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難しい言葉を使わずに60代からでもスマホひとつでAIを始める方法

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「AIって、よく分からないまま来てしまった」。そう感じている方は、思っているよりずっと多いです。この記事では難しい言葉を使わずに、今お持ちのスマホだけで今日中に試せるところまでご案内します。

使っていないのはあなただけではありません

50歳から65歳の603人に聞いた調査で、いちばん多かった答えは「全く利用していない」の31.3%でした。3人に1人が、まだ一度も触っていません。

同じ調査で、これから使いこなせることは自分の人生にとって重要だ、と答えた人は74.6%にのぼります。大事だと分かっている人が7割を超えているのに、始められていない人が3割いる。この3割と7割の間にあるのは、やる気の差でも物覚えの差でもありません。

差がついているのは覚えの早さではありません

20代と50代の会社員1,005人を比べた別の調査では、週に4日以上使う人が20代で43.4%。50代でいちばん多い答えは「週に1日程度」の37.4%でした。

数字だけ見ると差は大きいのですが、50代が使っていない理由を見ると景色が変わります。上位は「操作が難しそう」が37.1%、「教えてくれる人がいない」が16.4%、「どれを選べばいいか分からない」が14.1%。足りていないのは能力ではなく、最初のところだけ隣で教えてくれる人です。

その役を、ここから先で引き受けます。

スマホが使えるなら覚えることはほとんどありません

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ここで言うAIは、こちらが書いたことや話したことに、文章で返事をくれるアプリのことです。先ほどの調査では「使うには専門的な知識がいる」と感じている人が合わせて72.7%いましたが、実際に覚える操作は、文字を打つか、マイクのマークを押して話すか、そのどちらかだけです。

検索と違うのは話し言葉のまま聞いていいところ

検索の窓には「京都 紅葉 11月」のように単語を並べますよね。AIのアプリは、そこが違います。事情を全部そのまま書いたほうが、返ってくる答えの中身が良くなります。

今までの検索の入れ方
AIへの話しかけ方
京都 紅葉 11月
11月に夫婦で京都に2泊します。歩く距離が短くて紅葉がきれいな場所を3つ教えてください
卵 キャベツ レシピ
冷蔵庫に卵とキャベツしかありません。15分でできる夕飯を1品教えてください
町内会 案内文 例文
来月の町内会の集まりの案内文を、200字くらいで書いてください

右側の書き方に変えるだけで、返ってくる答えは驚くほど変わります。同じアプリなのに、別物になったように感じるはずです。

選ぶアプリは2つのうちどちらかで十分

アプリの名前を全部覚える必要はありません。iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playの検索窓に「ChatGPT」か「Gemini」と入れて、出てきたものを入れるだけです。どちらも無料のまま使えますし、途中で有料の案内が出ても断って構いません。

ひとつだけ確認してほしいのが、提供元の欄です。ChatGPTならOpenAI、GeminiならGoogleと書かれているものを選んでください。よく似た名前の別のアプリが並んでいることがあります。

今日ためせる3つの話しかけ方

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全部やる必要はありません。気になったものをどれかひとつ、今日のうちに試してみてください。

声に出して話しかけてみる

文字を打つのが面倒なら、入力欄の右にあるマイクのマークを押してください。いつもの速さで話しかけると、しゃべった内容がそのまま文字になって出てきます。「今日は暑いので、さっぱりした夕飯を1品考えてください」くらいの気軽さで大丈夫です。

分からない言葉をそのまま打ち込んでみる

役所や保険会社から届く書類には、意味の取りにくい言い回しが並びますよね。その一文をそのまま打ち込んで、最後に「分かりやすく言い換えてください」と足してみてください。書類をカメラで撮って見せることもできるので、長い文章を打ち直す必要もありません。

手紙や挨拶文の下書きを頼んでみる

書き出しで手が止まる場面ほど、AIは役に立ちます。「孫が中学に入学します。堅苦しくない言葉で、200字くらいのお祝いの手紙を書いてください」と頼めば、下書きが返ってきます。

出てきた文章はそのまま使わず、自分にしか書けない一行を足してください。それだけで、ちゃんと自分の手紙になります。ここまで来ると、AIは道具というより下書き係です。

気をつけるのは間違いと個人情報の2つだけ

自信たっぷりに間違えることがあります

日付、値段、人の名前、それに健康やお金や法律にかかわる話は、返ってきた答えをそのまま信じないでください。AIには、知らないことでもそれらしい言葉で埋めてしまう性質があるからです。

「本当かな」と思ったら、公式サイトか窓口で確かめる。この一手間さえ挟めば、困った使い方にはまずなりません。

入れてはいけないものは決まっています

マイナンバー、銀行の口座番号、カードの番号と暗証番号、それに家族以外の人の住所や電話番号。この4つは打ち込まないと決めておけば十分です。

会話が学習に使われるのが気になる方は、アプリの設定の中にそれを止める項目があります。最初にそこだけオフにしておくと、あとは気持ちよく使えます。

週に1回でいい続けるコツ

毎日長く触っている人ばかりではありません。50代の使い方を見ると、1日あたりの時間は「30分未満」が51.8%で最多でした。短くていいのです。

最初は調べものから始めると続きます

仕事以外の場面でいちばん多い使い道は、調べものです。今日の献立、言葉の意味、旅行先の天気。これまで検索の窓に入れていたことを、話し言葉に変えて送る。それだけで、週に1回の習慣はすぐにできます。

しばらく使うと変わること

慣れてくると伸びるのは、聞き方の上手さより「これも聞いていいんだ」という感覚のほうです。献立の相談から始めた方が、そのうち手紙も旅行の下調べも任せるようになります。

今日やることは、ひとつで足ります。アプリを入れて、マイクのマークを押して、「はじめまして。あなたは何ができますか」と話しかけてみてください。返事が来たら、それでもう始まっています。

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