こんにちは。もるふぉです。
今日2026年7月8日15時、Claude Fable 5がフラットレートのサブスクから外れ、pay-per-tokenへ移行します。
移行後は入力が百万トークンあたり$10(約1,500円)、出力が$50(約7,500円)。
Opus 4.8の約2倍です。
残り時間で何を作るかで、明日以降の生産性が変わります。
「テストが速く通った」「バグが片付いた」も嬉しい成果です。
でも、それは今日で消えます。
今日書き残す価値があるのは、明日Opusで再現できないものだけ。
なぜFable 5の最終日に「成果物」ではなく「資産」を作るのか
判断軸は「明日Opusで再現できるか?」の1問です。
Yesならスキップ。
Noならそれが今日Fable 5に触らせる価値のあるタスクです。
Fable 5がcheaper modelに勝てるのは「散らかった問題への判断力」と「長い多段推論」。
この2つが揮発する前に、明日以降も使い回せる資産に固定化します。
具体的には次の4種類です。
- 判断基準の層(
CLAUDE.md、.claude/skills/、memoryセットアップ) - 戦略ロードマップ(自分の仕事の骨格)
- 原子化されたナレッジ(deep researchの成果物)
- 思考プロセスを自動記録する仕組み(extract skill)
ここからが本題です。
Move 1 — CLAUDE.mdとskillをFable 5に書き直させる
CLAUDE.mdと.claude/skills/は、これから走らせる全てのセッションが最初に読む「判断基準の層」です。
ここが曖昧だと、賢いモデルほど余計な自由度を発揮して事故ります。
Opusに毎回同じ品質で従わせる土台がここ。
Fable 5に頼むときのポイントは、各ルールに「criteria line」を1行ずつ添えさせることです。
「N+1は避ける」ではなく「N+1が避けられているかは、テストログにSELECTが期待回数を超えて出ていないかで確認できる」まで書かせる。
cheaper modelは判断基準を発明できませんが、書かれた基準は正確に適用できます。
今日、私も自分のCLAUDE.mdを書き直させました。
criteria lineが1行も添えられていない項目が半分ありました。
これに気づけただけでも1時間使う価値がありました。
Move 2 — Fable 5に自分のワークフローの戦略ロードマップを作らせる
Fable 5の測定済みの強みは「難しく散らかった問題への判断力」で、SWE-bench Verifiedでは95%というトップスコアを出しています。
この判断力を「自分の仕事」という一番散らかった問題に当てるのがMove 2です。
コンサルタントに1日レビューを頼むイメージで問いを立てます。
「私のワークフローで、次の90日で最も影響が大きい変更点は何か。理由を3つずつ挙げて優先度をつけろ」型の投げ方。
出力の要件は「なぜその判断か」を全部書き下ろさせることです。
reasoningが残っていれば、明日以降Opusに「このロードマップに従って作業して」と渡すだけで、Fable 5の判断力を借り続けられます。
Move 3 — Fable 5でDeep researchを走らせてナレッジを原子化する
Fable 5が広く測定されている優位は「長い多段推論」。
deep researchはこの強みが最もそのまま出るタスクで、気になる領域、後回しにしていた技術書、競合のアーキテクチャに投げます。
ただし出力を40ページのレポートで受け取ると、保存されて忘れられて終わります。
おすすめは「1ノート1インサイト」で受け取ること。
Obsidianに投げ込む前提で、「原子化した状態で100個のリンクノートに割ってから返せ」と最初に指定します。
40ページのレポートは検索されません。
100個のリンクノートは検索されます。
この差が数ヶ月後に効きます。
Move 4 — Fable 5の/goalとdynamic workflowsで無人時間を回す
Claude Codeの/goalは、終了条件を宣言する仕組みです。
ターンごとにjudgeモデルが条件を満たしたか確認して、満たされるまで走り続けます。
workflowは並列サブエージェントを走らせるオーケストレーション層。
組み合わせると、寝ている間にFable 5がゴールを追い続けます。
ここで安全ルールが2つあります。
1つ目、pasted proof(貼り付け証明)。
終了条件に「テストが通った証拠として、bundle exec rspecの出力を貼り付けて示せ」型を必ず入れます。
judgeは会話ログしか読めないので、「できました」の一言では判定できません。
約束ではなく貼り付けを要求します。
2つ目、hard caps(上限)。
ターン数かwall-clock時間を条件に埋め込みます。
無制限ループで一晩走り続けて$6,000(約90万円)請求される事故は実際に起きています。
/goalは以前、貼り付け証明を入れ忘れて「できました」の一言で終了判定された経験があります。
あれ以降、条件に「対象の出力を必ずコピペで貼れ」を必ず書いています。
もう1つ、Fable 5は週次上限をOpusの約2倍速で消費します。
しかも週次上限の半分しかFable 5に割り当てられていません。
unattendedで回すゴールは2〜3個に絞ります。
Move 5 — Fable 5の思考プロセスをスキルとして記録する
Fable 5が今日解いた難問の「解き方」は、セッション終了で蒸発します。
ここを自動で記録に落とす仕組みを仕込むのが、時間が長いほど利く複利です。
.claude/skills/extract-approach/SKILL.mdを作って、「難問を解いたらapproachを1ファイルに書き出せ」とCLAUDE.mdからwireします。
あとは残り時間にガチのバックログ(バグ、アーキ判断、詰まっているリファクタ)をFable 5にぶつけていくだけ。
全ての解答がapproachノートとしてrepoに残ります。
時間が短い人ほど、まずこれを仕込むのが正解です。
まとめ——Fable 5終了後も効き続けるものだけ作る
優先順位を私の判断で並べ直すと、次のようになります。
- 最優先: Move 5(自動記録の仕組み、複利で効く)
- 次点: Move 4(仕込んで放置できる)
- その次: Move 1(毎セッションで効く判断基準)
- 時間が余ったら: Move 2、Move 3
1時間しかないなら「5→4→1」の順で仕込んで放置。
3時間あるなら「2」まで手をつける。
半日あるなら「3」までやります。
15時までに書き残せるのは、明日以降も効き続けるものだけです。
今日書いたテストは今日で終わり。
今日書いたCLAUDE.mdとSKILL.mdとapproachノートは、Fable 5がサブスクに戻ってくるまでの数ヶ月ずっと効きます。



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