GitHub Trendingの週間ランキング、今の1位が1週間で22,095スター増えてます。
しかもそれ、フレームワークでもエディタでもなく、Claude Codeに読ませる「スキル」でした。
今エージェント界隈で伸びてるのはツール本体じゃなくて、エージェントに配る知識パッケージのほうです。
週間2万スター超えという数字が示す急上昇の中身
archifyというリポジトリが、週間で22,095スター増えて累計41,809まで来ています。
作成日は2026年4月15日なので、まだ半年経っていません。
面白いのはここからで、agent-skillsタグをスター順に並べると、上位が2026年作成のリポジトリで埋まります。
91,461スターのaddyosmani/agent-skillsは2月15日作成。
フォークも9,767付いています。
これ、単発のバズじゃなくて構造の変化だと思ってます。
エージェント本体の性能で殴る時代から、エージェントに何を読ませるかで差がつく時代に移った、というのが数字の中身です。
1. archify 説明用の図をエージェントに描かせる
アーキテクチャ図、ワークフロー図、シーケンス図、データフロー図、ライフサイクル図の5種類を、自己完結型のHTMLとして吐き出すスキルです。
PNG、SVG、WebM、1200×630のシェアカードまで出ます。
インストールはこれだけです。
npx skills add tt-a1i/archify -g一番効くと思ったのはBefore/After/Deltaの比較で、変更前後の構成を並べて差分を出せます。
あとGitで追跡されているファイルに図の根拠をリンクさせる仕組みがあるので、「その図どこ情報ですか」に答えられます。
ただしMermaidの自動パースはやりません。
READMEに「やらないこと」として明記してあります。
Mermaidの置き換えを期待すると外します。
2. agent-skills 開発工程をまるごと25個に割った
91,461スター、フォーク9,767。
単機能ではなく、開発の流れを丸ごと25スキルに分解したパッケージです。
Define、Plan、Build、Verify、Review、Shipの6フェーズに割り振られていて、中身は spec-driven-development、test-driven-development、context-engineering、security-and-hardening あたりが並びます。
スラッシュコマンドも /spec /plan /build /test /review /ship と工程に対応しています。
npx skills add addyosmani/agent-skills --list
npx skills add addyosmani/agent-skills --skill test-driven-development全部入れる前に --list で眺めて、必要なやつだけ入れるのが正解だと思ってます。
25個フルで入れるとエージェントの前提が一気に増えるので。
3. planning-with-files セッションが飛んでも計画は残る
長いセッションで /clear した瞬間にエージェントが何をしていたか忘れる、あれを潰すスキルです。
task_plan.md、findings.md、progress.mdの3ファイルをディスクに置いて、ライフサイクルフックで毎ターン読み直させます。
コンテキストが吹き飛んでもファイルは生きているので復帰できる。
公称の内部ベンチでは、コンテキストを消したあとの復帰が平均5.0ターン、無い場合は13.3ターンでした。
/plugin marketplace add OthmanAdi/planning-with-files
/plugin install planning-with-files@planning-with-files副業で平日夜に少しずつ進める使い方だと、これが一番効くはずです。
セッションをまたいでも「昨日どこまでやったか」を人間が説明し直さなくて済みます。
4. scientific-agent-skills 163種まで振り切った専門パッケージ
41,517スター、週間で6,248増。
生物学、化学、創薬、臨床研究まわりのスキルを163種類、それに100を超えるデータベースへの接続を束ねたパッケージです。
内訳もはっきりしていて、バイオインフォマティクス27、機械学習14、ケモインフォマティクス10、臨床研究8という構成になっています。
Webエンジニアが業務で明日使うものではないです。
それでも並べたのは、検証の作りが参考になるからです。
実行コードを含むスキルには tests/ 配下にテストが付いていて、セキュリティスキャンを週次で回しています。
スキルは他人のマシンで任意のコードを走らせる仕組みなので、この「テストとスキャンが付いているか」が配布物としての信用に直結します。
あと個別スキルごとにライセンスが違うので、リポジトリ全体がMITでも中身は要確認です。
5. Skill_Seekers 使う側から作る側に回るためのツール
14,878スター。
ここまでの4本が「配られたパッケージを使う」側だとしたら、これは作る側のツールです。
ドキュメントサイトやGitHubリポジトリ、PDFを食わせるとスキルに変換してくれます。
入力に対応しているのは18種類。
JavaScriptで描画されるドキュメントサイト、OpenAPIやSwaggerの定義、Jupyter Notebook、Confluence、Notion、man page、動画の文字起こしまで入っています。
pip install skill-seekers出てくるのはZIPで、中に500行以上の SKILL.md とカテゴリ別のリファレンス、YAMLのメタデータが入る形です。
処理時間の目安も公開されていて、100ページ未満のドキュメントで5分から10分、500ページから2,000ページ級だと30分から60分かかります。
社内Wikiとか、チームで使ってるけど誰も読まないフレームワークの公式ドキュメントを1回これに通しておくと、毎回エージェントに説明し直す作業が消えます。
ツール単体でなくパッケージ単位で選ぶこれからの向き合い方
並べてみて共通していたのが、入れ方でした。
npx skills add <owner>/<repo>archifyも、addyosmani/agent-skillsも、planning-with-filesも、scientific-agent-skillsも、この1行で入ります。
対応エージェントもClaude Codeだけじゃなくて、Cursor、Codex、Gemini CLI、opencodeと横断しています。
planning-with-filesは60以上、addyosmani/agent-skillsは70以上を謳っています。
そしてSkill_Seekersは、その配布物を自分で作るための道具でした。
つまりスキルは、特定のエディタに紐付いた設定ファイルから、リポジトリ単位で配って回れるパッケージになりました。
npmでライブラリを選ぶときと同じ判断が要ります。
選ぶときに見ているのはこの3点です。
- 更新が止まっていないか。スキルはモデルの挙動に依存するので、半年放置は危険信号です
- 何を「やらない」と書いてあるか。archifyのようにREADMEで非対応を明記しているものは信用できます
- 全部入れずに済むか。
--skillで個別に入れられるパッケージのほうが事故が少ないです
まず1本だけ試すならarchifyです。
コマンド1発で図が出るか出ないかなので、入れた意味をその場で判断できます。
セッションが毎回死んでるならplanning-with-filesを足すのが次の一手になります。
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