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セッションの50分は全力。でも残りの時間が足りない ― コーチ・カウンセラーのAI活用プロンプト

なごみ
なごみ

2026/02/28

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セッション中の50分は、目の前のクライアントに集中する。

問題はその前後。 セッション記録を書き、次回の設計を考え、フォローメールを送り、集客用の文章を書き、経理もやる。

「人の話を聞く仕事」なのに、聞く以外の仕事が多すぎる。

AIにクライアントの話を聞かせるわけにはいかない。絶対に。 でも「セッション記録の整理」「質問リストのたたき台」「サービス説明文の下書き」なら、次のセッションの質を上げる余裕が生まれる。

セッションを設計する

質問リストを用意する

「いい質問」は準備から生まれる。

以下のテーマに対するコーチング/カウンセリングの質問リストを作ってほしい。

■ テーマ: [キャリア/人間関係/目標設定/自己理解/ストレスなど]
■ クライアントの状況: [概要(個人情報は除く)]
■ 引き出したいこと: [気づき/行動の変化/感情の整理]

以下を出して:
- アイスブレイクの質問 2つ
- 核心に近づく質問 3つ(段階的に深く)
- 視点を変える質問 2つ(「もし○○だったら」系)
- 行動につなげる質問 2つ
- 使うときの注意(このタイプのクライアントに聞きすぎると逆効果、等)

注意: 質問はあくまで「手持ちの選択肢」。セッション中はクライアントの反応を優先すること。

セッションの流れを組み立てる

「なんとなく話を聞いて終わった」にしないために。

以下のセッションの流れを設計してほしい。

■ セッション時間: [○分]
■ クライアントの目標: [概要]
■ 前回のセッション: [話した内容/宿題]
■ 今回のフォーカス: [今回特に扱いたいテーマ]

以下を出して:
- セッションの流れ(時間配分つき)
- 各パートで使うアプローチ(傾聴/質問/フィードバック/ワーク)
- 使えるワーク/ツールの案(あれば)
- セッションの「着地点」のイメージ
- 宿題の候補

条件: 流れに固執しない。クライアントの反応で柔軟に変えることが前提。

ワークシートを作る

セッションで使うツールは、自分で作るしかない。

以下のワークシートのたたき台を作ってほしい。

■ テーマ: [目標設定/価値観の整理/振り返り/感情の棚卸しなど]
■ 目的: [セッション中に使う/セッション後の宿題]
■ クライアント層: [ビジネスパーソン/主婦/学生など]
■ 所要時間: [○分]

以下を含めて:
- ワークの導入説明文
- 設問(5〜7問。書きやすい順で)
- 記入例(1つ)
- ファシリテーションのヒント(どう声をかけるか)
- 振り返りの問いかけ

記録する

セッション記録を整理する

「あのとき何を話したっけ」がなくなるように。

以下のセッション内容を記録用に整理してほしい。

■ セッション日: [日付]
■ テーマ: [扱ったテーマ]
■ 話した内容の要点: [箇条書きで]
■ クライアントの気づき: [印象的だった言葉]
■ 決めたアクション: [宿題/次にやること]
■ 自分が気になったこと: [率直に]

以下を出して:
- 記録の整理(項目別に)
- 次回のセッションで確認すべきこと
- クライアントの変化(前回との比較)
- 自分への振り返りメモ

注意: クライアントの個人情報(氏名・連絡先等)は入力しないこと。

進捗を振り返る

「成長している」を、本人にも見えるようにする。

以下のクライアントの進捗を振り返りたい。

■ 支援開始時の状況: [当初の悩み/目標]
■ 経過: [セッション○回/期間]
■ 変化: [行動の変化/気持ちの変化/成果]
■ 残っている課題: [あれば]

以下を出して:
- 進捗サマリー(クライアントに共有できる形で)
- 「ここが変わった」ポイント 3つ
- 今後の方向性の案
- クライアントに伝えるフィードバック文

ビジネスを回す

サービス説明文を書く

「何をしてくれるんですか?」に答える文章。

以下のコーチング/カウンセリングサービスの説明文を書いてほしい。

■ サービス名: [名前]
■ 対象: [誰の/どんな悩みに]
■ 自分の強み: [経験/資格/得意な領域]
■ 料金: [1回/月額]
■ 掲載場所: [Web/SNS/チラシ]

以下を出して:
- キャッチコピー 3案
- サービス説明文(300文字)
- 「こんな人におすすめ」のリスト
- よくある質問 3つ
- 「押し売り感」が出ない文章のコツ

体験セッションの設計

「初回で価値を感じてもらえるか」が勝負。

体験セッションの構成を一緒に考えてほしい。

■ 時間: [○分]
■ ターゲット: [どんな人に来てほしいか]
■ 本サービスの料金: [月額/回数]
■ 体験の目的: [信頼構築/問題の明確化/「これならいけそう」と思ってもらう]

以下を出して:
- 体験セッションの流れ(時間配分つき)
- 最初の5分(ここで8割決まる)
- 「この人に相談してよかった」と思ってもらうポイント
- 本契約への自然なつなげ方(セールス感なく)
- フォローアップメールの内容案

フォローメールを書く

セッション後の余韻を大切にする。

以下のセッション後のフォローメールを下書きしてほしい。

■ セッションの内容: [要点]
■ クライアントの気づき: [印象的だった言葉]
■ 決めたアクション: [宿題/次にやること]
■ 次回の予定: [日時]

以下を出して:
- メール本文(温かく、でも簡潔に)
- セッションの要点のまとめ(クライアントが見返せる形で)
- 励ましの一言(押し付けがましくならないように)
- 次回への橋渡し

自分を磨く

自己スーパービジョン

スーパーバイザーに会う前に、自分で振り返る。

以下のセッションについて、自分のスーパービジョンを手伝ってほしい。

■ セッションの概要: [何が起きたか]
■ うまくいったと思う点: [自分の関わりで]
■ 難しかったこと: [困ったこと/迷ったこと]
■ クライアントの反応: [表情/言葉/態度の変化]

以下を出して:
- 自分の関わりの振り返り(良かった点/改善点)
- 「なぜあの質問をしたのか/しなかったのか」の整理
- 別のアプローチの可能性
- スーパーバイザーに相談したいポイント
- 次のセッションに活かすこと 1つ

注意: AIはスーパーバイザーの代わりにはならない。あくまで思考整理のツールとして。

コーチ・カウンセラーがAIを使うときの境界線

一番大事なこと。AIをセッションの代わりに使わないこと。

クライアントの言葉は、その場の空気、表情、間合いの中にある。 テキストで入力した情報だけでは、その人のことはわからない。

AIが手伝えるのは、セッションの「外側」にある仕事。 記録、準備、事務、集客。ここを効率化することで、セッションそのものに集中できる。

そして忘れないでほしいこと。 支援者こそ、自分の支援が必要。 スーパービジョンを受けること、自分のメンタルケアをすること。 「人を支える人」が倒れたら、誰も支えられない。

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