月曜の朝、メールを開くと契約書レビュー依頼が5件。
事業部からは「今週中に回答ほしい」の一言。
しかもNDAから業務委託まで種類はバラバラ。
法務の仕事は「会社を守ること」。
でも、量に追われて1件1件のレビュー品質が落ちたら本末転倒。
AIに法的判断はさせられない。それは大前提。
でも「チェックポイントの洗い出し」「ドラフトの下書き」「社内向け説明の整理」なら、かなり時間を短縮できる。
契約書まわり
レビューの初手
「どこから読めばいい?」を整理する。
以下の契約書について、レビュー時に確認すべきポイントを整理してほしい。
■ 契約種類: [業務委託/NDA/売買/ライセンスなど]
■ 当社の立場: [発注者/受注者/売主/買主]
■ 取引規模: [金額/期間]
■ 気になっている条項: [あれば]
契約書本文:
[契約書を貼り付け]
以下を出して:
1. 確認すべき重要条項(優先順位つき)
2. リスクがある条項と、なぜリスクなのか
3. 修正を提案すべき箇所と修正案
4. 相手方に確認すべき事項
5. 社内で追加確認が必要な事項
注意: AIの出力はあくまで参考。法的判断は法務担当者が行うこと。相手方への修正コメント
角が立たない、でも譲らない修正依頼。
契約書の修正コメントを作ってほしい。
■ 対象条項: [条項を貼り付け]
■ 問題点: [何が問題か]
■ 当社の希望: [どうしたいか]
■ 相手方との関係: [新規取引/長期取引先/力関係]
以下を出して:
- 修正コメント(丁寧だが明確な表現で)
- 修正案(条文として)
- 相手が受け入れやすい代替案
- この修正が通らない場合のリスク説明(社内向け)契約書のドラフト
ゼロから書くときのたたき台。
以下の条件で契約書のドラフトを作ってほしい。
■ 種類: [契約種類]
■ 当事者: [甲乙の概要]
■ 目的: [契約の目的]
■ 期間: [期間]
■ 金額: [金額/支払条件]
■ 特に入れたい条項: [知財帰属/損害賠償上限/競業避止など]
出力:
- 契約書本文(ひな形として)
- 各条項の趣旨メモ(事業部への説明用)
- 相手方から修正が入りそうな箇所の予測
注意: このドラフトは出発点。必ず法務としてのレビューを経ること。社内対応
事業部からの法務相談
「これ、やっていいですか?」への回答。
事業部からの法務相談に対する回答を整理したい。
■ 相談内容: [相談内容]
■ 相談者: [部署/役職]
■ 背景: [なぜこの相談が来たか]
以下の構成で:
1. 結論(OK/NG/条件付きOK)
2. 理由(根拠となる法令やルールを平易に説明)
3. リスクの程度(高/中/低)
4. 「こうすればOKになる」の対応策
5. 追加で確認すべきこと
条件: 法律の専門家ではない人が読んでも理解できる書き方で。新規事業のリスク評価
「面白そうな新サービス、法的に大丈夫?」
以下の新規事業/サービスの法的リスクを整理してほしい。
■ 事業概要: [概要]
■ ターゲット: [BtoB/BtoC]
■ 関係しそうな法令: [あれば]
■ 類似サービス: [あれば]
以下を出して:
1. 主な法的リスク(重要度順)
2. 各リスクの根拠法令
3. 必要な許認可の有無
4. 対応策(「こうすればリスクを下げられる」)
5. 外部弁護士に相談すべき項目
注意: 網羅性より「見落としやすいリスク」の指摘を重視して。コンプライアンス研修の資料
全員寝ない研修を作る。
コンプライアンス研修の資料を作ってほしい。
■ テーマ: [ハラスメント/個人情報/下請法/インサイダーなど]
■ 対象: [全社員/管理職/新人]
■ 時間: [○分]
以下を含めて:
- 「なぜこのテーマが大事か」の導入(実際にあった事例ベースで)
- 基本ルール(箇条書きで簡潔に)
- 「判断に迷う場面」のケーススタディ3つ(正解と解説つき)
- 確認クイズ3問
- 「困ったらここに相談」の連絡先テンプレ
条件: 堅すぎない、でも正確な内容で。規程の改定
法改正があるたびに発生する作業。
以下の社内規程の改定作業を手伝ってほしい。
■ 規程名: [規程名]
■ 改定理由: [法改正/運用変更/新制度導入]
■ 改定内容: [変更したいポイント]
以下を出して:
- 新旧対照表
- 改定の背景・目的(社内稟議用の説明文)
- 影響を受ける部署/社員
- 施行日の目安
- 周知方法の提案(メール/説明会/FAQ)調査・分析
法改正の影響チェック
「うちの会社、この法改正に引っかかる?」
以下の法改正がうちの会社に与える影響を調べたい。
■ 法改正: [法律名と改正の概要]
■ 施行日: [日付]
■ 当社の事業: [事業内容]
以下を出して:
1. 影響がある/なしの判断と根拠
2. 対応が必要な具体的事項
3. 対応期限
4. アクションプラン(いつまでに誰が何をするか)
5. 経営層への報告用サマリー(3行)外部弁護士への相談準備
限られた相談時間を最大限に使うために。
外部弁護士への相談依頼メールを書いてほしい。
■ 案件概要: [概要]
■ 相談したい事項: [具体的な質問]
■ 背景情報: [関連する事実関係]
■ 回答希望日: [日付]
条件:
- 弁護士が事前に読んで論点を把握できる構成
- 質問を明確に番号付きで
- 添付すべき資料のリスト
- 「回答のフォーマット」の希望があれば法務でAIを使うときの鉄則
- AIの出力を法的助言として使わない ― あくまで「考えるための材料」
- 機密情報の扱い ― 社外AIに送る内容は十分注意(社内AI基盤があればそちらを使う)
- 最終判断は人間 ― 特に訴訟リスク、規制対応は必ず専門家の判断を経ること
この3つを守れば、法務の作業効率は劇的に上がります。
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