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X(Twitter)分析・リサーチをClaude Codeに丸投げ — agmsg×Grok BuildでAPI不要

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こんにちは、ルイです。

競合アカウントの新着投稿、毎朝チェックしてませんか?ハッシュタグを手作業で追って、スクショを撮って、Notionに転記して——「この時間、もっと別のことに使えるはずなんだけど」とじわっとしながら、それでも毎朝やってる。

そのXリサーチの手作業が、先日のアップデートで変わりました。

マーケ担当のX(Twitter)リサーチが詰んでいた2つの壁

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XのデータをAIに渡して競合分析を自動化したい、というニーズは前からありました。

でも実装に入ると、だいたい2つの壁にぶつかって止まります。

スクレイプは規約グレー、社内通せない

PythonでスクレイパーをサクッとMVPで作る——という発想は、X相手だと一発で止まります。

Xの利用規約上、認可なしの自動スクレイプは明確にグレー、踏み込めば黒です。

特に法務が機能している企業だと、社内レビューで「規約違反になり得る経路は許可できません」で終わります。

技術的には取れても本番運用には載らない。

これが最初の壁です。

正規のX APIは2026年から従量課金、固定費感覚で乗れなくなった

「じゃあ正規のAPI使いましょう」となると、次に出てくるのが料金とプランの壁です。

旧X API Basicは2024年に月額200ドル(約3万円)まで値上がりし、さらに2026年2月から新規開発者向けには従量課金(pay-per-use)方式へ全面移行しました。

新規でX APIを使い始めようとすると、まず固定月額プランに入れない時点で「コストが読めない」状態になります。

個人マーケターや中小企業のSNS担当が「競合の投稿を朝まとめたい」だけのために、取得量次第で月数万円のオーダーになる課金を組み込むかというと、ほぼ通りません。

データ量に対して費用が読みにくすぎるんですよね。

この2つの壁——規約とコスト——を同時にすり抜けてくる仕組みが、2026年6月に出てきました。

agmsg 1.1.1 と Grok Build で構造が変わった

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面白いのは、解決策が「より良いAPIを探す」でも「スクレイパーを巧みに隠す」でもなかったことです。

発想そのものが変わりました。

「Claude CodeにXを直接見させる」のではなく、「Claude Codeから別のAIエージェント(Grok Build)にXを見てきてもらう」——この構造の転換がポイントです。

agmsg はAIエージェント同士の「内線電話」

agmsgは、Claude Code / Codex / Gemini CLI などのCLI型AIエージェント同士が、人間を介さずに直接やり取りできる仕組みです。

ローカルのSQLiteをメッセージング層に使って、エージェント同士が「依頼」「回答」を交わします。

依存はbashとsqlite3だけで、デーモン常駐も外部通信も不要、MITライセンスのOSSです。

要するにエージェント間の「内線電話」ですね。

公式:

GitHub: 

Grok Build はX(Twitter)のデータにネイティブアクセスできる

Grok BuildはxAIが2026年5月に公開ベータとして出したターミナルCLIのコーディングエージェントで、X Searchをネイティブにビルトインしているのがマーケにとってのキラーポイントです。

外部API経由ではなく、xAI側の権限でXのリアルタイム情報に直接アクセスできる。

スクレイプでもX API固定費でもない、第3の経路です。

「Xのデータを合法的に取るコスト問題」が、Grokのネイティブ接続でまるごと消えている——ここが今回の本質です。

1.1.1 で Grok Build が「チームメンバー」として呼べるようになった

2026年6月25日リリースのagmsg 1.1.1で、grok-buildが正式なagent typeとして追加されました。

これでClaude Codeからagmsg経由で「Grok Buildにこれ調べてきて」と頼める構造ができました。

レイヤー
役割
Claude Code
マーケ担当からの依頼を受ける窓口・整形担当
agmsg
エージェント間のメッセージング層(内線電話)
Grok Build
Xに直結してデータを持ってくる実働部隊

Claude Code自体がXを叩くのではなく、Grok Buildに依頼を回す役割分担です。

この構造が頭に入ると、「どこに何を頼めばいいか」が整理されて、実際の業務への翻訳がしやすくなります。

Claude Codeで使えるXリサーチ×競合分析 3つの実務シナリオ

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競合アカウントの発信を毎朝ダイジェスト化する

毎朝、競合5〜10社のXを開いて新着投稿をスクショ……というルーチン、誰かしらやってますよね。

これを自然言語で投げます。

「@competitor_a と @competitor_b の過去24時間の投稿を、Grok Build経由で取得して、要約と反応数(いいね・リポスト・引用)を表にまとめて」

朝のSlackに貼るレポートが数十秒で出来上がります。

数字も同時に取れること、これが効くんです。

投稿テキストだけじゃなく、伸びた投稿と滑った投稿の判別もできるので、競合の「効いた施策」が一目で分かります。

毎朝の手作業をそのまま自然言語に置き換えるだけで、分析の粒度が上がる感覚です。

ハッシュタグとトレンドをキャンペーン前に一括収集する

新しいキャンペーンを企画するとき、関連ハッシュタグの直近の動きを見る作業が必要じゃないですか。

手で検索バーに打ち込んで、スクロールして、件数を数えて……というやつ。

「#コスメ夏キャンペーン と類義タグの直近30日の投稿数推移、上位投稿、参加アカウント属性を出して」

依頼1回でこのレベルがまとまります。

企画会議に持っていく一次データが、午前中の合間で揃う。

以前なら半日かけていたリサーチが短時間で終わると、会議の議論が「データを見る時間」から「データをどう使うか」にシフトします。

ユーザーボイス(反応コメント)をLPコピーの素材に変える

これがマーケ的に一番美味しいかもしれません。

自社アカウント or 競合アカウントの投稿に対するリプライ・引用リポストを集めて、「ユーザーが実際に使っている言葉」を吸い上げます。

「@my_brand の直近2週間のリプライをポジ/ネガに分類して、ポジティブ側でよく使われている動詞・形容詞を頻度順に出して」

ここで出てくる動詞・形容詞こそ、LPのファーストビューや広告コピーに乗せたい一次素材です。

机上のコピーライティングから「ユーザーが本当に使っている言葉」へ切り替えられます。

コピーライターが時間をかけてインタビューで拾うような生の言葉を、Xのリアルな声から短時間で引き出せる——実務への効き方が、他の2つよりひときわ大きいシナリオです。

agmsg×Grok Build 導入の現実 — 料金・必要なもの・注意点

Claude Code + agmsg + Grok Build の必要なもの一覧

  • Claude Code(マーケ担当のメイン窓口)
  • agmsg 1.1.1以上(OSS・無料)
  • Grok Build CLI(xAI製・要契約プラン)

SuperGrok月約4,500円という料金感

agmsgはMITライセンスのOSSで完全無料、bashとsqlite3があればインストール一発です。

Grok Build CLI自体は無料で配布されていますが、使うには SuperGrok(月額約30ドル ≒ 約4,500円)X Premium+(月額約40ドル ≒ 約6,000円) のいずれかの契約が必要です。

「月4,500円なら自分のクレカで申請できる」というマーケ担当は少なくないはず。

旧X API Basicの月額200ドル(約3万円)と比べると約5分の1〜7分の1、しかも従量課金ではなく固定費なので上振れしません。

稟議を通すにしても、説明が一枚で済む水準です。

注意点 — Grok BuildはSuperGrok or X Premium+前提

落とし穴を1つ。

Grok Buildは単体課金ではなく、xAIのSuperGrokかX側のPremium+のどちらかに紐づきます。

「Grok Buildだけ契約したい」はできません。

すでにX Premium+があれば流用できます。

未契約ならSuperGrokのほうが画像生成等と併用できて素直です。

「Xを調べておいて」とClaude Codeに頼める時代のマーケ運用

「@competitor_a の今週の動き、明朝までにダイジェスト化しといて」——これを社内の若手じゃなくClaude Codeに投げて、コーヒーを淹れている間にレポートが上がってくる。

あなたのマーケリサーチ業務は、このフェーズに入りました。

最初の一歩はシンプルで、agmsgを入れて、SuperGrokを契約して、Grok Buildをチームメンバーに加えるだけです。

週末1時間あれば動かせます。

来週の月曜の朝、いつもの「Xを手でめくる時間」が消えているはずですよ。

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