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「ググるのに30分、結局わからない」を終わらせる ― 日常の困りごとのAI活用プロンプト

なごみ
なごみ

2026/03/10

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「AIに生活の相談なんてしない」。半年前まで本気でそう思っていた。蛇口が水漏れしたらGoogle、サブスクを解約したければGoogle、ご近所への断り方もGoogle。調べれば出てくるし、AIの出番じゃない ―― はずだった。

でも実際にやってみると、Googleで30分かけて5つのサイトを比較しながら「結局うちの場合はどうなの?」とモヤモヤしていたことが、AIに状況を伝えるだけで2分で整理される。しかも「あなたの場合は」と条件を踏まえて答えてくれる。

もちろん、AIにできないことはある。相手の表情を読むこと、その場の空気を察すること、「今日は機嫌が悪そうだからやめておこう」という判断。それは人にしかできない。

でも「応急処置の手順を整理する」「選択肢をフラットに比較する」「断りの文面を一緒に考える」。こういう「情報を整理して、次の一手を見つける」作業は、検索より的確で、友人に聞くより気兼ねがない。

「こんなこと聞いていいのかな」がゼロの相談相手。それが日常でのAIの使いどころだった。

家のトラブル ― 壊れた、汚れた、片付かない

水漏れ・故障の応急処置を聞く

深夜に水漏れ、日曜日にエアコンが動かない。業者が来るまでに「今できること」を知りたいとき。

あなたは住宅設備のトラブル対応に詳しい専門家です。
私は以下の状況で困っています。

トラブルの内容:[水漏れ/電気がつかない/鍵が回らない/給湯器のエラー など]
状況の詳細:[いつから/どの程度/どこで起きている]
すでに試したこと:[元栓を閉めた/ブレーカーを確認した など]
住居の種類:[賃貸/持ち家]

以下を教えてください:
- 今すぐ自分でできる応急処置の手順
- 業者に頼むべきかどうかの判断基準
- 費用のおおよその目安
- 再発防止のポイント
- 賃貸の場合、管理会社への連絡タイミングと伝え方

落ちない汚れの掃除法を相談する

「この汚れ、どうやったら落ちるの?」は、状況を具体的に伝えるほどピンポイントな答えが返ってくる。

掃除の方法について壁打ちさせてください。
質問しながら一緒にベストな方法を考えてほしいです。

掃除したい場所・もの:[風呂のカビ/コンロの焦げ/窓のサッシ など]
汚れの種類:[カビ/油汚れ/水垢/黄ばみ など]
今まで試したこと:[重曹/市販の洗剤 など]
手持ちの道具・洗剤:[あるもの]

まず「この汚れに効くアプローチ」を教えてもらったうえで、
手持ちの道具でできる手順、追加で買うべきもの、
汚れにくくする予防策まで一緒に考えたいです。

収納・片づけの方針を立てる

「収納が足りない」のか「物が多い」のか。その切り分けからAIに手伝ってもらう。

以下のステップで収納・整理の方針を一緒に考えてください。

ステップ1: 現状の把握
- 片づけたいもの:[衣類/本/子どものおもちゃ/書類 など]
- スペース:[クローゼット○畳/棚1つ/ワンルーム全体 など]
- 困っていること:[すぐ散らかる/入りきらない/どこに何があるかわからない]

ステップ2: 方針の選択
- 予算:[なるべくお金をかけたくない/○円くらい]
- 優先したいこと:[見た目/取り出しやすさ/とにかく量を減らしたい]

こんな形で整理してほしいです:
- まず何から手をつけるか(最初の30分でやること)
- 収納のアイデアと具体的な方法
- おすすめの収納グッズ(予算に合わせて)
- きれいを維持するための仕組みづくり

買い物と契約 ― 選ぶ、見直す、対処する

買い物の「選び方の軸」を教えてもらう

家電、日用品、ちょっとした設備。選択肢が多すぎて決められないとき、「何を基準に選べばいいか」を整理する。

以下の条件で、選び方の案を3つ提案してください。
それぞれのメリット・デメリットもつけてほしいです。

買いたいもの:[空気清浄機/ロボット掃除機/防災グッズ など]
用途:[リビング用/一人暮らし/子どもがいる家庭 など]
予算:[○円くらい]
重視するポイント:[コスパ/静音性/コンパクトさ/手入れの簡単さ など]
初めて買う:[はい/いいえ]

条件:
- 具体的な製品名は不要です
- 「選び方の軸」を3パターン提案してください
- 各パターンで重視するポイントが違うようにしてください
- 避けたほうがいい特徴やよくある失敗も教えてください

サブスクや契約を棚卸しする

「なんとなく続けている契約」を見直す。月額数百円でも年間にすると馬鹿にならない。

あなたは家計の見直しに詳しいファイナンシャルプランナーとして、
以下の契約について一緒に考えてください。

見直したい契約:[携帯プラン/保険/動画配信サービス/ジム など]
現在の月額:[○円]
実際の利用状況:[月に○回使う/ほとんど使っていない など]
不満や気になること:[高い気がする/使い切れていない など]

判断を手伝ってほしいこと:
- このまま続けるべきか、やめるべきかの判断基準
- 解約・プラン変更する場合の具体的な手順
- 代わりになるサービスの探し方
- 違約金や縛り期間で注意すべきこと
- 年間でどれくらい節約できそうかの目安

クレーム・返品の文面を一緒に考える

感情的にならずに、でもちゃんと言いたいことを伝える。その文面をAIと一緒に練り上げる。

以下のクレーム・返品の連絡文を一緒に考えてください。
添削しながら改善してほしいです。

何があったか:[届いた商品が壊れていた/サービスの対応がひどかった など]
購入先:[ネット通販/実店舗/サービス会社 など]
購入日:[いつ頃]
求めていること:[返金/交換/謝罪/改善 など]

まず私が伝えたい内容を書きます:
「[自分なりの文面をざっくり書く]」

これを以下の観点で添削・改善してください:
- 感情的な表現を冷静なものに置き換える
- 伝える順序を整理する(事実→要望→期限)
- メール/電話、どちらが適切かの判断
- 事前に準備しておくもの(レシート、写真 など)
- 改善理由もあわせて教えてください

人間関係 ― 断る、謝る、相談する

角を立てずに断る文面を作る

飲み会、頼まれごと、ご近所の誘い。「行きたくない」をそのまま言えないのが大人の事情。

あなたは人間関係のコミュニケーションに詳しいカウンセラーとして、
以下の相談に答えてください。

断りたいこと:[飲み会の誘い/PTAの役員/休日の手伝い など]
相手:[上司/ママ友/近所の人/友人 など]
関係性:[今後も付き合いが続く/そこまで深くない]
本当の理由:[疲れている/興味がない/時間がない]
相手に言える理由:[先約がある/体調が悪い/家庭の事情 など]

こんな形でお願いします:
- 角が立たない断り方の文例を3パターン
- それぞれのトーン(丁寧/カジュアル/やんわり)を変えて
- 関係を壊さないための配慮ポイント
- 「次は誘ってね」と思ってもらえる代替案の出し方

謝り方の組み立てを手伝ってもらう

「ごめんなさい」だけでは済まないとき。何を、どの順番で、どう伝えるかが大事。

以下のステップでお詫びの仕方を一緒に考えてください。

ステップ1: 状況の整理
- 何をしてしまったか:[約束を破った/失言した/迷惑をかけた など]
- 相手:[友人/同僚/パートナー/ご近所 など]
- 相手の怒り度合い:[かなり怒っている/少し不満そう/連絡が途絶えている]
- これまでの対応:[まだ何もしていない/一度謝った/LINEで謝ったが既読スルー]

ステップ2: 謝罪プランの作成
以下を含めて組み立ててください:
- お詫びの言葉の文例(対面用とメッセージ用の両方)
- 伝える順序(謝罪→経緯の説明→今後の対応)
- やってはいけないNG行動
- 相手が許してくれなかった場合の次の一手

デジタルのトラブル ― 動かない、わからない

スマホやPCの不調を切り分ける

「再起動してみた?」の次に何をすればいいのかわからないとき。原因の切り分けから教えてもらう。

デジタル機器のトラブルについて、初心者にも分かるように教えてください。

トラブルの内容:[Wi-Fiに繋がらない/アプリが落ちる/画面が固まる など]
機器:[iPhone/Androidスマホ/Windows PC/Mac など]
いつから:[さっきから/昨日から/アップデート後から]
すでに試したこと:[再起動した/アプリを再インストールした など]

条件:
- 専門用語はなるべく使わず、使う場合は説明をつけてください
- 原因の切り分け方を「まずこれを確認→次にこれ」の順で教えてください
- 各ステップで「画面のどこを見ればいいか」がわかるように書いてください
- それでも直らない場合のサポートへの連絡方法も教えてください

設定や操作のやり方を1ステップずつ教えてもらう

説明書を読む気力がないとき。「やりたいこと」を伝えれば、画面を見ながらたどれる手順に変えてくれる。

以下の設定・操作方法について、初心者にも分かるように教えてください。

使っている機器やサービス:[iPhone/Gmail/Zoom/LINE など]
やりたいこと:[通知をオフにしたい/バックアップを取りたい/二段階認証を設定したい など]
今の状態:[何もわからない/途中まではできた/エラーが出た]
自分のレベル:[まったくの初心者/なんとなく使えている]

条件:
- 「設定アプリを開く」→「○○をタップ」のように、1ステップずつ区切ってください
- 画面のどこを見ればいいかも書いてください
- うまくいかなかったときの対処法もステップごとに入れてください
- 最後に「ちゃんとできたか確認する方法」も教えてください

日常の困りごとでAIを使うときの約束

  1. 住所や口座番号などの個人情報は入力しない ― 「賃貸マンション」「東京23区内」くらいの粒度で十分。契約番号や本名を入れる必要はない。
  2. AIの回答は「最初の一手」として使う ― 特に修理や契約は、最終的にプロ(業者・窓口)に確認する。AIは「何から手をつけるか」を整理してくれる存在。
  3. 「こんなことも聞いていいのかな」を気にしない ― 人に聞くのが恥ずかしいこと、検索しても出てこないこと。そういうことこそAIに聞くのが一番うまい使い方。浮いた時間は、自分のために使おう。

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