旅程も乗り換えも決めたのに、ご飯の店だけ当日に「都市名 おすすめ レストラン」で検索して、上位に出た観光客向けの店に入ってしまうこと、ありませんか? 旅先の都市名を入れ替えるだけで、毎回同じ質の店リストが返ってくるAIへの頼み方をまとめました。効くのは候補の選び方より、実は「外した店と理由」を書かせる欄のほうです。
海外のレストラン、ランキング上位が観光客向けになるのはなぜ?
口コミサイトの人気ランキングは口コミの件数も順位に効くとされていて、席数の多い大型店や観光地の真横の店ほど、多くの旅行者が書き込むぶん有利になりやすいんです。ランキングだけで選ぶと、この偏りをそのまま引き継ぎます。つまり、上位に並ぶのは「おいしい店」より「団体客をさばける店」だったりするわけです。
「客引きのいる店は避ける」「路地裏でローカル客が多い店を選ぶ」といった経験則は昔からあります。ただ、旅行前に家で確かめる手段がありませんでした。
では、AIに「都市名のおすすめレストランを教えて」と聞けば解決するでしょうか? 1回聞くだけだと日本語ブログの要約になりがちで、偏りはランキングと同じです。変えるべきは言い回しより、候補の集め方と確かめ方の指定です。
レストランの候補はミシュランと現地紙のアワードから集める
候補を集める順番は3段階です。
- ミシュランガイド(その都市が対象なら)
- 現地紙の年間アワード(「Best of 都市名 年」のような、読者投票や編集部選出の賞)
- Tripadvisor、Yelp、Trip.comの上位
候補は人気ランキングだけで作りません。情報源には英語か現地語の記事を必ず含めさせます。日本語ブログだけだと、日本人旅行者に知られた店に寄るからです。
AIに投げさせる検索語は「都市名 best restaurants 2026」「都市名 Michelin guide」「都市名 new restaurants 2026」と、現地紙のアワード名です。受賞記事は要約で済ませず、本文ごと読ませます。要約だと受賞理由や価格帯が落ちるからです。
除外ジャンルも最初に伝えます。日本から行くなら「和食は外す。日本式の焼肉や日系の創作料理も含む」と書くだけで、海外なのに日本食が並ぶリストを防げます。大人数・宴会向けの店やビュッフェも、ここで外します。
営業時間と直近の口コミ、裏取りの条件は2つだけ
集めた候補は全件、地図検索ができるAIで照会させます。残すのは、営業時間が登録されていて、直近の口コミ(目安は半年以内)もある店だけです。
営業時間が未登録でも残したい店は、備考に「要電話確認」と書かせます。照会は10件ずつ区切って頼むと、抜けが出にくいです。閉店が疑わしい店は「都市名 店名 closed 2026」で追加検索させます。
幹事をしていると、候補を送った瞬間に「そこ、まだやってる?」と聞かれがちです。営業時間と直近の口コミがそろっていれば、その場で答えられます。
地図検索ができるAIは、普段使っているもので大丈夫です。Claudeも、地図表示機能が有効なプランでWeb検索をオンにして場所を聞くと、チャットの中にGoogleマップの地図が出ることがあります。GeminiはGoogleマップと連携して「近くで評価の高いランチ」のような条件で探せますし、ChatGPTも位置情報を使った検索ができます。
条件なしで頼むと、判で押したような「人気店10軒」が返ってきます。ですがたった2条件を付けるだけで、「営業中が確認できた7軒と、外れた3軒」にがらっと変わるんです。
外した店の理由まで残すと、レストラン選びの何が変わる?
外す基準、つまり赤信号は先に5つ決めておきます。
- 口コミに衛生面の報告がある(虫、生焼け)
- 会計トラブルの報告がある
- 閉店から再開した直後
- 支店ごとに評価の差が大きい(この場合は本店だけ残す)
- Google評価が4.0未満(「B級枠」と明記するなら残してよい)
大事なのは、外した店を消させないことです。「外した店と理由」として一覧にさせると、自分の条件で候補に戻せます。
評価3.9でB級扱いになった店も、深夜まで開いているなら、到着日の遅い夜ご飯にはむしろ助かる1軒です。外した店まで読むのは手間に見えますが、理由は1店1行で足ります。
残した店の表は列まで指定します。「# / 店名 / エリア / ジャンル / 備考」で、備考には人数向けの理由、定休日、予約要否、注意点を入れさせます。Google評価と口コミ件数も数字で書かせます。「人気店」より「評価4.6、口コミ850件」の方が比べやすいです。
回答の末尾には、情報源を記事タイトルとURLで並べさせます。受賞記事から来ているか、自分でも確かめられます。
幹事の仕事は、ここから増えます。
5人のランチやジャンル別は、あとから広げる
グループ旅行の幹事になると、店の相談は出発の直前まで続きます。だから一度に全部頼まず、会話の中で順に広げていきます。毎回添えるのは「前に出した店は再掲しない」のひと言です。昼にも夜にも載せたい店は「ランチ3と同店」のように書かせると、重複にすぐ気づけます。
最初の本命リストは7〜10軒
最初は2人・要予約の前提で、「本命」「ローカル枠」「保留」の3区分に7〜10軒。足りなければ受賞リストの外から、口コミの量と評価が突出した店(たとえば評価4.8で口コミ1,000件超)を、高級・中価格帯・カジュアルの3区分で8軒前後足します。
5人になったら備考欄を変える
5人になったら人数の制約を外し、備考の中身をシェアできる皿、席数、予約要否、定休日に切り替えます。ランチ20軒・ディナー20軒のように量が要るときは「既出を全部除いて新しい店だけ」と指定し、質が足りない分はB級枠と明記させます。
ジャンル別は切り分け方を先に決める
韓国料理や中華は、食べ放題、単品の高級店、深夜営業の3つに切り分けて8軒前後。韓国人街や中華街がどのあたりにあるかも一言添えさせると、ホテルからの移動時間が読めます。
店が決まっても、夜の1杯にはまた別の確かめ方が要ります。
海外のバー選び、ドレスコードはどう確かめる?
最初に好みを伝えます。「カクテルよりビールやウイスキー、カジュアルな店」くらい、サクッと一言で十分です。
表にはドレスコードの列を必ず作らせます。公式サイトか口コミで明記されている店だけ「あり」「なし」と断言させて、それ以外は「明記なし」と書かせます。推測で「なし」と埋めさせると、短パンで行って入口で断られても、根拠をたどれません。
クラブは用途が違うのでリストから外しますが、同じエリアのクラブのドレスコードは服装の目安として引用させます。近くのクラブが襟付きシャツ必須なら、そのエリアのバーでもラフすぎる服は避けておきます。
「1〜2人で入れる店」「短パンで入れる店」を後から聞くときは、すでに出したリストから絞らせるだけにします。調べ直させると、確認が一からやり直しになります。
AIでレストランを探す、最初のひと言
ここまでの条件を1つにまとめた頼み文です。入れ替えるのは【都市名】【除外ジャンル】【人数】の3か所だけで、あとはそのまま自分のAIとの会話に貼れます。
【都市名】で、旅行中に行くレストランを探してください。Web検索と地図検索を使ってください。
■候補の集め方
- 優先順位は、1. ミシュランガイド(対象都市なら)、2. 現地紙の年間アワード(「Best of 都市名 年」のような賞)、3. Tripadvisor・Yelp・Trip.comの上位。人気ランキングだけで候補を作らない
- 検索語の例は「都市名 best restaurants 2026」「都市名 Michelin guide」「都市名 new restaurants 2026」、現地紙のアワード名
- 情報源に英語か現地語の記事を必ず含める。受賞記事は一覧の要約でなく本文を読む
- 【除外ジャンル】と、大人数・宴会向け・ビュッフェの店は外す
- 人数は【人数】を前提にする
■裏取り
- 候補は10件ずつ地図検索で照会し、「営業時間が登録されている」「直近半年以内の口コミがある」の両方を満たす店だけ残す
- 営業時間が未登録で残す店は、備考に「要電話確認」と書く
- 閉店が疑わしい店は「都市名 店名 closed 2026」で確認する
■外す基準
- 衛生の報告(虫、生焼け)、会計トラブル、閉店からの再開直後
- 支店間で評価の差が大きい店は本店のみ残す
- Google評価4.0未満は外す。残すなら「B級枠」と明記する
■出力
- 「本命」「ローカル枠」「保留」の3区分で7〜10軒
- 表の列は「# / 店名 / エリア / ジャンル / 備考(人数向けの理由・営業時間と定休日・予約要否・注意点)」。Google評価と口コミ件数を数字で備考に書く
- 表のあとに「外した店と理由」を一覧にする
- 末尾に情報源を「記事タイトル(URL)」で並べる
- このあと追加で頼んだときは、前に出した店を再掲しない返ってきた答えは2か所だけ見ます。情報源に受賞記事の本文URLがあるか、備考の営業時間が空欄のままでないか。抜けていたら「受賞記事の本文を読み直して」「営業時間を地図検索で埋めて」と返せば直してくれます。
日程が決まったら、定休日を踏まえて日ごとの割り振りまでAIに落とさせます。「1日目の夜はB級枠の店C、2日目の昼は本命リストの1軒目」と並んだ時点で、店リストは旅程の一部です。店選びを現地でのスマホ検索から出発前の15分に移せるので、弾丸の週末旅でも着いた日から迷わず動けます。



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