「FLUX 3、ComfyUIでどう動かすんだ」と思って検索した人に、先に結論だけ言っておきます。
2026年7月26日時点で、FLUX 3 をローカルで動かす方法は存在しません。
ただし今日から触れる経路はあるので、何が使えて何が使えないのかを公式が出している情報だけで整理しました。
FLUX 3 とは 画像 動画 音声 行動予測を統合したモデル
Black Forest Labs が2026年7月23日に発表した新モデルです。
FLUX3 やフラックス3 と書かれることもありますが、公式表記は半角スペース入りの FLUX 3 で統一されています。
FLUX.1 と FLUX.2 は画像特化のモデルでした。
FLUX 3 はそこから舵を切って、画像・動画・音声・行動予測を1つのアーキテクチャで学習しています。
面白いのは最後の「行動予測」です。
ロボティクス企業の mimic と組んだ FLUX-mimic というモデルがあって、そこには Audi もテストで入っています。
画像生成AIの会社が、同じバックボーンでロボットの動きまで出そうとしている。
この飛躍が今回の本体です。
FLUX 3 で今できるのは動画生成だけ
4つの機能が発表されていますが、実際に手が届くのは1つだけです。
使える Video のほうは、1回の生成で最大20秒。
しかも音声を別工程で足すのではなく、同じ生成パスで一緒に作ります。
text-to-video、image-to-video、video-to-video に対応し、キーフレーム指定の遷移や多言語のセリフも扱えます。
クリップを繋げば数分のマルチショットまで伸ばせるとのことです。
そして FLUX を画像で使ってきた人が一番試したい Image は、まだ触れません。
公式の表現は「数週間以内にアーリーアクセスへ」で、期日は切られていない状態です。
では、待っている間にローカルで動かしておく手はあるのか。
ここが今回の本丸です。
FLUX 3 はローカルで動くのか ComfyUI対応と重み公開の現状
動きません。
理由は2点あります。
- ComfyUI のネイティブ対応が存在しない。公式APIかアーリーアクセス経由でしか叩けない
- ダウンロードできる重みが1つも公開されていない
オープンウェイト版の FLUX 3 Dev は計画としては存在します。
ただし公式のアナウンスは「今年後半」だけで、リリース日もパラメータ数も必要VRAMもライセンス条項も出ていません。
なので、FLUX 3 の必要VRAMを具体的な数字で書いている記事を見かけたら、それは推測です。
それを根拠にグラボを買うのはまだ早いです。
今すぐローカルで回すなら FLUX.2 Klein 9B
待てない人の現実解はこっちになります。
RTX 3060 の12GBクラスでも Q4 なら射程に入ります。
ComfyUI は FLUX.2 のテンプレートを同梱しているので導入も速いですし、GGUF を回すなら city96 さんの ComfyUI-GGUF ノードを足せば動きます。
FLUX 3 Dev が降りてくるまでの数ヶ月、手を止める理由はないという話です。
FLUX 3 の使い方 アーリーアクセスの申請手順
やることは4ステップです。
bfl.ai/models/flux-3を開く- ページ内の「Request early access」から申請フォームへ進む
- 用途などを記入して送信する
- Black Forest Labs の承認を待つ
承認制なので、申請すれば全員通るわけではありません。
通れば Video が使えます。
早期テストの枠には Canva、Magnific(旧Freepik)、Krea、Picsart といった名前が並んでいます。
ただし Krea のモデルページでは FLUX 3 が「Soon」表示のままで、今プロンプトを投げても走るのは FLUX.2 です。
外部サービスから回り込む抜け道も、まだ開いていません。
FLUX 3 の料金とライセンス 商用利用はまだ読めない
料金は未発表です。
公式の価格ページにも開発者ドキュメントの価格表にも、FLUX 3 の行はありません。
課金の考え方だけは既存モデルから読めます。
BFL はサブスクも席課金も取らず、生成したメガピクセル数に応じた従量制です。
1メガピクセルの画像を max で1,000枚回して約1万円、という感覚です。
FLUX 3 は動画と音声を同時に吐くので単価は上がるはずですが、これも前例からの推測でしかありません。
ライセンスも同じ状況で、FLUX 3 固有の条項は未公開です。
既存ライセンスは Builder から Enterprise まで4ティアあり、商用利用は有償ティアの契約が前提になっています。
過去の Dev モデルの流れから FLUX 3 Dev も非商用扱いになる可能性はありますが、確定情報はゼロです。
クライアントワークで使う前提の見積もりは、条項が出るまで組まないほうが安全です。
ベンチマークの勝率は自社発表 数字の読み方
BFL は人間評価による勝率を公開しています。
数字だけ見ると圧勝ですが、読むときの条件が3点あります。
- BFL 自身の発表であって第三者検証ではない。評価手法もサンプル数も審査員の選定基準も公開されていない
- 評価に使われたのは720pの10秒クリップ。売りである20秒生成やマルチショット連結での比較ではない
- Seedance 2.0 と Gemini Omni Flash はどちらも52%。ほぼ互角
Luma 相手の93%より、Seedance 相手の52%のほうが情報量があります。
「既存を全部ぶち抜いた」ではなく「最前線に並んだ」が、この表から読み取れる正しい温度です。
まとめ FLUX 3 をいつから使えるか
確定しているのは、動画が今日から申請次第で触れること、画像が数週間先、ローカルは今年後半という3段階だけです。
それ以外の料金もライセンスも仕様も、まだ誰も知りません。
立場ごとに、次にやることは分かれます。
- 動画をやる人:
bfl.ai/models/flux-3から今すぐ申請する。列は早めに並んだほうがいい - 画像目当ての人: 数週間待ち。ワークフローは FLUX.2 のまま動かさなくていい
- ローカル派: Dev 版待ち。それまでは FLUX.2 Klein 9B を GGUF で回しておく
新しいモデルが出るたびに焦って乗り換える必要はないと思っています。
何が出ていて何が出ていないかを正確に押さえておけば、出た瞬間に一番速く動けるので。



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