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体調メモをAIと整理するようになってから、病院で聞きたいことを忘れなくなりました

そうすけ
そうすけ

2026/08/28

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「いつからですか」と聞かれて、その場ですっと答えられたことがありません。

記憶をたどっているうちに3分が過ぎて、聞きたかったことを言えないまま診察室を出る。

この繰り返しをやめたくて、体調メモをAIと一緒に整理するようにしました。

「いつからですか」に答えられなかった、あの3分間

答えるのが難しい質問ではないはずなんです。

それでも実際に聞かれると、「先週くらいから、いや、もっと前だったかもしれません」みたいな返し方になってしまう。

医者は時系列で材料を集めています。

いつ始まって、どう変わって、何をしている時に強くなるのか。

こちらが出せるのが曖昧な記憶だけだと、そこから先に進めません。

家に帰ってから「そういえばあの時も痛かった」と思い出す。

あの感じ、心当たりのある方は多いんじゃないでしょうか。

これは記憶力の問題ではありません。

記録がないだけです。

記録が続かなかったのは、書く手間が重かったからでした

体調メモが数日で止まってしまう理由を書き出したノート

メモアプリに書けばいい、と最初は考えました。

実際に何度か試しています。

ただ、決まって3日ほどで止まりました。

理由ははっきりしていて、体調が良くない日ほど文章を書く気力がないからです。

「朝から頭が重い、昨日は0時就寝」と打ち込むだけの作業が、しんどい日には妙に重く感じられる。

そして書かなかった日が2日続くと、そのまま戻れなくなります。

必要だったのは、丁寧なメモではありませんでした。

調子が悪い日でも10秒で終わる記録です。

記録が端末の外に出ない症状トラッカーを使っています

データが端末の中だけで処理されることを表した線画

今使っているのは、Symptracという症状トラッカーのアプリです。

記録の操作は、症状を選んで強さをタップするだけ。

ホーム画面のウィジェットからも打てるので、アプリを開かずに済みます。

カレンダー表示に切り替えると、記録した日が色の濃淡で並んで、調子の良くない時期が塊として見えてきます。

私が残しているのは、症状の名前とその時の強さだけです。

細かさは求めていなくて、「頭痛」「だるさ」くらいで止めています。

「なんとなく重い」も記録の対象です。

丁寧に書こうとした瞬間に続かなくなるので、あえて雑に残すことを心掛けています。

ただ、私がこれを使い続けている理由は、記録の手軽さではありません。

解析が端末の中だけで完結する設計だからです。

記録したデータを外部のサーバーに送らず、同期するとしても自分のApple IDのiCloudだけを経由する。

App Storeのプライバシー表示も「データの収集なし」になっています。

体調の記録は、書けば書くほど個人的な内容になっていきます。

病院には見せたい。

でも病院以外には見せたくない。

この線引きが最初から設計に入っているアプリは、探すと意外と少ないんです。

パターンが見えてくると、聞きたいことが自然に浮かびます

記録がある程度溜まってくると、端末の中のAIが傾向や相関を出してくるようになります。

アプリの説明には、睡眠の質が良くなかった翌日に片頭痛の記録が3倍多い、といった例が挙げられています。

日々ひとつずつ打ち込んでいる時には気づけない並びが、まとめて見ると輪郭を持ちます。

ここは注意して受け取っています。

傾向が見えたことと、原因が分かったことは別だからです。

私は医者ではないので、そこから先の判断はしません。

代わりに、質問の形が変わりました。

診察室で「なんとなく不安で」と言っていたものが、たとえば「この2週間で頭痛が7回、うち5回が睡眠時間の短かった翌日でした。関係はありますか」と聞けるようになる。

同じ3分でも、こう聞ければ返ってくる答えの中身が変わります。

ワンタップのPDFで、通院前の準備が軽くなりました

期間を選ぶと、記録がグラフと一覧の入ったPDFになります。

これが用意できると、通院前にやることがほとんどなくなりました。

渡し方は工夫が要ります。

医者が目を通す時間は長くありません。

私は紙で渡した上で、口頭では一番聞きたいことをひとつだけ添えるようにしています。

全部を説明しようとすると、結局また3分が溶けていくので。

準備が「思い出す作業」から「持っていく作業」に変わった、というのが正直な実感です。

ただ、誰にでもすすめられるアプリではありません。

表示は英語のみで、日本語には対応していません。

動作環境もiOS 26以降と新しめです。

無料でも使い始められますが、Premiumは月1,100円か年8,000円かかります。

日本語で完結させたい方には、素直に向いていないと思います。

診断するのは医者、記録するのは自分

記録が医者の仕事の代わりになることはありません。

そこは最初から諦めています。

私にできるのは、聞かれたことに答えられる状態で診察室に入ることだけです。

同じやり方は、家族の通院に付き添う時にも使っています。

横で症状を打っておくと、本人が言い忘れたことをその場で足せます。

次の受診まで、1日10秒。

それだけで、聞きたいことを持ち帰らずに済むようになります。

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