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愛犬のうんちをAIが判定 写真だけでできる体調チェック

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朝の散歩で「あれ、いつもと色が違う」と思って、とりあえず撮った写真。

夜には忘れていませんか。

その1枚をAIに見せるだけで、色や形の気になる点が言葉になって、病院に行くかどうか迷ったときの材料になります。

ただしAIに見えているのは写真に写っているものだけで、そこを勘違いすると逆に危ない場面もあります。

いつもと違ううんちに気づいた朝、手元に残るのは写真だけです

散歩中のうんちは、袋に入れてそのまま処理してしまいます。

持ち帰って観察するわけにもいかないので、記録として残るのはスマホの写真1枚だけです。

しかもその写真は、カメラロールの中で他の写真に埋もれていきます。

数日後に「そういえば先週も柔らかかったかも」と思っても、いつのことだったか思い出せません。

動物病院で最初に聞かれることは、だいたい決まっています。

いつからですか、1日に何回ですか、食欲は変わりませんか。

この3つに答えられるかどうかで、診察の進み方はかなり変わります。

ペット向けのテクノロジー市場は、調査会社によって数字に幅はあるものの、年10%台から20%前後のペースで伸び続けると予測されています。

その流れの中で、写真を撮るだけで健康チェックができるアプリのジャンルも広がってきました。

ただ、専用アプリを入れなくても、手持ちのAIアプリで似たことはできます。

写真1枚で色と形の気になる点が言葉になります

散歩から帰ってスマホでAIに相談している飼い主の手元と、足元でくつろぐ犬のゆるいイラスト

撮った写真をAIのアプリに送って、見てほしいことを文章で添える。

手順としてはこれだけです。

写真に添える4つの情報

写真だけ送るのは、いちばんもったいない渡し方です。

「これどう思う?」だけだと、返ってくるのはあたりさわりのない一般論になります。

年齢、犬種、いつからか、直近でフードを変えたか。

この4つを添えるだけで、コメントの中身が変わります。

この写真は3歳の柴犬のうんちです。
今朝の散歩で出たもので、昨日までとは色が違って見えます。
色・形・表面の状態から、気になる点があれば挙げてください。
フードは3週間変えていません。食欲と元気はいつも通りです。
診断はしなくていいので、様子を見るときにどこを見ればいいかを教えてください。

こう聞くと、色の見え方、形の崩れ方、表面のつやといった観点で気になる点を並べて、様子を見るときのチェックポイントを返してくれます。

診断はしなくていい、と先に伝えます

この一文を入れるかどうかで、返ってくるものの性格が変わります。

書かずに聞くと病名の可能性を並べてくることがあって、それを読むと不安だけが増えていきます。

欲しいのは病名ではありません。

獣医さんに伝えるための言葉です。

基準になる色も知っておくと安心です。

健康なうんちは茶色から少し濃い茶色、黄土色っぽいものも正常の範囲とされています。

ただ、色だけを見て判断すると、かなりの確率で読み違えます。

色でわかること、写真だけではわからないこと

ドッグフードの袋とペット手帳を並べて記録をつけている手元と、そばで様子をうかがう犬のゆるいイラスト
見えている色
一般に言われていること
写真には写っていないこと
茶色、少し濃い茶色、黄土色
正常とされる範囲
緑っぽい
胆汁の流れや腸内環境が関わることがある
散歩中に草をたくさん食べた、フードを変えた
黒くてベタつく
上部の消化管からの出血のサインになりうる
鉄分の多いフードやサプリ、活性炭を飲んだ
白っぽい、灰色っぽい
胆汁が混ざっていない可能性

ここに書いたのは、動物病院やペット向けの健康情報で広く共有されている一般的な目安です。

獣医師の診断に代わるものではありません。

いちばん見てほしいのは、右の列です。

黒いうんちは上部の消化管からの出血のサインになることがありますが、鉄分を多く含むフードやサプリメント、活性炭を飲んだあとにも黒くなります。

写真だけを見たAIには、この差がわかりません。

うんちの色は写真に写っていても、昨日フードを変えたことは写真に写っていないからです。

緑っぽい色も同じです。

胆汁の流れや腸内環境が関わることがある一方で、散歩中に草をたくさん食べただけ、ということもあります。

だからAIに写真を渡すときは、直近3日で変えたものを一緒に伝えてください。

フード、おやつ、サプリ、飲んでいる薬。

これを添えるかどうかで、返ってくるコメントの実用性はまるで変わります。

病院に行くべきか迷ったときの使い方

AIに「病院に行くべきですか」と聞くのは、おすすめしません。

返ってくるのは「気になるなら受診を」という当たり前の答えで、迷いは解けないままです。

代わりに頼むのは、伝えることの整理です。

以下のメモを、動物病院で伝えやすい順番に整理してください。
・8月18日の朝から、うんちが柔らかい
・今日で3日目、1日3回(いつもは2回)
・食欲はいつもの8割くらい
・散歩には行きたがる
・16日に新しいおやつをあげた
獣医さんに聞かれそうなことで、抜けている項目があれば教えてください。

こう渡すと、時系列に並べ直したうえで、抜けている項目を教えてくれます。

体重の変化、水を飲む量、嘔吐の有無。

言われてみれば聞かれそうなのに、慌てているときほど抜け落ちる項目です。

これをスマホのメモに貼って持っていくだけで、診察室での説明はまったく違うものになります。

そのうえで、判断そのものは獣医さんにお任せしてください。

血が混じっている、ぐったりしている、何度も吐く。

こういうときは整理を待たずに病院です。

迷った時点で行く、というのがいちばん失敗しない基準だと思っています。

1日1枚だけで、記録は続きます

ここまで読んで「異変のときだけ撮ればいい」と思われたかもしれませんが、逆です。

いつもの色を知っているのは飼い主だけです

いちばん役に立つのは、なんともない日の写真です。

いつもの色を知らないと、いつもと違うことに早く気づけません。

健康なうんちの色には個体差もフードによる差もあります。

おうちの子の平常時を知っているのは、獣医さんでもAIでもなく飼い主だけです。

続けるための最小の形

  • 撮った写真を、アルバムの「うんち」フォルダに入れる
  • 気になった日だけ、写真のメモ欄に一言足す
  • 週末にまとめてAIに投げて、変化があったかだけ見てもらう

毎日きちんとメモを書こうとすると3日で終わります。

写真を1枚フォルダに入れるだけなら、散歩から帰ったついでにできます。

今日やることは、フォルダをひとつ作るところまでで十分です。

次に「あれ?」と思った朝、比べられる写真が手元にあるかどうか。

そこがいちばん効きます。

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