「その通りです」って言われすぎて、疲れませんか。
Claudeにコードやメールを見てもらうと、必ず「その通りです」から始まる。
あの過剰な同意は日本語ユーザーの間でも有名になりました。
でも実は、次の口癖がすでに来ています。
その名も「load-bearing」。
海外では大論争になっていて、消し方まで公開されています。
今回はClaudeの口癖を黙らせる2つの技を、非エンジニアでも今日から試せる形で紹介します。
Claudeが「load-bearing」を連発する現象、知っていますか
「その通りです」の次に来た新しい口癖
「その通りです(You're absolutely right)」がClaudeの過剰な同意の代表例だとすれば、「load-bearing」は過剰な強調の代表例です。
「この設定は load-bearing で〜」「この一行は load-bearing なんです」と、何かにつけて重要さを強調してくる。
海外のユーザー報告では、長い会話や大きなコンテキストになるほど頻出しやすく、1つの会話に何度も登場するケースがあると言われています。
目に入るたびに、じわじわストレスが積もるタイプの口癖です。
海外で604pt・609コメントの大論争に発展した理由
2026年7月14日、Hacker Newsのスレッドが604pt・609コメントまで伸びました。
話題の発火点は、開発者のヨハンナ・ラーソンさんが書いた対策記事です。
https://news.ycombinator.com/item?id=48905248
「うちのClaudeも同じ」「またこの単語か」というコメントが延々と続き、Anthropicの公式GitHub Issueは2026年4月からopenのまま。
原因についてAnthropicから確定的な説明はまだ出ていません(学習データの偏り説が有力視されていますが、公式見解ではありません)。
そもそも「load-bearing」ってどういう意味なのか
英語のニュアンスは「構造を支える/要となる」。
建築の耐力壁(load-bearing wall)といえば、その壁がなくなったら家が崩れる、というくらい重要な壁のことです。
Claudeはこれを「この一文が重要ですよ」「この設定が要ですよ」と強調するときに使いすぎています。
悪気はないんですが、毎回言われるとくどい。
しかも、本当に重要な箇所とそうでない箇所の区別も曖昧になってきます。
「load-bearing」だけじゃない。Claudeの口癖まとめ
honest take・smoking gunなど仲間たちの口癖一覧
気になり始めると、他にも「またこれか」という英語表現がいくつもあります。
冒頭の「その通りです」も広い意味では仲間の1つですが、今回は「load-bearing」を主役に、海外の議論でよく名前が挙がる仲間たちを一覧にしました。
Claudeの口癖が「うざい」と感じ始めたときのサイン
自分のClaudeとの会話をいくつか遡ってみて、この中の1〜2個が毎回出ていたら「口癖が定着している」状態です。
正直、うざいと感じる気持ちはよく分かります。
読み流していても、無意識に「またこの言葉か」と目が引っかかる。
この引っかかりが、集中力をちょっとずつ削っていくんですよね。
じゃあ、どうすれば消せるのか。
ここから本題です。
技1: Claudeのカスタム指示に2行足すだけで黙らせる
一番効くのは、Claudeに「話し方の設定」を先に渡してしまうことです。
特別なツールもコードも不要で、Claude.aiのブラウザ画面から2分で終わります。
Claude.aiのカスタム指示欄はここ
Claude.aiにログインして、画面左下のアカウントアイコン(イニシャル)→「Settings」の順に開くと、「Instructions for Claude」という、Claudeにあなたの好みや前提を伝えるための入力欄があります(表示言語によっては日本語で表示されます)。
ここに書いた内容は、以降すべての会話にデフォルトで適用されます。
そのままコピペできる禁止句リストの書き方
ここでコツが1つあります。
「load-bearing を使わないで」だけでも効くんですが、実は「禁止だけ書く」より「望む話し方を一緒に指定する」方が圧倒的に強いです。
プロンプト設計の定石として知られています。
コピペ用の書き方はこんな感じです。
- 誇張表現(load-bearing / honest take / belt and suspenders / smoking gun / you're absolutely right)を使わない
- シンプルで具体的な断定調で答えるたった2行です。
「使わない語」に加えて、望む話し方(シンプル・具体・断定調)を並べて指定するだけ。
禁止だけだとClaudeは別の似た誇張表現を探しに行きますが、「望む話し方」まで指定すると、代替表現を探す方向が変わります。
Claude Codeを使っている人はCLAUDE.mdに書けばOK
Claude Code(CLI)を触っている場合は、プロジェクトの CLAUDE.md に同じ2行を書くだけで同じ効果が出ます。
設定の置き場所が違うだけで、指示の中身は共通です。
正直に言うと、これで100%止まるわけではありません。
長い会話の途中でひょいと顔を出すことはあります。
ただ、体感で頻度は激減しますし、貼るコストが2分なので試す価値は十分です。
「まだ完全に消したい」という人向けに、もう一段深い技があります。
技2: それでも出たら、Claude Codeの「hook」でいっそ笑いに変える裏技
Claude Code hookとは何かを一言で説明すると
hookとは、Claudeが返事を出す前後で自動的に走る小さな処理を差し込む仕組みです。
Claude Code側の機能で、通常のClaude.aiのチャット単体には存在しません。
wordswap.shの中身とsettings.jsonへの1行追加
wordswap.sh は、Claudeの「load-bearing」のような口癖を機械的に別の言葉に置き換えるスクリプトです(ファイル名は .sh ですが実体はPythonで書かれています)。
面白いのは置き換え先で、ヨハンナ・ラーソンさんは「important」のような真面目な言葉ではなく「cooked」のような、あえて笑ってしまう言葉を選んでいます。
「honest take」は「spicy doodad」、「you're absolutely right」は「I'm a complete clown」。
もう半分ネタで、「どうせ完全には消せないなら、いっそ笑い飛ばそう」というノリの技です。
流れをざっくり書くと次のとおりです。
~/.claude/hooks/wordswap.shを置く~/.claude/settings.jsonのhooksに MessageDisplay としてこのスクリプトのパスを登録する- 以降、Claudeが「load-bearing」と書いた瞬間、表示前に別の語に置換される
非エンジニアはどこまでやればいいのか
正直、技1で困っていなければ、ここまで手を出す必要はありません。
hookは強制置換なので、文脈的に「load-bearing」を意味的に使いたい場面まで巻き込んでしまうリスクもあります。
ジョークとして楽しむ分にはアリですが、実用の対策としては技1が本命です。
「Claude Codeを使っていて、シェルスクリプトが読める」人が、息抜きがてら試す応用技として頭の隅に置いておく、くらいで十分です。
まとめ:Claudeの口癖対策は次の会話までの2分で終わる
Claudeの口癖対策で、今日やる価値があることは1つに絞れます。
Claude.aiを開いて、Settingsの「Instructions for Claude」欄に、上で紹介した禁止句リスト2行を貼る。
それだけで、次の会話から「load-bearing」の頻度がガクッと落ちます。
所要時間は2分もかかりません。
気に入らなければ、貼った指示を消せば元に戻ります。
試すコストがほぼゼロで、明日からのClaudeとの会話が一段静かになる。
今日のうちに済ませて、明日の朝一の会話から違いを味わってみてください。




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