動画に合いそうな曲をとりあえず全部ダウンロードして、あとから並べて選ぶ。
Sunoの無料プランでこのやり方が通用するのは9月2日までです。
残り7回をどこに配るか先に決めておけば、無料のままでも投稿ペースは落ちません。
生涯7回のダウンロードと音声透かしで何が変わるか
2026年9月3日から、Sunoのダウンロードにプランごとの上限が付きます。
無料プランは生涯7回。
月ごとにリセットされない一度きりの枠で、Proが月20回、Premierが月60回です。
ここで効いてくるのが適用範囲です。
対象は9月3日以降のダウンロードなので、それより前に作った曲を9月3日以降に落とす場合も枠を1回消費します。
裏を返すと、9月2日までに落としておいた分は枠に入りません。
先に不安なところを潰しておくと、ライブラリは消えません。
全プランで曲の再生も共有もこれまでどおりです。
作れる曲数も据え置きで、無料プランは1日50クレジット、目安10曲分を毎日回せます。
音声透かしはこれとは別の話です。
9月3日に紐づいた変更ではなく、数週間のうちに入ってくると説明されているもの。
改ざんに強く、聴こえ方には影響しないとされていて、狙いはSunoで作った曲が他のプラットフォームに出たときに識別できるようにすることです。
締まったのはダウンロードの蛇口だけです。
7回を使い切らないための生成とダウンロードの分け方
減ったのはダウンロードだけで、生成側は何も触られていません。
ここの差が今回いちばん大事なところです。
生成は上限を気にせず回せる
無料プランの1日50クレジットは、目安で10曲分。
毎日リセットされるので、月で数えれば300曲相当になります。
7回という数字の隣に並べると、生成側はほぼ使い放題です。
だったら比べる作業は全部こっちに寄せたほうがいい、という話になります。
プロンプトの言い回しを変えて何本も作って、耳で比べるところにコストはかかりません。
「とりあえず落として比べる」を「とりあえず作って聴き比べる」に置き換えるだけで、枠はほとんど減らなくなります。
ダウンロードは決定稿だけに使う
7回を7曲と読むと、少なすぎて詰みます。
そうではなく、7シリーズ分の元手だと思ってください。
同じ音源を5本以上の動画で使い回す運用にすれば、7回で35本分。
週5投稿なら7週間持ちます。
1曲を1本にしか使わない運用だと、2週間経たずにゼロです。
ダウンロードする前に本番用の1曲を選び切る手順
CapCutに読み込ませるには結局ファイルが要るので、判断はダウンロードより手前で終わらせるしかありません。
- 用途と尺をプロンプトに書き切って、一度に3曲から4曲まとめて作る。「15秒、イントロなし、ループしても継ぎ目が気にならない終わり方」くらいまで指定すると当たりが増えます
- 候補をSunoのライブラリで再生して、スマホのスピーカーで聴く。投稿を見る人と同じ環境で判断しないと、イヤホンで良かった曲がフィードでは埋もれます
- 迷ったら落とさずに寝かせる。ライブラリは消えないので、翌日また同じ候補を聴き直せます
- 「この曲で5本撮れる」と言い切れたらダウンロードする
4の言い切りができない時点で、それはまだ決定稿ではありません。
透かし入りの音源をショート動画に使えるか
「透かしが入った曲はもう動画に使えないのでは」と思いますよね。
ここは切り分けが必要です。
透かしは聴こえ方に影響しないとされているので、音が濁るとか変な信号音が鳴るという話ではありません。
引っかかるとしたら別の制約で、こちらは今回の変更と関係なく前からあります。
無料プランで作った曲はSunoが所有者で、使えるのは非商用の範囲だけ。
Pro以上に入っている間に作った曲だけが自分のものになって、商用利用のライセンスが付きます。
しかも遡りません。
無料で作った曲は、あとからプランを上げても商用利用の対象にはなりません。
収益化やPR案件が視野に入っているなら、そのシリーズの曲は最初から有料プランで作ること。
判断に迷うラインの依頼が来そうなら、無料で作った曲は候補に入れないほうが安全です。
商用前提で音の系統を増やしたいときは、ライセンスがはっきりしている選択肢を混ぜる手もあります。
有料プランに切り替える損益分岐点
切り替えるかどうかは、月にいくら払えるかではなく音源の使い方で決まります。
1曲を何本の動画で使い回せるか
Proは月8ドル、1ドル150円で見て約1,200円。
ここに月20回のダウンロードが付くので、1曲あたり60円です。
Premierは約3,600円で月60回。
割るとこちらも1曲60円で、回数が増えても単価は変わりません。
年払いのProなら64ドル、約9,600円。
月800円相当まで下がって、1曲あたり40円です。
そのうえで言うと、分岐点は投稿本数ではありません。
1曲を何本の動画に載せるか、です。
毎回違う音源を使うスタイルなら月20回でも足りなくなりますし、同じ音を5本ずつ回すスタイルなら月20回は月100本分になります。
商用利用が視野に入った時点で無料は外れる
回数とは別に、権利の側から決まってしまうケースがあります。
PR案件が1本でも入るなら、その曲は有料プランで作り直しです。
案件が決まってから慌てると、そこまで育ててきたシリーズの音を捨てることになります。
補足として、PremierでSuno Studioを使う場合はダウンロードの上限がありません。
曲を素材として細かく扱う人は、ここが判断材料になります。
今週の投稿から始める7回の配分
やることは3つで、上から順に急ぎます。
- 今ライブラリにある曲を見て、「これから5本以上使う」と言い切れる曲を9月2日までに落としておく。ここは枠に入らないので実質的な前借りです
- 残る7回の使い道を先に書き出す。シリーズのテーマ曲に2回、季節ネタに2回、残り3回は保険、くらいの粗さで十分です
- 明日から試作はダウンロードせずに生成で回す。この癖が付くと7回はほとんど減りません
制限が入ったからといって、無料で音源を作り続ける道が閉じたわけではありません。
閉じたのは「とりあえず全部落とす」という贅沢な選び方のほうです。
選び切ってから落とす、に切り替えるだけで7回はかなり長く持ちます。
BGM沼は今日も深いので、まずは今週使う1曲を決めるところから。



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