Meta Museとほかの常駐型AIは何が違う?家用と会社用の選び方

しの
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Meta Museは、Metaが2026年10月23日に日本で始めた、アプリを閉じても頼んだ用事を進め続ける常駐型AIです。映画館の予約、カードの引き落としの確認、メールの仕分けといった家の用事を、スマホやブラウザーから頼めます。使うにはMetaのアカウントが要ります。

常駐型とは、決めた時刻やメールの着信をきっかけに自分から動き、サイトの画面も代わりに操作するという意味です。

同じ型は、いつものAIの会社からも出ています。XのGrok Bot、ChatGPTのOpenAI dots、ClaudeのClaude Cowork、Geminiの「タスク」、Microsoft 365のCopilot Coworkです。自分のPCに入れる無料のOpenClawとHermes Agentもあります。

「どれを選べばいいの?」「会社のPCで使っていいの?」と迷いますよね。この記事では8つを比べ、家の用事と会社の仕事でどれを選ぶかまで決めます。

Meta Museとほかの常駐型AI、選び方はまず家か会社か

物差しは、お金を払うのが自分か会社かです。

  1. 家の用事を無料から頼むなら、Meta Muse
  2. 自分で払っているAIのサブスクに付くものなら、Geminiのタスク、Claude Cowork、Grok Bot、OpenAI dots
  3. 会社の仕事なら、会社が契約しているもの。Copilot Cowork、会社向けのClaude Cowork、会社向けのOpenAI dotsなど
  4. OpenClawとHermes Agentは、設定を自分で書き、PCを点けっぱなしにできる人向け。当てはまらなければ選ばなくて大丈夫です

2は、どれも上位のプランにだけ付きます。GeminiはGoogle AI Pro(月2,900円)から、ClaudeはProから、Xは有料プランのPremiumから、ChatGPTは月100ドルのProからで、ChatGPTのPlusでは使えません。いまのプラン名は、各サービスのアカウント設定で確かめられます。Geminiのタスクは個人のGoogleアカウント専用です。

3は、会社がMicrosoft 365を使っていても、Copilot Coworkには別にMicrosoft 365 Copilotの契約が要ります。会社が何を契約しているかは、情シスに聞くのが早いです。

任せたいのは家の用事ですか、会社の仕事ですか?会社がどれも契約していなければ、仕事の作業はまだ任せないのが無難です。

Meta Museとほかの常駐型AIの比較表

サービス
主に頼めること
送信や購入の前に止まるか
料金の入口
会社で管理
Meta Muse
予約、買い物、メール
本人に確認
無料。有料は月20ドル(約3,000円)から
記載なし
Grok Bot
Gmail、Slack、X
必要なときに許可を求める
Premium 月30ドル(約4,500円)から
Enterprise
OpenAI dots
つないだアプリの仕事
必要なときに承認を求める
Pro 月100ドル(約15,000円)から
Business Premium、Enterprise
Claude Cowork
ファイル作業、定期タスク
必要なときに聞く
Pro 月20ドル(約3,000円)から
Team、Enterprise
Copilot Cowork
Outlook、Teams、Word
重要な操作の前に承認
Copilotの契約+使った量に応じた料金
できる
Geminiのタスク
Gmail、カレンダー、ドライブ
本人に確認
Google AI Pro 月2,900円から
できない
OpenClaw
メール、カレンダー、ファイル
確認なしで動く部分がある
無料。AIの利用料は別
自分で管理
Hermes Agent
定期のレポートなど
危険な操作は止める
無料。AIの利用料は別
自分で管理

無料で始められるのはMuseと自分で動かす2つですが、後者は頭脳にあたるAIモデルの利用料が別にかかります。支払いを増やさず試すなら、Museが入口です。

Meta Museとほかの常駐型AIが動く場所

提供元のクラウドで動く型と、自分のPCで動かす型の違い

任せたい作業のデータは、いまどこにありますか?家のGmailならMuseやGeminiのタスク、会社のOutlookならCopilot Coworkと、データに近いものを選びます。

提供元のクラウドで動く型

8つのうち6つは、提供元の会社のコンピューター(クラウド)で動きます。スマホやPCを閉じても作業が続くかわりに、つないだメールやファイルは提供元を通ります。会社のメールをつなげば、会社が契約していない相手にデータを渡すことになります。

Muse、Grok Bot、OpenAI dotsは、クラウドに自分用のPCが1台用意され、AIがそこのブラウザーでサイトを操作します。

Copilot Cowork、Claude Cowork、Geminiのタスクは、いつものアカウントの機能として動きます。

自分のPCで動かす型

OpenClawとHermes Agentは、プログラムが公開されている無料のソフト(オープンソース)です。記録や設定は自分のPCに残りますが、クラウドのAIモデルを使えば会話はその提供元に送られます。PCを止めればAIも止まります。

Meta Museやほかの常駐型AIは、勝手に送信や買い物をしないか?

クラウドで動く6つには、どれも確認を挟む仕組みがあります。ただ強さが違い、MuseとGeminiのタスクは送信や購入の前に、Copilot Coworkは送信や投稿の前に本人に聞きます。Claude Cowork、Grok Bot、OpenAI dotsは、既定ではAIが操作を見て、必要なときだけ聞きます。気になるなら確認を増やす設定にしておきます。

動いている途中で止める方法は、Copilot Cowork、Geminiのタスク、OpenAI dotsが公式に説明しています。

Grok Botは、仕事用と家用のようにBotを何体も作れますが、どれも同じPC1台とログインを共有します。公式もBotを分けることを守りの区切りにしないよう書いており、家用のBotから仕事のサービスに届きえます。会社のアカウントはつながないでください。

OpenClawは既定で、PCへの命令(コマンド)を、許可する命令の一覧なしに実行できる設定です。慣れていない人は選ばないのが安全です。

Meta Museは会社のPCで使っていい?

Museはブラウザーで開けるので、会社のPCに何も入れずに使えてしまいます。だからこそ、使ってよいかは会社のAIの利用ルールで決まります。あなたの会社に、そのルールはありますか?なければ情シスか上司に聞きます。

Museは個人向けで、会社が利用を管理する機能は公式に見当たりません。会社のPCで私用に使うかどうかも会社のルールに従い、会社のメールやSlack、ファイルはつなぎません。聞くときは次の3つを確かめます。

  1. 会社で契約しているAIはあるか
  2. 会社のアカウントやファイルをAIにつないでよいか
  3. AIが送信や購入をする前の確認の設定を、誰が決めているか

決める側なら、比較表の「会社で管理」にプラン名か「できる」とあるものから選び、この3つの答えを先に決めておきます。

Meta Museと常駐型AIを使う前の注意

料金と提供範囲は2026年11月4日時点です。Grok Botは10月に新規契約の料金が変わったので、契約前に料金ページを見直してください。

Grok Botは日本での提供と日本語対応が公式に明記されておらず、Museは無料で使える量を数字で出していません。AnthropicのClaude Duetも同じ型ですが、いまは米国の待機リストだけです。

メルカリやチケットぴあとMuseをつなぐ連携は、発表時点で「進めて参ります」の段階でした。これらのサービスを使う用事は、まだ頼めない可能性があります。

家の用事なら、まずMuseにご飯屋の候補集めのような、お金が動かない用事を頼んで、確認の出方を見ます。会社で使いたいなら、先ほどの3つを聞くところからです。