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推しとのツーショットをAIで叶える チェキ風写真の作り方とコツ

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タイムラインに、推しと並んだチェキ風の写真が流れてくるようになりました。顔を溶かさずに2人を1枚にまとめる技術は、もうそこまで来ています。ただ、実際に手を動かしてみると、多くの人が同じところで立ち止まります。今日はその立ち止まりごと、私がやっている作り方を書きます。

推しとのツーショットがAIで作れる仕組み

画像生成AIが一気に得意になったのは、別々の2枚の写真から、それぞれの顔立ちを保ったまま1枚にまとめることです。少し前までは合成した瞬間に顔が溶けて、誰でもない別人が出来上がっていました。今は輪郭も目元も残したまま、2人が同じ場所に立っている1枚に仕上がる、というところまで来ています。

チェキ風のフレームを再現するのも得意分野です。白い余白、少しだけ沈んだ発色、フラッシュで飛んだ肌の明るさ。あの質感は「その場で1枚だけ焼き上がる」という体験とセットで記憶に入っているので、画面の中で再現されるとちゃんと効きます。

そもそもチェキという言葉は、インスタントカメラの愛称が推し活の現場に定着したものです。特典会で撮る2ショットが尊いのは、この世に1枚しかないから。でも、チェキが撮れるジャンルばかりではありません。ステージまで数十メートル、双眼鏡越しの推ししか知らない現場だってあります。

技術としては、推し本人の顔を使って1枚を作ることも、もうできます。ただ私は、そこには踏み込まないことにしています。理由はあとで説明しますが、代わりに同じ質感を別の材料で作る方法を先に紹介します。

AIチェキ風で推し活の記録を残す基本の流れ

白いインスタント写真風フレームとペンライトやマスキングテープを並べた机の上のポップなイラスト 人物は描かれていない

やることは3つです。

  1. 現場の写真を1枚選ぶ。チケットの半券、その日のペンライトの色、物販で勝ち取った戦利品、会場を出たときの空、遠征先の駅名標。スマホで撮った1枚で十分です。
  2. 画像を読み込めるAIチャットアプリに渡して、白いフレームのインスタント写真風に、少しだけ色を沈めて、フラッシュが正面から当たったように、と文章で指示する。
  3. 出てきた画像の下に白い余白を足して、日付と会場名、ひとことを手書き風に入れる。この最後のひと手間で一気にそれっぽくなります。

感想が「やばい」しか出てこない日は、帰りの電車で打ったメモをそのままAIに投げて3行にまとめてもらいます。「客席の照明が落ちた瞬間の、息を止めるような数秒」みたいな言葉が返ってきて、自分の記憶にやっと形がつきます。

無料枠のあるサービスでも十分ここまで作れますが、1日に生成できる回数には上限があることが多いです。指示文を先に固めてから枚数を使うほうが、結果的に早く着地します。

実在の推しを扱うからこそ気をつけたいこと

チケット半券とスケジュール帳と付箋を広げた推し活デスクのポップなイラスト 実在の人物は登場しない

推し本人の顔を使うほうを選ばなかったのは、関わってくる権利が2種類あるからです。

肖像権は、誰にでもある権利です。勝手に撮られたり公開されたりしない、という人格的な権利で、法律の条文にそう書いてあるわけではなく、裁判の積み重ねで認められてきました。

パブリシティ権のほうは、名前や姿そのものが人を引きつける力を持っている人だけが持っています。その力を本人が独占して使える、という権利で、2012年の最高裁判決で正面から認められました。推しがまさにこれに当てはまる、というのがこの話のややこしいところです。

では何が線引きになるのか。弁護士の解説を読むと、生成した画像を自分で見て楽しむだけなら、原則として肖像権侵害にはあたらないと整理されています。問題になりやすいのは公表したあと。SNSに上げて広がった時点で、話がまるごと別の枠に入ります。

もう1つの軸が「その人だと分かるかどうか」です。イラスト調に変換しても、髪型や輪郭で特定できてしまえば同じ扱いになり得ます。「加工したから大丈夫」は成り立たない、と考えておくほうが安全です。

事務所によっては、AIへの学習利用や生成物の扱いについて方針を出しているところもあります。ファンクラブの規約や公式サイトの注意書きは、一度読んでおいて損はないです。国レベルでも、生成AIによる肖像や声の無断使用をどこまで民事責任で拾うのかの整理が進んでいます。去年の感覚がそのまま通用するとは限らない領域なんですよね。

正確なところは専門家の領分なので、細かく確認したい人は解説を読んでみてください。

記録を1年分並べると見えてくるもの

これを遠征ごとに1枚ずつ作っています。1年分並べると、それだけでツアーの記録になります。グッズの箱に一緒に入れておいて、来年の同じ時期に開けたときが優勝です。

半券だけの年、ペンライトの色だけの年、会場の空だけの年。並べてみると、その年に何を一番大事に思っていたかが写真の選び方に出ます。文字で日記をつけるより、この1枚のほうが後から見返したときに強いです。

作るなら、これだけは守ってほしいというラインがあります。

  1. 顔を使うなら本人のものではなく自分の顔にする
  2. 公式が「やめてほしい」と言っている加工はしない
  3. 迷ったら手元で見て楽しむだけにする

技術としては、推し本人の顔を使った1枚も、もう作れます。それでも私は、自分がその場にいた証拠のほうを何枚でも残すことを選んでいます。まずは直近の現場の半券を1枚、机に置いて撮るところからどうぞ。

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