ChatGPTのフラッシュカードで、英語の復習は続くか。

えま
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@emma_ldn ・ 8本

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英語の復習ノートも単語アプリも、作った日がいちばん熱心で、3日後には開かなくなっていませんか? 2026年9月22日にChatGPTに加わったフラッシュカード機能を使うと、手元のノートをアップロードするだけで英語の復習カードができあがります。ただ、放っておいても復習が回る仕組みまでは入っていないので、そこを使い方で埋める方法までまとめました。

ChatGPTのフラッシュカードでできること、できないこと

作り方は2通りあります。覚えたいトピックを伝えて「フラッシュカードにして」と頼むか、手元のノートをアップロードしてカードにしてもらうかです。ノートはTXT、DOCX、PPTX、XLSX、CSV、PDFといった一般的な形式に対応しています。

できたカードはタップで裏返し、覚えていたら✔、まだなら✘を選びます。シャッフルで出てくる順番を変えられて、カードはライブラリに自動で保存されます。もう一度解きたいときは、ライブラリから開くか、ChatGPTに呼び出してもらえば練習し直せます。モバイルとWebの両方で、全プランが対象です。

一方で、公式の説明には「何日後にもう一度出すか」を決める仕組みが出てきません。専用の暗記アプリとの差はここにあります。たとえばAnkiは、答えるたびにAgain、Hard、Good、Easyの4段階で手応えを付け、その評価から次に出す日を計算します。間をあけながら忘れかけた頃に出し直すこのやり方を、間隔反復と呼びます。

ChatGPTのフラッシュカード
Anki
カードの作り方
トピック指定かノートのアップロードでChatGPTが作る
基本は自分で入力する
答えたあとの記録
✔と✘の2択
Again、Hard、Good、Easyの4段階
次に出す日
公式の説明に記載なし
評価をもとにアプリが計算する
保存場所
ChatGPTのライブラリ
アプリ内のデッキ

ネットでは「記憶の定着率が上がる」「間隔反復を自動化」といった紹介も見かけますが、OpenAIの説明にそうした数値や仕組みは書かれていません。作るのは速くて、復習のタイミングは自分で持つ。この前提で組み立てると、使い始めてからがっかりせずに済みます。

シャドーイングの台本を、ChatGPTのフラッシュカードに変える

カフェの机に広げたシャドーイングの台本と、その横に積んだ単語カードの束とイヤホン

シャドーイングで何度も口に出した台本、練習が終わったらそのまま眠らせていませんか? あの台本は、もう音では知っている英文の束です。カードにすれば、耳で覚えたフレーズを「日本語の意味から英語を引き出す」向きで練習し直せます。

手順は、台本をテキストファイルに保存してアップロードし、こう頼むだけです。

添付はシャドーイングで使った英語の台本です。
これをフラッシュカードにしてください。
- 表:日本語の意味と、どんな場面の言い回しかの短い説明
- 裏:台本に出てくる英語のフレーズをそのまま
- 1枚に1フレーズ。長い文は意味の切れ目で分ける
- 台本に無い英語は足さない

効いてくるのは最後の1行です。台本と違う英語がカードに紛れ込むのを防ぐ保険になります。

表を日本語にしているのにも理由があります。英語を表にすると「見れば分かる」で✔を押しがちですが、日本語から英語を口に出す向きなら、言えなかったフレーズがはっきり✘に分かれます。

英会話で間違えた英語こそ、フラッシュカードにする

英会話のあとに書き足した間違いメモのノートと、裏返した単語カードとコーヒーカップ

AI英会話で言いよどんだ表現や、直された言い回し。会話が終わった直後は覚えているのに、翌週また同じところで詰まる。そんな経験、ありませんか?

私は、教材の例文より自分が言い間違えた文のほうがカードとして強いと考えてます。場面もそのときの焦りも自分のものなので、思い出す手がかりが多いからです。

やることは、会話を終えたその日のうちに、メモへ3点を書き足すだけです。「言いたかったこと」「実際に言った英語」「直された英語」。1週間分たまったら、そのメモをアップロードします。

添付は英会話で私が間違えた表現のメモです。
フラッシュカードにしてください。
- 表:言いたかった内容(日本語)と、私が実際に言った英語
- 裏:直した英語と、どこを直したかを1行で
- 直した英語はメモに書いたものを使う

表に自分の誤りを残しておくのがコツです。「あのとき、こう言っちゃったな」と思い出してから正解を確かめるので、次の会話で同じ間違いに気づきやすくなります。

あなたの手元には、カードにできる間違いメモがどれくらい残っていますか? まだ無くても、次の会話から3点メモを始めれば、1週間後には最初のデッキが作れます。

間隔反復が無いフラッシュカードは、復習の日を自分で決める

アプリが次の出番を決めてくれないなら、カレンダーに決めてもらえばいいんです。私のおすすめは、作った日を起点に翌日、3日後、1週間後の3回だけライブラリから開く形です。間を少しずつ広げるのは間隔反復と同じ発想で、日数そのものは続けやすさで選んでます。

✘が付いたカードには、もうひと手間かけます。ChatGPTが前回の✔と✘を覚えていて苦手なカードだけ出し直してくれるのかは、公式の説明に書かれていません。だから✘だった表現は、自分でメモに書き写しておくのが確実です。週末にそのメモだけを新しいデッキにすれば、苦手なカードだけを回す手作りの間隔反復になります。

曜日でテーマを分けておくと、「今日は何を開くか」で迷わずに済みます。

  • 月曜と水曜: シャドーイング台本のデッキ
  • 火曜と木曜: 英会話の間違いデッキ
  • 週末: ✘だけを集めたデッキ

毎日決まって手が空く時間はありますか? 通勤電車でも寝る前の5分でも、「この時間にライブラリを開く」と先に決めておけば、復習が気分に左右されにくくなります。

✔が続いても不安が残る表現や、何か月も覚えておきたい表現は、それだけAnkiに打ち込んで出し直しを任せるのも手です。量産はChatGPT、長期の記憶はAnkiと、役割を分けて使えます。

フラッシュカードの英語が怪しいときの確かめ方

ChatGPTが作ったカードの英語が、いつも正しいとは限りません。ChatGPTは間違えることがあると、OpenAI自身も画面上で案内しています。

英語の復習で困るのは、文法は合っているのに場面に合わない表現が混ざるケースです。友人とのやり取りのカードに、硬いビジネスメール向けの言い回しが入っている、といった具合です。怪しいと感じたら、次の順で確かめてみてください。

  1. 裏の英語を辞書で引き、例文に同じ使い方があるかを見る
  2. ChatGPTに「このフレーズはカジュアルな会話で自然? 丁寧すぎない?」と聞き、別の言い方と比べてもらう
  3. 台本や直された英語から作ったカードなら、元のメモと1語ずつ照らし合わせる

直したい箇所が見つかったら、同じチャットで「この表現を〇〇に直して、カードを作り直して」と頼みます。台本やメモそのものをカードにする使い方なら、元の英語という答え合わせの材料が手元にあるので、確認の手間は小さく済みます。

英語の復習が続くかは、カードを作る手間の軽さで決まる

英語の復習が止まる理由は、やる気よりも準備の重さにあることが多いと私は思ってます。1枚ずつ打ち込んでいたカード作りが、ChatGPTのフラッシュカードならノートのアップロード1回で済みます。浮いた手間を「いつ開くか」を決めるほうに回せば、間隔反復が無いという弱点はかなり埋められます。

まずは手元に残っているシャドーイングの台本を1つ、テキストファイルにしてアップロードしてみてください。今夜のうちに、最初のデッキができあがります。