サムネイル

stitch-skillsとは|StitchとClaude Codeを繋ぐ使い方

  • 0

Google StitchでUIをデザインしたのはいいけど、そこからコードに落とし込む作業が結局手作業でしんどい。

そのモヤモヤを一気に解消してくれるのが、Google Labs公式のstitch-skillsです。

7月11日にGitHub Trendingで1位まで駆け上がった話題のパッケージを、Claude Codeユーザー向けに使い方から実際の感触までまとめて共有します。

stitch-skillsとは|まず紛らわしい名前を整理する

記事の画像

結論から言うと、「Stitch」を冠するツールは現時点で最低4種類あります。

ここが最大の混乱ポイントです。

名前
何か
Google Stitch
Gemini 2.5 Pro搭載のUIデザイン生成ツール本体
Google Stitch MCP(公式)
StitchとAIエージェントを繋ぐ公式のMCPサーバー
stitch-mcp(davideastさん・非公式)
個人開発者による独立CLIツール、公式とは別物
stitch-skills
今回のテーマ。Google Labs公式のAgent Skillsパック

今回の主役、stitch-skillsは、Google Stitch本体でもMCPサーバーそのものでもありません。

MCPサーバーの上で動く「振る舞い集」です。

イメージとしては、Stitch MCPが土台のOSで、stitch-skillsはそこで動くアプリのパック。

15個のスキルを1コマンドで導入できます。

Apache-2.0ライセンスで、2026年1月に登場、5月にv1.0、そして7月11日にGitHub Trendingで1位に到達しました。

スター数は7,623個。

半年弱でこの数字なので、勢いは本物です。

「stitch-mcpで検索して辿り着いた」「stitch-skillsで探してもStitch本体の記事ばかり出てくる」というモヤモヤで来た方も、このツリーで目的のツールを特定できます。

stitch-skillsの3プラグイン・15スキルで何ができるのか

記事の画像

役割ごとに3プラグインへ分かれています。

中身はこうです。

stitch-design(デザイン系・6スキル)

  • code-to-design — 既存コードから逆にデザインを起こす
  • generate-design — テキスト指示からデザインを生成
  • manage-design-system — デザインシステムを管理
  • extract-design-md — DESIGN.mdの抽出
  • extract-static-html — 静的HTML抽出
  • upload-to-stitch — Stitchへのアップロード

stitch-build(コード生成系・5スキル)

  • react-components — Reactコンポーネント生成
  • react-native — React Native向け
  • remotion — Remotion(動画生成React)向け
  • shadcn-ui — shadcn-ui対応コンポーネント
  • react-vite-dashboard — Vite×Reactのダッシュボード雛形

stitch-utilities(補助系・4スキル)

  • design-md — DESIGN.md生成
  • enhance-prompt — プロンプトの最適化
  • stitch-loop — 複数ページの一括生成ループ
  • taste-design — デザインテイストの調整

15スキルの中で目立つのはstitch-loopenhance-promptの組み合わせ。

一度のプロンプトで複数ページを回してくれるので、ダッシュボードやLP丸ごとのようなユースケースに強いです。

全体像としては、「Stitchでデザインを描く → DESIGN.mdに落とす → Reactに変換する」までの流れを、Claude Codeの1つのセッションで完結できる構成になっています。

Claude Codeへの導入手順

記事の画像

まず絶対の前提として、stitch-skills単体では動きません。

Google公式のStitch MCPサーバーのセットアップが別途必要です。

認証情報やAPIキーはStitch本体のドキュメントに従って準備します。

前提が整えば、Claude Codeへの導入は1行です。

npx plugins add google-labs-code/stitch-skills --scope project --target claude-code

これでプロジェクトスコープに3プラグイン一括インストール。

全部要らない場合、個別選択もできます。

npx skills add google-labs-code/stitch-skills

対話式で入れたいスキルを選べます。

案件の性質に合わせて必要なものだけ入れる方が現実的です。

なお公式READMEではCodexが「推奨」として最優先で扱われていて、Claude Codeは後発対応という立て付け。

ここは正直に書いておきます。

Claude Codeユーザーとしてはやや不利な扱いですが、私の環境では実用に耐えるレベルで動いています。

Claude Codeで実際に動かしてみて感じたこと

一番刺さったのはextract-design-mdenhance-promptのセットです。

Stitchで作ったUIをそのままClaude Codeに投げると、コンポーネント構造が曖昧な指示になりがちですが、間にDESIGN.mdを挟むと、Claudeが解釈しやすい構造化された仕様に化けます。

この差は使い比べれば一発で分かります。

react-componentsは、shadcn-uiを併用する案件ならほぼそのまま使えます。

ゼロから書き起こす場合と比べて、初期コンポーネント整備の時間が体感で1/3〜1/4になりました。

生成後にレビューとテストは必要ですが、テストコード自体もAIに書かせているので、そこで生産性を回収できます。

一方、複雑な状態管理やカスタムhookが絡む部分はまだ人間の仕上げが必要です。

あくまで「初期コンポーネントの雛形と、Stitchデザインとの整合性を担保する層」として使うのが現実的な位置づけです。

stitch-skills導入前に押さえておく注意点

1つ目、これはGoogle Labsの実験的プロジェクトで、Google公式サポート対象外です。

急に仕様が変わる想定で、業務システムに直接組み込むというより、開発補助ツールとしての利用が現実的です。

2つ目、前提のStitch MCPサーバーのセットアップは想像より工数がかかります。

特に環境変数と認証まわりで詰まる報告が上がっているので、初回は半日ほど確保しておいた方が無難です。

3つ目、Codex向けにチューニングされている印象は否めません。

Claude Codeでも動きますが、実行モデルの相性は都度確認した方がいいです。

私はOpus 4.6をメインで動かしていて、モデルを変えて挙動を見比べる工程は挟んでいます。

まとめ|stitch-skillsはどんな人に向いているか

stitch-skillsはこんな方に向いています。

  • Stitchで作ったUIをClaude Codeでそのまま実装まで走らせたいエンジニア
  • shadcn-uiやRemotionなど、特定のReactエコシステム向けの雛形生成を高速化したいチーム
  • DESIGN.md方式のドキュメント駆動な開発フローを組みたい現場

逆に、Stitch本体を使っていない、あるいはCodex以外での安定運用を求める場合は、いったん様子見が無難です。

導入コマンド1行で試せるので、既にStitchを使っているなら、まず入れて手を動かしてみるのが早いです。

触ってから判断すれば十分。

詳細な検証手順は下記の一次ソースが参考になります。

会員登録して機能を使おう

この機能を利用するには、無料の会員登録が必要です。
お気に入りの記事を保存して、あとで読み返しましょう!