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内見のあと、連絡が途絶えるあなたへ ― 不動産営業のAI活用プロンプト

なごみ
なごみ

2026/03/10

  • 0

「すごくいい物件ですね!前向きに検討します」

この言葉の後、連絡が取れなくなる。
不動産営業なら、何度も経験しているはず。

物件の知識は十分ある。接客も悪くない。
でも、追客メール、物件紹介文、提案書……「書く仕事」に時間を取られて、肝心の接客数が減っている。

AIに物件の良し悪しは判断できない。それは現場を知っているあなたの仕事。
でも「この物件の魅力を文章にする」「追客メールの下書きを作る」なら、かなり助けになる。

物件の魅力を伝える

ポータルサイト用の紹介文

同じ物件でも、文章で反響数は変わる。

不動産ポータルサイト用の物件紹介文を書いてほしい。

■ 種別: [マンション/戸建て/土地]
■ 所在地: [エリア]
■ 価格: [価格]
■ 間取り: [間取り]
■ 築年数: [年]
■ 特徴: [リフォーム済/角部屋/駅徒歩5分/ペット可など]
■ ターゲット: [ファミリー/DINKS/単身/投資家]

以下を出して:
- キャッチコピー(20文字以内、スクロールを止める一言)
- 物件紹介文(200文字、スペックの羅列ではなく「暮らしが想像できる」文章)
- こんな人におすすめ(3パターン)
- 補足情報(周辺環境のアピールポイント)

条件: 「閑静な住宅街」「陽当り良好」だけのテンプレ文にしない。

内見前の物件案内メール

「この営業さん、ちゃんと調べてくれてる」と思わせる。

内見予約をしたお客様への事前案内メールを書いてほしい。

■ お客様: [ファミリー/単身/投資目的]
■ 物件: [物件概要]
■ 内見日時: [日時]
■ お客様の希望条件: [わかれば]

メールに含めること:
- 日時と待ち合わせ場所の確認
- 物件の「ここを見てほしい」ポイント3つ
- 周辺環境の簡単な紹介(最寄りスーパー、学校区など)
- 当日の持ち物や服装のアドバイス(あれば)
- 他に気になる物件があれば一緒に見られる旨

条件: 150文字。事務連絡ではなく、内見が楽しみになるトーンで。

物件比較の整理

「A物件とB物件、どっちがいいですか?」に即答する。

お客様に提案する物件の比較資料を作ってほしい。

物件A: [物件Aの情報]
物件B: [物件Bの情報]
(物件Cがあれば追加)

お客様の条件:
- 家族構成: [構成]
- 予算: [予算]
- 最優先の条件: [駅近/広さ/価格/学校区/築浅]
- 譲れないこと: [あれば]

以下を出して:
- 比較表(価格/広さ/築年数/駅距離/管理費)
- 各物件の「ここが強い」ポイント
- お客様の条件に一番合う物件とその理由
- 「迷ったらこの質問を自分に」の判断基準 3つ

追客で差をつける

内見後のフォローメール

「また連絡しますね」で終わらせない。

内見後のお客様にフォローメールを送りたい。

■ お客様: [お客様情報]
■ 内見した物件: [物件名/所在地]
■ お客様の反応: [好印象/迷い中/ピンとこなかった]
■ 気にしていた点: [価格/日当たり/築年数/騒音など]
■ 次に提案したいこと: [別物件/値引き交渉/再内見]

メールの構成:
1. 内見のお礼(1行)
2. お客様が気にしていた点への回答(調べた情報を添えて)
3. 次のステップの提案(押しすぎない)
4. 「決めなくても大丈夫ですよ」の安心感

条件: 150文字以内。営業感を出しすぎない。

長期検討中のお客様への接点

3ヶ月前に問い合わせがあったまま、止まっている人。

しばらく連絡が途絶えているお客様に、自然に接点を持つメールを考えてほしい。

■ お客様: [当初の希望条件]
■ 最後の接触: [○ヶ月前/内見後/問い合わせのみ]
■ 連絡が途絶えた理由(推測): [他社で検討/時期尚早/予算合わず]
■ 伝えたいこと: [新着物件/相場変動/金利情報/季節の挨拶]

条件:
- 「その後いかがですか?」だけのメールにしない
- お客様にとって「もらって嬉しい情報」を1つ入れる
- 返信がなくても関係が切れない温度感
- 100文字以内

反響対応の初速

問い合わせから30分以内の返信が、成約率を変える。

ポータルサイトからの問い合わせに対する初回返信テンプレートを作ってほしい。

■ 問い合わせ物件: [物件概要]
■ お客様からのメッセージ: [あれば貼り付け]
■ 自社の強み: [地域密着/仲介手数料/サポート体制]

返信に含めること:
- 問い合わせへのお礼
- 物件の補足情報(ポータルに載っていないこと1つ)
- 内見の提案(候補日を2〜3つ)
- 希望条件のヒアリング(2問以内)
- 電話でもLINEでも対応できる旨

条件: 100文字以内。テンプレ感が出ないよう、物件ごとに1行はカスタムする前提で。

契約まわり

重要事項説明の「言い換え」

法律用語をそのまま読んでも、お客様には伝わらない。

以下の重要事項説明の内容を、お客様にわかりやすく説明するための台本を作ってほしい。

■ 説明項目: [用途地域/瑕疵担保/容積率/抵当権など]
■ 物件の具体的な状況: [あれば]
■ お客様の理解度: [初めての購入/経験あり]

以下を出して:
- 専門用語の「言い換え表現」
- 身近なたとえ話を使った説明
- 「つまり、お客様にとってどういう意味か」の一言
- お客様からよくある質問と回答

条件: 正確さは保ちつつ、「へぇ、そういうことか」と思ってもらえる説明を。

価格交渉のシナリオ

売主と買主、両方が納得する落としどころ。

以下の不動産取引の価格交渉について、進め方を一緒に考えてほしい。

■ 物件: [物件概要]
■ 売出価格: [価格]
■ 買主の希望価格: [価格]
■ 差額: [万円]
■ 売主の事情: [急ぎ/余裕あり/住み替え/相続]
■ 買主の状況: [ローン事前審査済/他物件も検討中]

以下を出して:
- 交渉の組み立て方(いつ、何を、どの順番で伝えるか)
- 売主への提案トーク(値引きをお願いする理由の伝え方)
- 買主への説明トーク(価格の妥当性を伝える方法)
- 価格以外の交渉材料(引渡し時期、設備の残置、仲介手数料)
- 「これ以上は無理」のラインの見極め方

自分を磨く

エリアの営業トーク

「この街のこと、なんでも知ってますよ」が最強の武器。

以下のエリアについて、営業トークに使える情報を整理してほしい。

■ エリア: [エリア名]
■ 物件種別: [マンション/戸建て]
■ ターゲット: [ファミリー/DINKS/シニア/投資家]

以下を教えて:
- このエリアの「住んでみてわかる」魅力 3つ
- ターゲットに刺さるアピールポイント
- 「ここが気になる」と言われたときの切り返し
- 周辺エリアとの比較(価格帯、利便性)
- 「地元の人しか知らない」レベルの情報のヒント

注意: AIの情報は参考。最新の相場や開発計画は自分で確認を。

住宅ローンの説明準備

お客様が一番不安なのは「お金の話」。

以下のお客様に住宅ローンの説明をする準備を手伝ってほしい。

■ お客様: [年収/勤続年数/自己資金/家族構成]
■ 物件価格: [価格]
■ 聞かれそうなこと: [金利/審査基準/諸費用/団信]

以下を出して:
- 借入可能額の目安(ざっくりの計算根拠つき)
- 月々の返済イメージ(金利パターン別)
- お客様が安心できる説明の仕方
- 「やってはいけないこと」(申込前の転職、新規借入など)
- FPや銀行に相談を促すタイミング

注意: 具体的な審査結果はAIでは出せない。あくまで概算と説明の準備用。

一つだけ覚えておくこと

不動産営業で一番大事なのは「この人から買いたい」と思ってもらうこと。
AIは物件を売れない。でも、あなたが物件を売る時間を作ることはできる。

追客メール1本にかけていた20分が5分になれば、その15分で1件多く電話できる。
その1本の電話が、次の成約につながるかもしれない。

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