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スキンケアの悩みをAIに相談するだけで、コスメ選びの迷いが減っていく

NONOKA
NONOKA

2026/08/28

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コスメを買う前にレビューを読み込んで、比較記事も開いて、結局どれがいいのか分からないままアプリを閉じる。

もしそんな買い物が続いているなら、足りていないのは情報ではないかもしれません。

アメリカの女性1,238人に聞いた調査に、その理由がはっきり出ていました。

アメリカの女性の3人に1人が、すでにAIにスキンケアを相談している

エストニアのAI肌解析企業Haut.AIが2026年8月に発表した調査結果です。

18歳から70歳までのアメリカ人女性1,238人に、2026年4月16日から5月8日にかけて聞いています。

そのうち32%が、スキンケアやボディケアのアドバイスをもらう相手として、すでにAIを使っていると答えました。

3人に1人です。

さらに驚くのが、74%が「AIを使えばスキンケアやボディケアの習慣がもっと楽になる、あるいは効果的になりそう」と答えていること。

実際に使っている人が32%で、可能性を感じている人が74%。

この40ポイント以上の開きは、気になってはいるけれどまだ一歩踏み出していない人が、それだけいるということでもあります。

情報が足りないのではなく、選べなくなっているだけだった

洗面台に並んだ化粧品と、どれを選ぶか決めきれない時間

この調査で一番刺さったのは、実はパーセンテージではありませんでした。

Haut.AIのCEO兼共同創業者、アナスタシア・ゲオルギエフスカヤさんのコメントです。

消費者が抱えているのは情報の問題ではなく、意思決定の問題です。すでに、無理なく処理しきれる量を超えた商品とレビューとアドバイスを持っているのです。AIが価値を持つのは、その人の肌と状況を理解したうえで選択肢を絞り、何をなぜ使うのかを決める手助けができるときです。

情報が足りないから選べないのではなく、多すぎるから選べない。

迷ったときほど検索を増やす方向に走ってしまいますが、増やすほど決められなくなるのは、こういう仕組みだったんですね。

同じ調査の別の数字も、これを裏づけています。

  • 34%が「自分の悩みにどのボディケア商品を使えばいいのか分からない」と回答
  • 36%が「手順が多すぎるケアは続けられない」と回答
  • 32%が「結果が出ないのでケアをやめた、または続けるのに苦労した」と回答

分からない、多すぎる、続かない。

どれも情報の量を増やしただけでは解決しない悩みですよね。

AIが信頼されているのは「商品提案」「ルーティン作り」「肌悩みの見極め」の3つ

AIがスキンケア相談で信頼されている3つの領域(商品提案・ルーティン作り・肌悩み見極め)を示すカード

ここが面白いところなんですが、この調査は「AIをどの用途なら信頼できるか」まで聞いています。

  • 商品のおすすめ: 50%
  • 自分に合わせたケアの組み立て: 34%
  • 写真からの肌悩みの見極め、いわゆるAI肌診断: 34%
  • 成分について教えてもらう: 28%
  • 経過の記録: 22%

上位3つと下位2つで、性質がきれいに分かれているのが見えるでしょうか。

信頼が高いのは、選択肢を減らしてくれる用途でした。

逆に低いのは、知識を増やす用途と、記録を続ける用途です。

つまり多くの人がAIに求めているのは、新しい情報を足してもらうことではなく、目の前の選択肢を絞ってもらうこと。

ゲオルギエフスカヤさんの言う「選択肢を絞る」が、そのまま数字に表れていました。

日本ではまだコスメ選びをAIに任せる人は少数派

日本の数字は、ひと桁です。

アイスタイルと電通マクロミルインサイトが15歳から59歳の男女1,300人に聞いた調査によると、コスメの購入を決めるときにAIを頼る人は、最も比率が高いZ世代でも9.5%でした。

聞いている場面がアメリカの調査とは違うので単純比較はできませんが、それでも32%との開きは大きいですよね。

さらに興味深いのが、同じZ世代でも商品を知る段階では15.9%がAIを使っていること。

知るときには使うのに、決めるときには使わないんです。

一方でクチコミサイトに「AI」という言葉が出てくる比率は、前年同月比で4.3倍に伸びているそうです。

話題としては確実に広がっているのに、最後の一押しはまだ人のクチコミに任せている。

それが今の日本の姿なのかもしれません。

コスメ購入でAIを頼る人は1割未満 最後はクチコミ重視の現実

今日からできる、AIをスキンケアの相談相手にする小さな一歩

新しいアプリを入れる必要はありません。

普段使っているチャットAIに話しかけるだけで、選択肢を絞る使い方は試せます。

わたしがよくやっているのは、この3つです。

  • 手持ちのスキンケアを全部書き出して「この中で朝に使うものと、その順番」を聞く
  • 気になっている悩みを1つだけ挙げて「今の季節にまず優先したいのはどれか」を聞く
  • 買おうか迷っている商品名を出して「今持っているものと役割がかぶらないか」を聞く

どれも新しい商品を教えてもらう質問ではなく、今ある選択肢を整理してもらう質問です。

迷っている商品について聞くのは、売り場でレジに並びながらでもできます。

大事なのは、AIに正解を出してもらおうとしないこと。

「この3つのうちどれから試すのがよさそう」くらいに範囲を狭めて聞くと、返ってくる答えもぐっと具体的になります。

まとめ AIは正解ではなく、選択肢を絞るための相談相手

肌の悩みが治るとか、シミが消えるとか、そういう話ではありません。

AIが返してくれるのは、あくまで今の自分にはこの方向がよさそう、という判断の材料です。

でもレビューを何十件も読んで結局決められなかった夜を思うと、その材料が1つあるだけで買い物はずいぶん楽になります。

アメリカの74%が感じている「もっと楽になりそう」の正体も、たぶんこれなんだと思います。

次にコスメで迷ったら、検索を増やす代わりに、手持ちのアイテムを書き出して聞いてみてください。

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