部屋をスマホで3Dスキャンして家具のサイズ違いを防ぐ方法

AI部屋づくり@るな
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@lunaroom 7本

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部屋の寸法をメジャーで測るとき、壁の端まで一人でテープを引っ張ると、たわんで数字が2〜3cmずれます。

スマホを持って部屋を一周するだけで、壁も窓も今ある家具も入った3Dの部屋データができて、その寸法に収まる家具をAIが選んでくれるサービスがあります。

ただ、日本の部屋で使うなら役割を分けたほうがいい部分もありました。

置けるかどうかは、写真から作った完成イメージでは最後まで分かりません

写真1枚を渡して模様替え後を生成するタイプのAIは、方向性を決めるところまではよく効きます。

ただ、画面に出てきた家具の寸法は、自分の部屋の寸法と結びついていません。

素敵な絵の中のソファが幅何cmなのかは、どこにも書かれていないままです。

写真からは出てこない数字が、家具選びではいくつも必要になります。

  1. 壁の端から端までの実寸。ここが5cm違うと、収納が2つ並ぶか1つで止まるかが変わります
  2. 窓の下端までの高さ。背の高い棚を壁づけできるかどうかがここで決まります
  3. 柱と梁の出っ張り。図面では真っ直ぐな壁でも、実際は角が10cm欠けていることがあります

結局メジャーを出して、一人で壁に押し当てて、数字をメモに書き写す。

家具選びの中で、この工程だけがAIに渡せないまま残っていました。

スマホのLiDARで部屋を一周すると、寸法が数字で残ります

スマホを持って1Kの部屋を一周し、壁と窓と手前のソファに寸法線が付いていく様子のアイソメ俯瞰イラスト。サンドストーンとウォルナットの淡色、細い手描き線

iPhoneのProシリーズには、LiDARという距離を測るためのセンサーが入っています。

光を飛ばして跳ね返ってくるまでの時間で、そこまでの距離を測る仕組みです。

このセンサーで部屋を3Dスキャンして、そのままAIの家具提案までつなげているのがDymaxionです。

スマホを持って部屋をぐるりと一周すると、壁の面と窓の位置、今置いてある家具の輪郭までを拾った3Dの部屋データができます。

写真のように「そう見える」ではなく、一つひとつに寸法が付いた状態で残るのが違うところです。

できるのはスキャンだけではありません。

同じ場所で内装のスタイル変更、家具の提案、キッチンやバスルームの改装案まで扱えます。

数センチのずれを、家具選びでどう受け取るか

スマホのLiDARスキャンは、メジャーの完全な代わりにはなりません。

壁1面あたり数センチのずれが出るので、その前提で使う必要があります。

壁の幅が141cmと出たからといって、そこに幅140cmのソファを入れる判断には使えません。

数センチずれていたら、実際の壁は138cmかもしれないからです。

一方で150cmの壁に幅140cmなら、ずれを悪いほうに見積もっても収まります。

10cm以上の余裕がある候補を絞り込むところまではスキャンの数字で進めて、最後の1cm勝負だけメジャーで確かめる。

この分け方にすると、床に這いつくばって測る回数が一気に減ります。

予算とスタイルとサイズを伝えると、収まる家具が返ってきます

条件メモから家具候補が並ぶムードボード風の淡色イラスト。畳数と予算と幅の上限を書いた手書きメモの横に、ソファとラグと照明の候補が並ぶ

「6畳、予算5万円まで、木の色は明るめ、ソファは幅140cmが上限」。

普段メモに書いているこの並びを、そのまま言葉で渡します。

スキャンした部屋のデータが下敷きにあるので、サイズの条件は部屋の側から埋まっている状態です。

返ってきた提案が違ったとき、一から質問に答え直さなくていいのが効きます。

「もう少し脚の細いものに」「予算を3万円に下げて」と条件を足すと、その場で選び直してくれます。

家具選びが一度で決まることはあまりなくて、条件が固まるのは何パターンか見比べたあとです。

やり直すたびに最初の入力からになるツールだと、たいていその手前で止まります。

家の外観を丸ごと変えて見せる機能もあります

建物の形はそのままに、外壁の色や屋根、玄関まわりの見え方だけを差し替えた画像が返ってきます。

賃貸の1Kに住んでいると自分ごとにはなりにくい機能です。

ただ、実家の外壁を塗り替える話が出たときや、中古の戸建てを内見して外観だけが引っかかったときには効きます。

「もう少し落ち着いた色に」と言葉で説明するより、画像を1枚見せたほうが早いからです。

使う前に知っておきたい、対応端末と英語のこと

3Dスキャンを使うには、LiDARが載った端末が要ります。

iPhoneなら12 Pro以降のProとPro Max、iPadなら2020年以降のiPad Proです。

無印のiPhoneやPlusには載っていないので、手元の機種名を先に確認してみてください。

スキャン自体もiPhoneかiPadから行います。

画面の表示は英語です。

入力するのは数字とスタイル名が中心なので翻訳しながらでも進められますが、日本語で気軽に相談する感覚とは少し違います。

サイトを開くと、AIツールとは別に、担当デザイナーが週ごとに伴走する設計サービスの案内も並んでいます。

デザイン事務所のページに見えて戸惑うかもしれませんが、AIツール側は無料で試せます。

海外の新しいサービスを紹介するProduct Huntでの評価は、レビュー11件で平均5.0でした。

日本から使うなら、寸法とスタイルの下見に絞ると効きます

提案される家具は、WayfairやWest Elmといった海外の家具店のものが中心です。

購入ページまでつながってはいますが、日本の1Kに届けてもらうところまで考えると現実的ではありません。

なので、役割を分けてしまうのが早いです。

  1. スキャンで部屋の寸法を確定させる。壁の幅と窓の下端の高さは、ここで数字にしておきます
  2. 提案された家具の幅と奥行きと高さ、それに素材と色をメモする。気に入った1点の寸法が、そのまま買い物の条件になります
  3. その寸法帯で国内のショップを探す。「幅130〜140cm、奥行き80cm以下、オーク材」まで決まっていれば、検索は一気に絞れます

買うところまで一気に進みたいなら、国内のサービスのほうが向いています。

ここが強いのは、その手前にある「部屋の数字を確定させる」と「好きな雰囲気を寸法と素材の言葉に変える」の2つです。

大型家具の失敗は返品も処分も重くて、しかも毎日目に入ります。

メジャーを持って一人で壁と格闘する前に、スマホで一周して数字を残しておく。

それだけでも、家具選びの迷い方はかなり変わります。