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子どもの予定をAIに任せる範囲 送迎10分で決めていること

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送迎中の10分、効率化派ですか、それとも会話重視派ですか。

送迎中に流れる、子ども専用のAIポッドキャスト。

OpenAIのCEOが提案したこの使い方に、いいねは9,600件ついた。

でも一番伸びたのは「子どもと話せばいいのでは」という一言の返信で、いいねは12万2000件を超えている。

「子どもと話せばいいのでは」に12万2000件のいいねが集まった

数字だけ並べると、こうなる。

原投稿は約9,600件のいいねと約300件のリポスト。

返信は約12万2000件のいいねと約9,000件のリポスト。

いいねの数だけで見ても、10倍以上の開きがついた。

ここまで開くと、驚きませんか。

返信の主は、アニメ『Gravity Falls』の制作者アレックス・ハーシュさん。

原文は英語で「What if you just talked to your children」、日本語にすると「子どもと話せばいいのでは」という一言でした。

反発が集まった理由は、記録を残すこと自体への否定ではありません。

AIが人との会話そのものを肩代わりすることへの警戒です。

この件を報じたメディアでは、Microsoft CEOのサティア・ナデラさんが番組でポッドキャストの相手をAIチャットボットに置き換えた話とあわせて取り上げられていました。

そもそも、このCEOは何を提案していたのでしょうか。

OpenAIのCEOが提案した送迎中のAIポッドキャストとは

送迎の車内でスマホから流れる音声を聞く親子の後ろ姿

発端は、OpenAIのCEOサム・アルトマンさんが8月に入って間もなく投稿した一言でした。

家族のカレンダーを法人向けプランの「ChatGPT Work」につないでおき、子どもが今どんなことに夢中なのかを伝えておく。

そうすると、毎朝の送迎の車内で流すための、その子専用のポッドキャストを毎日自動で作ってくれる、という提案です。

つまり、送迎中に流れるポッドキャストが、その子だけのために毎日更新される、というイメージです。

「え、そこまでできるの」と思った人もいるかもしれません。

このアイデア自体は、以前「子どもの一日をAIに記録させる前に決めておきたい家庭の線引き」という記事でも取り上げました。

あのときは「記録」を軸に、何を残すか、どこまで共有するか、いつ本人に聞くかを考えました。

今回はもう少し手前、送迎という10分の使い方そのものをAIにどこまで渡していいかという話です。

効率化派と会話重視派、まなが選んだのは第三の道でした

送迎の車の中で助手席の子どもと話す親の手元

この話、周りのママ友に振ると見事に二派に分かれます。

「送迎の10分こそ有効に使いたい」という効率化派と、「その10分があるから子どもと話せるのに」という会話重視派です。

どちらの言い分もわかります。

私が選んだのは、その中間でした。

送迎中にAIの力を借りるところと、自分の声で埋めるところを分けてしまう、というやり方です。

全部を渡すのでも、全部を自分でやるのでもありません。

いわば、送迎の10分を「AIパート」と「自分パート」に分けるようなイメージです。

具体的には、その日の予定や持ち物の確認はAIに任せます。

前の晩にカレンダーへ登録しておけば、朝バタバタしている頭で思い出すより確実です。

でも「今日はどんな1日にしたい」「昨日楽しかったことは何」という問いかけだけは、自分の声で聞くと決めています。

言葉にすると単純ですが、実際の朝はもう少し細かく決めています。

送迎の10分でうちが実際にやっていること

うちの朝はこうです。

前の晩、寝かしつけのあとに5分だけ、翌日の予定と持ち物をカレンダーアプリに打ち込みます。

「明日は体操服、水筒、図書館の本の返却」というように。

そのままChatGPTに「明日の持ち物と天気予報をまとめて」と投げると、傘がいるかどうかまで一言添えて返してくれます。

前の晩のうちに、翌朝の下ごしらえをAIと一緒に済ませておく感覚です。

これで準備は万端、と思いますよね。

でも、朝、車に乗ったら画面は見ません。

前の晩に整理した内容を、自分の口で子どもに話します。

「今日は体操服の日だよ、傘いるかもね」と。

AIの音声に読み上げてもらう選択肢もありますが、うちはあえて自分の声で伝える形に残しています。

伝え終わったあとの数分は、完全に子どもに委ねます。

「今日は何して遊ぶ予定?」「幼稚園で今いちばん好きな遊びは何?」と聞いて、返ってきた話にただ相槌を打つだけの時間にする。

予定の伝達はテンポよく終わらせて、残りは会話に使う。

この配分を決めてから、送迎の10分が「今日やることリストの確認」だけで終わらなくなりました。

ここまでが実際の流れですが、線引きの基準をもう少し整理しておきます。

AIに任せていい予定と、任せない予定の分け方

正解は家庭ごとに違うので、うちの分け方をそのまま置いておきます。

万能の地図ではなく、うちの通り道だと思って読んでみてください。

1. 子どもの興味関心をAIに渡していいか

批判の核心にあったのは、ここでした。

子どもが今何に夢中なのかという情報を、外部のAIサービスに渡していいのかという問いです。

うちは「体操服の日」「持ち物」「明日の予定」までは渡しますが、「好きな遊び」「仲のいい友達の名前」といった、その子の内面に近い情報はAIに入力しないと決めています。

予定は誰が見てもただの予定ですが、興味関心はもう少し個人的なものだからです。

2. その日の会話は誰が担うか

予定を伝えるところまではAIの力を借りてもいい。

でも「今日はどうだった」「楽しかったことは何」を聞く役目は、必ず自分が担います。

ここを渡した瞬間に、送迎の10分は会話の時間から聞き流す時間に変わってしまう気がしています。

3. 送迎中に子どもへ聞く一言は何か

毎日違う質問を考える余裕はないので、うちは3つをローテーションしています。

「今日いちばん楽しみなことは?」「昨日いちばん楽しかったことは?」「今日は誰と何して遊ぶ予定?」。

この3つを順番に聞くだけで、子どもの方から話が広がっていきます。

今日の送迎から、このうち1つだけ聞いてみてください。

返ってきた一言から、会話は自然と続きます。

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