AI副業って結局プログラミングできる人のものでしょ、って思ってませんか。
海外では、コーディング経験ゼロのマーケターが、GPTsで作ったボットを1体7万5,000円から売ってます。
しかも売り先は会社じゃなくて、経営者本人です。
経営者の会社ではなく経営者本人のためのAIボットを売る
日本語でよく見る「AI自動化代行」「AIチャットボット構築代行」は、企業の業務プロセスが対象です。
予約受付を自動化する、請求書処理をつなぐ、問い合わせに答えるボットを会社のサイトに置く。
相手は会社なので、導入には稟議が要ります。
今回の話は違います。
経営者向けAIボットが肩代わりするのは、社長が毎週自分の手で書いてる文章です。
ここ大事だから聞いてください。
売り先が「会社」から「社長個人」に変わるだけで、営業のハードルが激変します。
コーディング経験ゼロのマーケターがGPTsで作った3つのAIボット
海外のAI副業のまとめで見つけた実例です。
彼女はマーケター出身で、コードは1行も書けません。
作ったのは経営層向けの小さなGPTsボットで、数ヶ月で最初の1,000ドル(約15万円)に届いてます。
価格は1体あたり500〜1,500ドル。
日本円で約7万5,000円から22万5,000円です。
ここにアップデートと新しいプロンプト追加のオプション月額がつきます。
制作にかかる時間は、1体につき週末1回分です。
これ、マジです。
週末2日で7万5,000円なら、時給換算でパートの何倍になるでしょうか。
彼女が売ったボットは3種類ありました。
LinkedInの投稿ドラフトを書くボット
経営者は自分の名前で発信します。
でも文章を書く時間はありません。
かといって誰かに丸投げすると、自分の言葉じゃなくなる。
このボットは、その人の過去の投稿を学習させて、本人の口調でドラフトを出します。
社長は直すだけで済みます。
議事録を要約するボット
会議のメモを貼ると、決まったこと、次にやること、保留になったことに分けて返してきます。
会議のたびに議事録を整え直してた時間が、まるごと消えます。
汎用の要約ツールと何が違うのか。
この社長が議事録から何を抜き出したいのかを、あらかじめ仕込んである点です。
週次レポートを組み立てるボット
数字と箇条書きのメモを渡すと、いつものフォーマットに整えて返します。
社長が毎週1時間かけてた作業が10分になる。
年間に直すと40時間以上が浮く計算です。
経営者向けAIボットは技術力ではなく困りごとの理解で売れる
ここが本題です。
「GPTsの作り方」を解説した記事は、日本語でも山ほどあります。
手順を読めば誰でも作れます。
じゃあなぜ、作り方を知ってる人が全員売れてないのか。
作り方そのものは商品じゃないからです。
彼女がマーケターとして持ってたのは、多忙な経営層が何にストレスを感じてるかを言葉にできる目でした。
GPTsはそれを形にする道具にすぎません。
具体的に言います。
議事録を要約するボットなら、無料のツールでもそれっぽいものは作れます。
でも売れるのは「この社長が、この会議の議事録から、何を抜き出したいか」を知ってるボットだけです。
決定事項だけでいいのか。
誰が反対したかの温度感まで欲しいのか。
次の役員会に持っていく前提なのか。
これ、技術の話じゃないでしょ。
新しい技術が来るたびに稼いでるのは、その技術を一番よく理解してる人じゃありません。
特定の相手の特定の困りごとに、それを当てはめられる人です。
GPTsで1体目のAIボットを作る手順 週末1回で終わる理由
必要なのはChatGPT Plus(月20ドル、約3,000円)だけです。
ここは注意してください。
カスタムGPTを作れるのはPlus以上のプランです。
無料プランでも他人が作ったGPTは使えますが、作る側には回れません。
手順はフォームを埋める感覚で進みます。
- 名前と説明を書く
Instructionsに「誰のための、何をするボットか」と口調のルールを書くKnowledgeにクライアントの過去の投稿、レポートの雛形、社内用語集をアップロードする- プレビューで会話を試して、出力がずれてたら
Instructionsを直す - 共有設定を「リンクを知っている人」にして納品する
一番時間を食うのは3です。
そしてここが商品価値そのものになります。
Difyやn8nのようなAPI連携型のツールだと、APIキーの発行、従量課金の設定、環境によってはサーバーの用意まで必要です。
GPTsはそれが全部要らない。
だから週末1回で終わります。
カスタムGPTを作る前に必ず引っかかる2つの疑問
ChatGPT Plus以外の選択肢はあるのか
あります。
DifyでもClaudeのProjectsでも、似たものは作れます。
でも1体目はGPTsにしてください。
理由は納品先の都合です。
経営者はすでにChatGPTを使ってる確率が高い。
新しいツールのアカウントを作らせる時点で、話が止まります。
使う側はChatGPTにログインすればリンクから使えます。
ただし無料プランには利用回数の上限があるので、毎日回す社長ならPlusを勧めることになります。
この話は納品前にしておいてください。
経営者の機密情報を扱って大丈夫なのか
ちょっと待って。
ここは線を引いてください。
Knowledge にアップロードするファイルは選びます。
未公開の決算数字、人事情報、顧客の個人情報は入れない。
入れるのは文体とフォーマットと用語だけです。
ボットの価値はそっち側にあるので、機密を入れなくても品質は落ちません。
それと共有設定は必ず確認してください。
公開のまま納品したら事故ります。
日本で7万5,000円のAIボットは売れるのか 価格と最初の1人の見つけ方
正直に言います。
いきなり7万5,000円は言い出しにくいでしょう。
だから計算を先に見せます。
社長が週次レポートに毎週1時間使ってるとして、年間52時間。
社長の時給を1万円と置けば、52万円分の時間が消えてます。
7万5,000円は数ヶ月で回収できる計算です。
外注で毎週作ってもらう手もありますが、それは毎週お金が出ていきます。
ボットは買い切りです。
この比較を出せるかどうかで、同じ金額の重さが変わります。
とはいえ1体目は3万円でもいいと思います。
この段階で欲しいのは利益じゃなくて、動いてる実物と「使ってます」の一言だからです。
最初の1人は、検索して探さないでください。
思い出してほしいのは、子供の同級生の親、前の職場の上司、地元の商工会、行きつけの美容室のオーナーあたりです。
すでに愚痴を聞いたことがある相手のほうが、確実に近い。
困りごとを知らない相手に売るのが、この副業で一番しんどいところです。
AIボット副業は向き不向きがはっきり分かれます
怒らないで聞いてほしいんですけど、全員が売れる話ではありません。
- 経営者の知り合いがゼロだと、最初の1人に届くまでが長いです
- 言われた通りに作るだけの人は続きません。困りごとを言語化する側に回る必要があります
- 1体売り切りだと収入が読めません。だからオプションの月額メンテをセットで提案します
それと、公開されてない数字もあります。
このマーケターが結局何体売ったのか、月収がいくらになったのかは出てません。
数ヶ月で1,000ドルというのは立ち上がりの数字であって、これがそのまま毎月入ってくる保証はどこにもない。
そこを盛って伝える気はありません。
AIボット副業の最初の一歩は身近な経営者を1人思い浮かべること
GPT Builderを開くのは、まだ後でいいです。
先にやってほしいのは、知ってる経営者の顔を1人思い浮かべること。
そのうえで、その人が毎週くり返してる同じ作業を3つ書き出してみてください。
3つ書けたなら、この副業はあなたの手元で成立します。
書けないなら、その人ともう一度話すところからです。
その会話がそのまま、1体目の設計図になります。


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