AI副業noteの数字、どこまで検算できるか。

タツヤ
タツヤ

@tatsuya_2nd 8本

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AI副業のnoteを何本も読んで、結局どれが本当なのか分からないまま夜が終わる。

判定の基準は、実は読む前に決められます。

同じ日に公開された4本を、その基準だけで仕分けてみました。

AI副業のnoteを読んでも判断できないのは、なぜか。

数字が書いてあるかどうかで判断しようとしているからです。

「月50万円」も数字で、「436円」も数字です。

並べて見ると前者のほうが価値がありそうに見えますが、これは逆でした。

分かれ目は、その数字を自分で検算できるかどうかにあります。

検算には4つの材料が必要です。

金額、期間、作業量、収益の経路。

どれかが欠けると、読む側は信じるか信じないかの二択に追い込まれます。

今回読んだのは9月9日にnoteへ公開された4本です。

テーマはばらばらですが、この材料が揃っているかどうかだけで、はっきり分かれました。

70投稿して436円。この実測が一番役に立つ理由。

ノートに7日間の投稿数と報酬額を書き出して計算している手元のイラスト

kenさんの投稿です。

9月2日から8日までの7日間、1日10投稿で合計70投稿。

楽天ROOM経由の売上が2,180円、手元に入る成果報酬が436円。

クリック74回、成約1件。

AIにリサーチと投稿文の作成を任せ、最終確認と投稿は自分でやる進め方です。

材料が全部あります。

だから検算できます。

436円を70投稿で割ると、1投稿あたり6.2円。

この7日間のペースをそのまま30日続けても、月1,900円に届きません。

クリック数の書き方も丁寧でした。

実験期間の74回と、過去30日の合計104回を分けて書いています。

ダッシュボードに出た0.96%という成約率が後者で計算された値だと分かるので、読む側が7日間の成績と取り違えずに済みます。

気になったのは売上2,180円と報酬436円の比率です。

楽天ROOMの通常報酬は購入金額の2〜4%で、ランクボーナスを足しても最大7%。

ダッシュボードの「売上」が何を指すかで変わる部分なので、投稿を読むだけでは確定できませんでした。

それでも手元に残った436円は動きません。

報酬が購入金額の数%という設計なので、2,180円くらいの商品が売れて入るのは数十円から百数十円です。

1件100円として計算すると、月10万円に届かせるには成約が1,000件必要になります。

実測は7日で1件でした。

これはAIの性能の問題ではなく、報酬設計の問題です。

数字を出したから「割に合わない」と分かります。

4本の中で一番役に立ったのはこの投稿でした。

月50万円という宣言は、まだ検算できない。

目標金額だけが大きく書かれた計画ノートと空欄のままの予定表のイラスト

miiさんの投稿です。

ChatGPTを使って0から月50万円を目指し、その過程を失敗ごと記録していくという宣言です。

ただし本文に「最初の商品は、まだ決まっていません」と書かれています。

市場調査はこれから、商品候補は次回決定、という段階です。

4つの材料のうちあるのは金額だけで、しかも実績ではなく目標値です。

これは誇張でも嘘でもありません。

検算の対象がまだないだけです。

宣言は宣言として受け取り、答え合わせは後続の投稿を待ちます。

今の時点で手法を真似る材料はありません。

気をつけたいのは、目標値を実績として記憶してしまうことです。

「AI副業で月50万円」という文字列だけが頭に残ると、次に似た話を見たときの基準が狂います。

数字を追えと言う本人の数字は、どこにあるか。

「人生カエル先生とポンコツ会社員」さんの投稿です。

売上やフォロワー数のような結果の数字だけでなく、自分で動かせる行動の数字を追うべきという主張です。

挙げられている指標は、AI作業時間、記事作成本数、投稿数、記事研究本数、X投稿回数、コメント数、フォロワー増減数、売上金額。

Google Sheets形式の成長記録シートも無料で配布されています。

主張の設計は妥当です。

行動の数字は自分で動かせるので、結果が出るまでの期間を乗り切る指標として機能します。

続かない原因の多くは「やったのに増えない」ですが、やった量そのものを記録していれば、増えないのは量の問題か方向の問題かを切り分けられます。

一方で、著者自身の現在値は開示されていません。

収益もフォロワー数も書かれていません。

僕の判定はこうです。

シートは使えます。

ただし実績の裏取り材料にはなりません。

この2つを混ぜないようにしています。

「数字を追え」という正しい主張を読んだ勢いで、その人の手法まで正しいと思い込みやすいからです。

根拠が有料の向こう側にあるとき、どう判断するか。

「ドラゴン副業」さんの投稿です。

ChatGPTの音声対話機能で音声コンテンツを作り、配信プラットフォームの選び方まで含めた収益化の手法。

980円の有料記事で、月2,980円のメンバーシップなら読み放題。

アカウントは500記事を超えています。

無料部分にある数字はゼロでした。

「配信者数・利用者数ともに広がりを見せている」という書き方で、統計の出典もありません。

プロフィールは本業収入を超えろという趣旨の文言で埋まっています。

期待させる金額の大きさと、払う前に確認できる根拠の量。

このギャップが4本の中で一番大きかったのがこの投稿です。

有料記事そのものを否定したいわけではありません。

僕も手法は買います。

ただ払う前に確認できるのは、その人が過去に出した数字だけです。

プロフィールにも無料記事にも実測値がないなら、980円は手法を買う代金ではなく、手法があるかどうかを確かめる賭け代になります。

音声系を考えるなら、報酬レートが運営元から公開されている仕組みから入ったほうが検算しやすいです。

自分の声を登録してロイヤリティを受け取るやり方は単価が公開されているので、読む前に天井を計算できます。

4本を並べて見えた、数字の出し方の4段階

投稿
出ている金額
期間と作業量
自分で検算できるか
売上2,180円 報酬436円
7日間 70投稿
できる
目標の月50万円のみ
まだない
対象がない
なし
指標の型のみ
主張は可、実績は不明
なし
なし
払うまで不可

並べると、金額の大きさと検算できる度合いが逆を向いています。

一番小さい436円が一番確度が高く、一番大きい月50万円が一番確度が低くなっています。

これは偶然ではありません。

実測した数字は小さく出るからです。

手数料を引いて、期間で割って、作業量で割ると、残るのは現実的な額になります。

逆に大きい数字は、目標か、まだ見せていないもののどちらかです。

AI副業で月数十万という話が目に入ったら、この逆相関を思い出すところから始めています。

次にAI副業noteを開いたら、最初に探す3点

  1. 期間と作業量。いつから、いつまで、何回やったか。これがない金額は評価できません。
  2. 手元に残った額。売上ではなく報酬です。手数料を引いたあとの数字が書かれているかを見ます。
  3. プラットフォームの公式料率。投稿の中の数字ではなく、運営元が出している料率と上限を自分で確認します。ここが天井です。

3番は投稿を読まなくても分かります。

公式の料金ページを先に開くだけです。

楽天ROOMなら2〜4%に最大3%のボーナス、1商品あたり1,000ポイントまで。

これを先に知っていれば、70投稿して436円という結果は読む前に予想がつきます。

順番を変えるだけで、読む本数が減って判断が速くなります。

平日の夜に使える時間は2時間ほどで、その時間を記事の真偽判定に溶かすのが一番もったいない使い方です。