今日の晩ごはん、何にしよう。
共働きだと、毎日のようにこの一言で頭を悩ませます。
献立を考えて、冷蔵庫の中身を思い出して、買い物リストを作って、スーパーへ向かいます。
この一連の流れ、積み重なると意外と重たいですよね。
海外ではいま、その献立決めから買い物リストづくりまで、AIにまるごと任せる動きが広がっています。
海外のAI献立アプリ市場が2026年に1,600億円規模まで伸びている
Market.usなど海外の市場調査会社は、「AI Driven Meal Planning Apps」という区分の市場規模が2025年の8.3億ドルから2026年には10.3億ドルまで拡大すると推計しています。
1ドル=159円で計算すると、約1,320億円から約1,640億円への拡大にあたります。
つまり、たった1年でこれだけ大きく市場が膨らむ計算です。
年間の成長率(CAGR)も24.6%というかなりのペースです。
それだけ盛り上がっている分野なのに、日本語で紹介しているメディアはまだほとんどありません。
気になるのは、実際にどんなアプリが使われているかですよね。
代表的な4つのサービス、FoodiePrep、RipePlate、PlanEat AI、Yummeryを、それぞれの強みで比較してみます。
献立から買い物リストまで自律的に動く FoodiePrep
FoodiePrepは、自らを「エージェント型」と位置づけていて、献立カレンダーとレシピライブラリ、買い物リストをまとめて管理してくれるアプリです。
いわば、献立とレシピと買い物リストをまるごと任せられる、専属の食のアシスタントのような存在です。
使い方はシンプルで、「今週分の高タンパクで低炭水化物な献立を考えて」「冷蔵庫にある食材でピリ辛のベジタリアンレシピを作って」のように、チャット形式で伝えるだけです。
すると1週間分の献立とレシピが提案され、そのまま買い物リストに変換されます。
冷蔵庫にある食材(パントリー在庫)ともAIが照合してくれるので、「これ、もう家にあったのに買っちゃった」という二重買いのミスを防いでくれます。
InstagramやTikTok、YouTube、Facebookで見かけた気になるレシピも、画像やスクリーンショット、テキストからそのままインポートできて、自分だけのデジタルレシピ帳に整理されていきます。
iOS、Android、Webに対応していて、思いついたときにすぐ使える手軽さがあります。
献立から買い物リストまでこれだけ自動化されていると、次に気になるのは対応言語です。
11言語に対応し、日本語でも使える RipePlate
その点、RipePlateは日本語を含む多言語対応に力を入れています。
英語やスペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ヒンディー語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、アラビア語の11言語に対応していて、公式サイトによると日本を含む10地域以上ですでに使われているそうです。
英語が多少苦手でも、迷わず使えるということです。
使い方も手軽です。
無料クレジットが1回分ついていて、それを使えば料理ジャンルを問わず(対応ジャンルは100種類以上)、数秒でレシピが手に入ります。
レシピサイトを何件も見比べて選ぶ手間を思えば、かなりの速さです。
もっと使いたくなったら、4週間分の献立プランがセットになった「Weeknight Reset」が約4,600円(29ドル)の買い切りで用意されていて、こちらはメールアドレス登録なしで決済まで進められます。
「とりあえず試してみたい」というニーズを、メール登録の手間なしで叶えられるわけです。
FoodiePrepのような買い物リストの自動生成機能は今のところ見当たりませんが、数秒でレシピが手に入る手軽さと言語対応の広さが強みです。
その分、買い物リストまできっちり自動化したいなら、次に紹介するPlanEat AIが気になるところです。
Product Huntで1位を獲得した PlanEat AI
PlanEat AIには、他の2つとは違う角度の実績があります。
プロダクト系レビューサイトProduct Huntで「その日のプロダクト1位」を獲得したと、公式ブログで発表しています。
つまり、数あるプロダクトの中から、その日いちばん評価されたということです。
このアプリの強みは、目標や苦手食材、使える調理時間といった条件から週間の献立プランを組み立ててくれる点です。
できあがった買い物リストは売り場ごとにグループ分けされていて、スーパーで「あれ、どこだっけ」と迷う時間を減らしてくれます。
まるで、売り場を知り尽くした案内役がリストを整理してくれているような感覚です。
カロリートラッキングのような栄養管理機能はあえて搭載しておらず、公式では「続けられる献立計画」を掲げています。
数字を管理するのが苦手な人には、このシンプルさがかえって続けやすさにつながりそうです。
逆に、数字で管理したい派には、次に紹介するYummeryのほうが向いています。
数秒の入力で栄養管理まで終わる Yummery
そのタイプにぴったりなのが、Yummeryです。
Yummeryは、減量や増量、維持といった目標を設定すると、1日に必要なカロリーをAIが自動で計算してくれるアプリです。
保存したレシピや献立プランからカロリーとマクロ栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)も自動で算出されるので、電卓を片手に栄養計算する手間がなくなります。
いわば、栄養士が横について、電卓代わりに計算してくれているような感覚です。
買い物リストも同じデータから自動で作られるので、数字を追いかけるのが好きな人や、ダイエット中の家族がいる家庭には特に相性がよさそうなアプリです。
対応OSはiOS、macOS、visionOSで、Androidには対応していません。
Androidを使っている人は、ここだけ事前に確認しておいてください。
日本から試すなら、まず何を使うか
4つとも海外発のサービスです。
とはいえ、日本から試すハードルはそこまで高くありません。
日本語対応を優先するならRipePlateが一番手っ取り早く、献立から買い物リストまでまとめて自動化したいならFoodiePrep、Product Huntでの評価も踏まえて選びたいならPlanEat AI、体重管理やカロリー計算まで一括で任せたいならYummeryが向いています。
私がまず気になっているのは、日本語で使えて無料で試せるRipePlateです。
海外発のサービスは情報がまだ少ない分、早めに触った人ほど使い方のコツをつかみやすいはずです。
気になったアプリから、無料の範囲でまず試してみてください。
次に「今日の晩ごはん、何にしよう」と迷ったときは、AIに聞いてみるのもいいかもしれません。




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