YouTube動画を見ながら音読するシャドーイング学習を続けていても、「これで本当に通じているのか」を確かめる手段は、ずっとありませんでした。
今回見つけたのは、その音読をそのままAIが音素単位で採点してくれるChrome拡張機能です。
使ってみると、点数だけでなく「どの音が足りないか」まで返ってきて、正直驚きました。
発音の伸び悩みを、ずっと自分では確認できずにいました
英語の動画を繰り返し見て、字幕を目で追いながら口を動かす。
それ自体は続けられていても、途中から「これ以上うまくなっている気がしない」という伸び悩みにぶつかります。
独学のシャドーイングには、そもそも答え合わせの機会がありません。
ネイティブに聞いてもらうにはオンライン英会話などの予算が必要になりますし、自分の声を録音して聞き比べても、どこの音がどうズレているのかを具体的に言葉にするのは簡単ではありません。
結局「たぶん通じているはず」で、練習を終えることになります。
あなたにも、心当たりはありませんか。
この答え合わせのなさを、AIが埋めてくれます。
YouTube動画がそのままAIの発音レッスンに変わる仕組み
2026年8月にバージョン2.0.0が公開されたばかりのChrome拡張機能、LanguageShadowです。
インストールしてYouTubeを開くと、字幕がついている動画ならそのまま発音レッスンの教材に変わります。
字幕に合わせて声に出して読むと、AIが音声を解析してスコアを返してくれます。
ここが面白いところなんですが、正確性・流暢さ・完全性・抑揚の4項目で採点され、単一のスコアだけでなく音素単位のフィードバックまで返ってくる設計です。
いわば、画面の中に自分専属の発音コーチが立っているような感覚です。
「なんとなく通じている気がする」で終わっていた発音チェックが、どの音がズレているかまで具体的に見えてきます。
ここまで聞くと、もう試したくなってくるはずです。
導入から発音採点までの4ステップ
実際に使い始めるまでの流れは、拍子抜けするくらいシンプルです。
レビュー数はまだ4件ですが、評価は4.8とかなり高めです。
- 上記のChromeウェブストアからLanguageShadowをインストールする(この時点でアカウント登録は不要)
- 字幕がついているYouTube動画を開く
- 二か国語字幕とシャドーイングモードをオンにして、字幕を見ながら声に出して読む
- スコアチェックをクリックしてAIに採点してもらう(ここだけサインインが必要)
字幕を表示して音読するところまでは、インストールしたその場でアカウントなしで試せます。
AIに採点してもらう最後のステップだけサインインが必要になりますが、それ以外は特別な設定なしに始められます。
つまり、アカウントを作る前に「自分に合うか」をじっくり確かめられるということです。
二か国語字幕とシャドーイングモードで読める英語を話せる英語に
二か国語字幕は、日本語と英語のように2つの言語を同時に表示してくれる機能です。
意味を確認しながら英語の字幕を音読できるので、辞書を引くために動画を止める、あの小さな手間がなくなります。
シャドーイングモードは、字幕の表示タイミングを音声に合わせてくれるモードです。
まるでネイティブが隣で伴走してくれているような感覚で、話す速度とリズムのまま声に出して追いかける練習ができます。
この2つはアカウント登録なしで無期限に無料で使えます。
読んで理解できる英語と、口に出して話せる英語のあいだの差は、この「声に出して追いかける」練習量で埋まっていくものです。
目で追うだけの学習から声を出す学習に変えるだけで、感覚はかなり変わってきます。
とはいえ、練習を続けていると、どうしても苦手な一文にぶつかるものです。
苦手なフレーズだけ繰り返すA-Bループの使い方
シャドーイングをしていると、1つのフレーズだけどうしても発音がうまくいかないことがよくあります。
そのたびに動画を巻き戻すのは手間ですが、A-Bループを使えばその区間だけを自動で繰り返し再生できます。
苦手な一文を区間指定してループさせれば、同じフレーズだけを何度も声に出して練習できます。
まるで、苦手な漢字だけを取り出して書き取り練習するときの感覚に近いかもしれません。
発音の微調整は反復でしか身につかないところが大きいので、この機能があるだけで同じ練習時間でも密度がまったく違ってきます。
無料で試せる範囲と、続ける場合の料金の目安
無料の範囲は、ここまで紹介した二か国語字幕とシャドーイングモードだけではありません。
AIによる発音採点にも無料枠があります。
つまり、課金しなくてもAIの採点を10回まるまる体験できます。
AIによる発音採点はサインインが必要です。
無料枠は毎日リセットされる回数ではないので、最初のうちは「ここぞ」という場面にとっておくのがおすすめです。
10回を使い切ったあとも継続して採点してほしい場合は、Pro版(月額1,260円ほど、7.99ドル)にアップグレードすると月1,000回までAIに採点してもらえます。
毎日の音読の精度を数値でこまめに確認したいなら課金する価値はありますが、まずは無料の範囲でシャドーイングの習慣そのものを作ってみるだけでも十分だと思います。
ちなみに、この仕組みが活きるのは英語だけではありません。
英語だけじゃない、TOEICのスピーキング対策や33言語学習にも
対応言語は、なんと33言語です。
ストアで確認できる範囲だと、英語(アメリカ/イギリス/オーストラリア/カナダ/インドの5種)、スペイン語(スペイン/メキシコ)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル/ポルトガル)、ロシア語、中国語(本土/香港/台湾)、日本語、韓国語、アラビア語(エジプト/サウジアラビア)などが含まれています。
ただし4つの採点項目がすべての言語で同じように使えるわけではなさそうです。
抑揚(Prosody)についてはストアの説明に「英語」と明記されていて、正確性・流暢さ・完全性の3項目がどこまでの言語をカバーしているかは公式には書かれていません。
リズムやイントネーションまで厳密に見てもらいたいなら、英語での練習が確実です。
TOEICのSpeaking Testも、発音・流暢さ・内容の完成度に近い基準で評価されます。
日々の音読でLanguageShadowの4項目に慣れておくと、試験本番で自分の弱点がどこにあるかを把握しやすくなります。
続けやすかったのは、動画を1本だけに絞るやり方
継続しやすかったのは、毎日見ている動画のうち1本だけをシャドーイング用に決めてしまうやり方です。
二か国語字幕とシャドーイングモードは使い放題なので、通勤中や家事の合間に声を出さずに口だけ動かして練習しておき、声を出せるタイミングでまとめて音読する、という使い分けもできます。
AIの採点は生涯10回までなので、毎回使うのではなく「1週間続けてみた区切り」のようなタイミングにとっておくと、自分の変化を確認する場面として使えます。
字幕付きの動画ならほぼ何でも教材になります。
まずは好きなYouTubeチャンネルを1つ開いて、字幕をオンにするところから試してみてください。
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