模様替えって、頭の中では完成しているのに、家具が届いた瞬間に「あれ、想像と違う」になりがちです。その「想像と違う」を、買う前に画像で確かめられるようになりました。部屋の写真を1枚渡すだけで、AIが壁と床と家具の位置を読み取って、模様替え後の部屋を描いてくれます。
賃貸の模様替えは完成イメージが頭の中にしかないまま進みがち
家具屋のカタログに載っている部屋は、たいてい広いです。同じソファを6畳のワンルームに置いたときの見え方は、そこには写っていません。
賃貸だと制約はもっと増えます。壁に棚を打ち付けることも、床を張り替えることもできないので、変えられるのは「置くもの」と「その置き方」だけ。選択肢が絞られているぶん、当たりも外れも買って置いてみるまで分からない状態になりやすいんです。
そして家具は、外れたときのダメージが大きい。幅170cmのソファを壁に寄せたら人が通れなくなった、という失敗は、返品も処分も相当な手間になります。人が正面を向いて通るには60cmほど要ると言われますが、この60cmは家具が届くまで実感できません。
その60cmを、家具が届く前に画面で確かめられるとしたらどうでしょう。
部屋の写真1枚をAIに渡すと模様替え後が15秒で出てくる
DecorAIは、スマホで撮った部屋の写真から模様替え後のイメージを生成するAIインテリアアプリです。無料で使い始められて、App Store・Google Play・Webアプリの3つから入れます。ブラウザでも動くので、アプリを入れる前に一度試せます。
写真を出してスタイルを選ぶまでの4ステップ
- 部屋の写真をアップロードする
- インテリアスタイルを選ぶ
- AIが模様替えを自動生成する
- ビフォーアフターで見比べて保存する
選べるスタイルは100種類以上あります。北欧、和モダン、ナチュラル、ミニマル、ラグジュアリー、韓国風、ボヘミアン、ジャパンディといった並びなので、Pinterestに保存したまま名前が分からなかったあの雰囲気も、たいてい候補のなかにあります。
部屋タイプもリビング・寝室・キッチン・バスルーム・和室・ワンルームの6種類から指定できます。1Kならワンルームを選べば、狭さを前提にした提案が返ってきます。
生成にかかるのは約15秒。スタイルだけ変えて3枚並べると、「私が好きだったのは木の色が濃いほうか」みたいな発見が先に出てきます。
画風を変えるのではなく壁と床と家具の位置を読んでいる
ここが写真加工アプリとの分かれ目です。DecorAIは写真に色味のフィルターをかけているのではなく、壁・床・家具配置を認識したうえで新しい提案を生成しています。
だから窓の位置は動かないし、部屋の奥行きもそのまま残ります。出てくるのは「どこかの素敵な部屋」ではなく「自分の部屋が変わったところ」です。同じ空間で見比べられると、納得感がまるで違います。
ただし、生成された画像は完成イメージであって図面ではありません。提案どおりのソファが本当に幅140cmで収まるかどうかまでは保証されないので、気に入った1枚が出たらそこからはメジャーの出番です。
賃貸で使うなら原状回復できる範囲だけを変えてもらう
賃貸で助かるのは、原状回復を前提にした模様替えが最初から想定されていることです。ソファやラグの入れ替え、カーテンの色味、収納の並べ方、観葉植物の置き方。壁を傷つけないまま変えられるものだけでも、部屋の印象はかなり動きます。
コツは、スタイルを選ぶ前に「何を変えないか」を先に決めておくことです。ベッドはこの向きから動かせない、エアコンの下は塞げない、という条件は自分にしか分かりません。ここを握っておくと、返ってきた画像を見たときに採用か却下かをその場で判定できます。
撮り方も結果に効きます。部屋の対角線上の角から、床が画面の下側にしっかり入る高さで、昼の自然光のときに撮る。ラグや床置きの家具を提案してほしいなら、そもそも床が写っていることが前提になります。
そして気に入った画が出たら、必ず実寸に落とします。壁の長さ、通路として残したい幅、窓の下端までの高さ。この3つをメジャーで測ってメモしておけば、あとは家具のサイズ表と突き合わせるだけで置ける置けないが見えてきます。
置き方の理由まで欲しいときはリセノのシミュレーターも使う
「なんとなく良い」の先、なぜこの位置なのかまで知りたくなったら、リセノAIインテリアシミュレーターが向いています。京都の株式会社Flavorが運営する家具ショップ Re:CENO の公式アプリに入っている機能です。
こちらも部屋の写真を1枚アップロードして、好みのスタイルや目的を選ぶだけ。返ってくるのは画像だけでなく、レイアウト提案・インテリアスタイリング提案・現状分析・スタイリング解説・実現ステップまでのセットです。提案画像の変更ポイントが番号付きで解説されるので、置き方の理由が読めます。
さらに、提案のなかの家具はそのまま購入できます。全部そろえてもいいし、一部だけ買い足すのでもいい。利用は無料で、1日3回までです。
私の使い分けはかなり単純で、方向性がまだ決まっていない段階はDecorAIで数を出す、買うものが具体的になってきたらリセノで理由と手順をもらう、です。
まとめ 家具を買う前に部屋を一度完成させておく
やることは4つだけです。
- 部屋の対角線上の角から写真を1枚撮る
- スタイルを変えて3枚ほど生成して見比べる
- 気に入った1枚を選んで、変えるものを絞り込む
- 壁の長さと通路幅をメジャーで測って、家具のサイズ表と突き合わせる
かかるのは生成を数回まわす1分ほどと、メジャーを当てる数分。それだけで、届いた日に「あれ、想像と違う」になる確率がはっきり下がります。
模様替えは、買ってから考えるより、買う前に一度完成させておいたほうがずっとラクです。今日の部屋の写真を1枚撮るところから始めてみてください。



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