サムネイル

部屋の写真から今ある家具を消して、ニトリの家具を試し置きできます

  • 0

幅140cmのソファが6畳に入るかどうか、メジャーで測ってマスキングテープを床に貼っても、届いた日の姿までは想像しきれません。

ニトリがAIを使った家具配置シミュレーションを始めていて、部屋の写真を1枚渡すだけでその答えが先に見えます。

今ある家具を写真から消してから置けるので、買い替えのパターンまで試せます。

ニトリの家具配置シミュレーションがAIで新しくなっていました

サービス名は「お部屋の写真deシミュレーション」です。

2026年8月5日からニトリアプリとニトリネットの特設ページで公開されていて、8月17日にプレスリリースで正式に発表されました。

開発はニトリと燈株式会社の共同で、燈は東京大学発のAIスタートアップです。

料金は無料です。

スマートフォンでもPCでも各種ブラウザから使えて、シミュレーション用のアプリをダウンロードする必要はありません。

「AIを使った新機能」と聞くと専用アプリを入れるところから始まりそうですが、ニトリネットを開いて特設ページに入れば、そこから先はブラウザの中で完結します。

ニトリにはもともと「お部屋deコーディネート」というインテリアシミュレーションがあります。

今回のものはそれとは別に新しく用意されたもので、自分の部屋を撮った写真そのものを土台にするところが違います。

見えている壁の色も窓の位置も、その部屋のまま残ります。

部屋の写真から今ある家具を消すところから始まります

部屋の写真に写った既存の家具をAIで選んで消していく流れの間取りイラスト

写真に写っている既存の家具は、自分で選んでAIで消せます。

置くより先に消す。

この順番が効きます。

今のソファやテーブルが写り込んだままだと、新しい家具を重ねても「今の部屋に足した図」にしかなりません。

色も配置も今の延長で考えてしまって、買い替えのつもりが模様替えの発想で止まります。

先に空にしてしまえば、床と壁だけが残った自分の部屋を土台にできます。

全部消さないという使い方もあります。

ベッドは動かせないけどソファとラグだけ入れ替えたい、という場面のほうが実際は多いはずです。

残すものを残したまま入れ替える対象だけ消せば、「今の部屋にあの家具が入ったら」がそのまま見えます。

撮るなら、部屋の角に立って対角線の方向がおすすめです。

床と壁が両方入って空間の広がりが伝わります。

床が画面の下側にしっかり入っていると、ラグやローテーブルのような床置きのものを置いたときの見え方もつかみやすくなります。

カーテンを開けて明るい時間に撮ると、置いたあとの色味まで見やすくなります。

約2,500種類の家具が実際の部屋の縮尺で3D配置されます

選んだ家具を実際の縮尺で3D配置してサイズを確かめる間取りイラスト

画像生成AIで作る完成イメージは、雰囲気は分かってもサイズが合っていません。

素敵な絵ができても、自分の部屋に置けるかどうかは別問題でした。

ここに入る家具は実在する商品なので、寸法がそのまま部屋の縮尺に乗ります。

幅が余るのか、はみ出すのか、前を人が通れるだけの隙間が残るのかが、見た目で分かります。

置ける商品はテーブル、ソファ、ラグ、照明器具などニトリネットの主要家具で、約2,500種類あります。

順次拡大予定と案内されています。

確かめられるのはサイズ感だけではありません。

部屋の雰囲気との相性も同じ画面で見られます。

木の色が建具や床と合うかどうかは、整った環境で撮られた商品ページの写真だけでは判断できないところでした。

自分の部屋の照明の下でどう見えるかは、置いてみないと分かりません。

置いたあとは移動と回転ができます。

壁づけにするか、窓の前に出すか、90度振ってみるか。

このあたりは頭の中では比べられなくて、実物を動かして初めて分かる部分でした。

そして配置が決まったあと、買うところまでの距離がとても短いです。

気に入った配置からそのままニトリネットで買えます

型番をメモして商品ページを探し直す、という往復がありません。

完成イメージを確認したら、置いた商品をそのままニトリネットで買えます。

ログインしておくと、最大5部屋分を最終更新日から90日間保存できます。

この5つと90日という数字が、家具選びの現実によく合っています。

その場で決められることのほうが少なくて、ソファ2択とラグ2択で組み合わせを寝かせたくなるからです。

何パターンか作って数日置いてから見ると、その場では気に入っていた配置がやけに窮屈に見えたりします。

引っ越しの日程が決まっているなら、内見のあとに撮った写真で先に作っておくのがいいと思います。

90日あれば、契約から入居までの検討期間はだいたい収まります。

実測の代わりにはなりませんが、買う前に見えるだけで判断は変わります

シミュレーションに出てこない寸法が3つあります。

どれも自分のメジャーで測るしかない部分です。

  1. 玄関のドア幅と廊下の曲がり角。部屋に置けても運び込めない家具があります
  2. コンセントとテレビの配線位置。置けた場所にコードが届かないことがあります
  3. 窓とエアコンの下の高さ制限。背の高い収納が引っかかります

汎用のAIインテリアツールと迷ったら、目的で分けるのが早いです。

スタイル違いの完成イメージを何十枚も見比べて方向性から決めたいときは汎用のツール、置く商品がニトリで決まっていて買うところまで一気に進めたいときはこちらです。

方向性を汎用ツールで固めてから、こちらで実寸に落とす順番でもいいと思います。

家具の失敗は返品も処分も大変で、しかも毎日目に入ります。

無料で、アプリも入れずに、写真1枚で先に見られるなら、買う前に一度通しておいて損はないです。

会員登録して機能を使おう

この機能を利用するには、無料の会員登録が必要です。
お気に入りの記事を保存して、あとで読み返しましょう!