「AI副業」で検索して出てくるのは、プロンプト販売かAI記事作成ばかりでしょ。
海外ではもう一歩先に進んでいて、SKILL.md販売という売り方が伸びています。
価格相場も実際の販売データも、日本から始める手順も、全部数字で出します。
SKILL.mdとは AIエージェントに仕事の手順を覚えさせる1枚のファイル
SKILL.mdは、AIに「この作業はこうやって」と教えるためのMarkdownファイルです。
フォルダを作って、その中にSKILL.mdを1枚置きます。
中身は冒頭に名前と説明を書いて、その下に手順を文章で並べるだけ。
プログラミングは要りません。
新人さんに渡す業務マニュアルを、そのまま文章で書くイメージに近いです。
この形式はAnthropicが2025年10月16日に発表して、その後オープンな標準として公開されました。
今はCursor、GitHub Copilot、Gemini CLI、OpenAI Codexなど40を超えるツールが同じ形式に対応しています。
つまり1回書けば、いろんなAIツールで動くんです。
ここが売り物になる理由です。
コンテンツでもアクセスでもなく AIスキル販売が伸びている理由
2024年はコンテンツを売る時代でした。
noteの有料記事、電子書籍、プロンプト集ですね。
2025年はアクセスを売る時代になりました。
サブスク、月額コミュニティ、会員制ツールです。
そして2026年に伸びているのは、実行そのものを売る形です。
買う人が本当に欲しいのは知識じゃなくて、終わった状態なんですよ。
「SEOのキーワード選定のやり方」を読みたいわけじゃなくて、キーワードリストが出来上がってほしい。
SKILL.mdはそこに直接刺さります。
数字も出ています。
海外マーケットプレイスのAgensiによると、この分野の関連ワードの月間検索数はこの2年で19倍に増えました。
月2万1,000回から、40万回超えです。
そのAgensiには、2026年8月時点で2,457本のスキルが並んでいます。
1年前にはこの形式すら世に出ていなかったのに、もう2,400本以上ですよ。
SKILL.md販売でいくら稼げるのか 価格相場と実際の販売データ
正直に言います。
これで月30万円とかは無理です。
まずAgensiの公式ガイドが示している価格の目安を見てください。
手元に残る額がこの計算になるのは、作った人の取り分が70%だからです。
残りの30%がマーケットプレイス側の手数料になります。
で、実際に売れている例を見てください。
Agensiが公式に出している例だと、SEOのキーワード調査をする「keyword-research」というスキルは7ドル(約1,100円)で、89インストールされています。
単純計算で売上が623ドル(約9万8,000円)、うち手元に残るのが436ドル(約6万8,000円)です。
これが現実です。
しかもこれは累計の数字で、何ヶ月かけて積み上がったかまでは公開されていません。
パート代1ヶ月分くらい、と考えると夢はないでしょ。
でも見方を変えてほしいんです。
1回作ったファイルが、寝ている間も売れ続けています。
上を見れば299ドル(約4万7,000円)を超える値付けのスキルも実在します。
Agensiでスキルを売る手順 登録から公開までの5ステップ
ここからが本題です。
Agensiは海外のマーケットプレイスですが、日本からでも登録できます。
1. アカウントを作ってStripe Connectをつなぐ
まずアカウントを作って、決済のためにStripe Connectを連携します。
売上を受け取る口座はここで設定します。
2. SKILL.mdをzipファイルにまとめる
作ったSKILL.mdを、フォルダごとzipに固めます。
ファイルの冒頭に名前と説明を必ず書いてください。
ここが抜けていると受け付けてもらえません。
3. クリエイターダッシュボードから提出する
管理画面から、価格とタグをつけて提出します。
値段はここで自分で決めます。
4. セキュリティレビューを通過する
提出したスキルは、自動スキャンと人の目の両方でチェックされます。
問題がなければ24〜48時間で承認されます。
5. 承認されたらマーケットプレイスに並ぶ
あとは公開されて、買われるのを待つだけです。
売上はStripe Connect経由で、国ごとの標準サイクルで振り込まれます。
多くの国では週次です。
noteで売るのとAIスキル販売はどこが違うのか
日本だと「Claude用のスキルをnoteやGumroadでzip販売する」という副業を見たことがあるかもしれません。
似ているようで、仕組みはけっこう違います。
フォロワーがいる人なら、個人販売のほうが単価を高く設定できます。
でもフォロワーがゼロなら、マーケットプレイス型のほうが現実的です。
置いておけば検索で見つけてもらえますから。
ここ、けっこう大事な分かれ目だと思います。
未経験がSKILL.md販売を始める前に知っておきたいこと
怒らないで聞いてほしいんだけど、誰でもすぐ売れる世界ではないです。
売れ筋の中心はエンジニア向けなんですよ。
コードレビュー、テスト、DevOpsみたいな、開発者の繰り返し作業を減らすスキルがよく売れています。
ただ、抜け道はあります。
さっき出した「keyword-research」はSEOのキーワード調査ですし、市場分析をする「market-tech-analyst」は5ドル(約780円)で並んでいます。
営業やマーケの型を売っている人が、ちゃんといるんです。
非エンジニアが戦えるのはここだと思っています。
あと、現実的なハードルを3つ挙げます。
- 説明文は英語で書く必要があります。翻訳ツールで足りますが、そこは避けて通れません
- セキュリティレビューで落ちることがあります。1回で通る前提で考えないほうがいいです
- 1本出して終わりにはなりません。何本か並べて、売れるものを探す作業になります
数千円のスキルが数本売れても、生活は変わりません。
ただ、パソコン1台とファイル1枚で世界中に売れるという構造は、本物です。
まず今日やることはAIスキルの棚卸しだけ
まず今日やってほしいのは、たった1つだけ。
自分が毎回同じ手順でやっている作業を、3つ書き出してみてください。
Excelの月次集計でも、SNS投稿のネタ出しでも、求人票の下書きでもいいです。
それが売れるかどうかは、あとで考えればいいんです。
手順として書き出せるものがある人は、もうスタートラインに立っています。



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