっかりお支払いします。詳しくはLINEでお伝えするので、本日中にお返事いただけると助かります!」
届いた場所:InstagramのDM
私の状況:副業ライター半年。今月はあと2件ほしい。普段は文字単価1円前後で、3,000字の記事に4時間ほどかかる。

指示文の末尾に、「【題材の例(架空のものです)】」の行から最後まで、架空の依頼が付いています。私が試したときは、この「題材の例」も入力欄もそのまま丸ごと貼り、続けて架空の題材の情報を後ろに貼りました。出力は、後ろに貼った題材のものでした。

後ろに貼る情報は、指示文の【入力】と同じ3項目を見出しにして書けば足ります。「届いた依頼文」には届いた文面をそのまま、「届いた場所」には「XのDM」などを書きます。「私の状況」は、今どれくらい仕事がほしいか、普段の単価、1記事にかかる時間の目安、受けられない条件の4行です。

架空の依頼DMを貼ってみたら、判断は?

架空の依頼DMを貼ってみたら、判断は?

題材にしたのは架空のXのDMです。転職情報サイトの記事を書くライターの募集で、1記事3,000〜4,000字、報酬は1記事4,000円(税込)。無報酬のテスト記事を1本書いて合格したら継続、月10本以上お願いできる人を優先、来週金曜までに返信してほしい、という内容にしました。

こちらの状況は、継続の案件が1件あって急いで増やしたいわけではない、文字単価1.2円前後、3,000字で4時間、平日昼は本業で返信できない、月に書けるのは6本まで、としています。

1行目に出た判断は「質問してから決める」でした。先にお金を払う流れ、別アプリへの移動、口座や身分証の要求はどれも含まれておらず、「断る」に当たる点はありません。一方で、納期と支払日は記載なしでした。修正の回数と、記名か無記名かも記載なしです。

「来週金曜までにご返信ください」は、考える時間を減らす言い方の欄に入っていました。ただ、「今日中」「先着」のような急かし方ではない、という扱いです。

では、1記事4,000円は高いのか安いのか?この題材では、答えは字数しだいでした。

字数
文字単価
1時間あたり
普段の単価(1.2円)で書いた場合の1時間あたり
3,000字の場合
約1.33円
1,000円
900円
4,000字の場合
1.0円
約750円
900円

4,000字の1時間あたりは、3,000字で4時間の割合のまま増えるとして約5.3時間で割った数字です。計算に使った数字が全部添えてあるので、自分で検算もできます。

字数の幅が1,000字あるだけで、普段の単価を上回るか下回るかが入れ替わりました。3,000字なら普段より高く、4,000字なら普段より低い。記事単価だけを見ていると、この差は表に出てきません。判断理由にも、報酬が字数しだいで1.0〜1.33円と幅があり、普段を上回るかどうか決まらない、と書かれていました。

どこで断るのか。AIの理由には、答えをもらったら基準で判断し直す、とありました。1記事が4,000字に近ければ文字単価は1.0円で普段を下回ります。今は仕事を急いで増やしたい状況ではないので、基準では「断る」になる、という書き方です。

依頼主に返すDM、何を聞けばいい?

ここまでの判断を、そのまま相手に送れる形にしたのが次の返信文です。この題材で出てきたものを載せます。

田中様

ご連絡ありがとうございます。ライターの(お名前)です。
お仕事の内容に関心があり、お受けするか決める前に、いくつか確認させてください。

1. 1記事の字数は、3,000字と4,000字のどちらに近いことが多いでしょうか
2. 1本あたりの納期
3. 報酬の支払日と支払方法
4. 修正の回数
5. 記事は記名・無記名のどちらでしょうか

あわせて、本業の都合でお受けできるのは月6本までで、平日日中のご連絡への返信は夜になります。この条件でも差し支えなければ、上記をお知らせいただけますと幸いです。

質問は5つ、番号付きで並びました。字数の幅と、記載なしだった納期、支払日、修正の回数、記名かどうかが、そのまま質問になっています。

返信文に、相手を決めつける言葉は入りませんでした。受けるとも断るとも言わず、「お受けするか決める前に」確認したい、という立ち位置で書かれています。

受けられない条件に書いた「月6本まで」と「平日昼は返信できない」も、最後の段落で伝える形で入っていました。

判断が「断る」になったときは、理由を細かく書かずに短く終える形を指示文で頼んであります。

DMの依頼主が実在するかは、自分の目で

DMの依頼主が実在するかは、自分の目で

AIが読めるのは、貼った文面だけです。「株式会社〇〇メディア」と転職情報サイトが本当にあるのか、送ってきたXアカウントがその会社とつながっているのかは、公式サイトや採用ページ、アカウントのプロフィールのリンクを見て自分で確かめます。この題材でも、「自分で確かめること」の先頭にこれが挙がりました。

ほかに並んだのは、答えで字数が分かったら換算表に当てはめて判断し直すこと。「月10本以上を優先」とあるので、月6本と伝えたうえで依頼が続くのか。無報酬のテスト記事1本にかかる時間を、合格しなかった場合も含めて引き受けてよいと思えるか。返信の期限は来週金曜なので、平日昼は返信できない分、相手から答えが来る日数も見込んでおくこと。

やりとりの途中で、先にお金を払う話や、LINEなど別のアプリへの移動、口座情報・身分証の提出を求められたら、その時点で「断る」に切り替える、とも書かれていました。

「この取引、法律的に大丈夫?」とAIに聞きたくなるかもしれません。指示文では、契約や法律の判断はさせず、相談先を案内するだけにしています。税金のことも答えを出さず、税務署や税理士に確かめるよう書く形です。

困ったときの相談先は、利用しているクラウドソーシングの運営窓口、フリーランス・トラブル110番、消費生活センター(188)です。

ここで紹介した結果は、Claudeで、同じ架空の題材を、指示文を直して2回試したうちの2回目のものです。1回目は判断の選択肢を変える前の版でした。

次にDMで依頼が来たら、返信を打つ前に、届いた文面と自分の状況をこの指示文に貼ってみてください。受けるかどうかがまだ決まっていなくても、送れる返信が手元にあれば、期限を決めるのはこちらになります。