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「で、So What?」に答えるまでの時間を短くしたい ― コンサルタントのAI活用プロンプト

なごみ
なごみ

2026/02/28

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コンサルあるある。

データを集めた。グラフも作った。でも「So What?」が出てこない。上司に「だからどうすべきなの?」と詰められる。クライアントへの報告は明後日。

あるいは。

提案は通った。でもクライアントが動かない。「忙しくて…」が3週間続いている。

分析力も提案力もある。でも「資料を作る」時間に追われて、「本当に考える」時間が取れない。

AIにクライアントの課題を解決する判断はできない。現場のニュアンスを読むことも、経営者の本音を引き出すこともできない。

でも「課題仮説の壁打ち」「フレームワーク分析の下書き」「報告書の構成」なら、クライアントの前に座る時間を増やせる。

仮説を立てる

課題仮説を複数出す

最初の仮説がズレていると、すべてがズレる。

以下の企業の課題仮説を5つ立ててほしい。

■ 業種: [業種]
■ 規模: [売上/従業員数の概算]
■ 公開情報からわかること: [IR、ニュース、採用ページなどの情報]
■ 今回の相談の背景: [わかれば]

各仮説に:
- 仮説の内容
- そう考えた根拠
- この仮説が正しければ提案すべきこと
- 検証するために聞くべき質問

「5つのうち1つは当たる」精度を目指して。

ヒアリングの質問を設計する

いい質問ができれば、いい仮説が立つ。

以下の仮説を検証するためのヒアリング質問を設計してほしい。

■ 検証したい仮説: [仮説]
■ ヒアリング相手: [役職、立場]
■ 時間: [○分]

以下の構成で:
- アイスブレイク(2問)
- 仮説検証の質問(5問。「この質問で何がわかるか」つき)
- 深掘り質問(3問。「もう少し聞きたいとき」用)
- 本音を引き出す質問(2問)

「この人に聞けてよかった」と思える面談にするための設計で。

分析を深める

データから「So What?」を抽出する

数字を並べるのは分析じゃない。「だからどうすべきか」まで言って初めて分析。

以下のデータから、経営上の示唆を抽出してほしい。

■ データ:
[データを貼り付け]

■ クライアントの状況: [背景]

以下の構成で:
- ファクト(データが示していること)
- So What?(だから何が言えるか)
- インプリケーション(だからどうすべきか)
- さらに深掘りすべきポイント

「だから何?」に3回連続で答える形で。

フレームワークで構造化する

「3CとSWOTどっちがいいですか?」じゃなくて、「この状況ならこれ」。

以下の状況に適切なフレームワークを提案して、分析してほしい。

■ 分析したい内容: [状況]
■ 目的: [何を明らかにしたいか]

以下を出して:
- 適切なフレームワークとその選定理由
- フレームワークに当てはめた分析
- 分析から導かれる示唆
- このフレームワークの限界(「これだけでは見えないこと」)

アクションプランに落とす

「で、結局何をすればいいの?」に答える。

以下の分析結果から、具体的なアクションプランを作ってほしい。

■ 分析結果:
[分析内容を貼り付け]

■ 制約条件: [予算、期間、リソースなど]

以下を出して:
- 優先度の高いアクション(3つ。なぜその順番か)
- 各アクションの実行ステップ
- 期待効果
- リスクと対策
- クイックウィン(来週からできること)

プロジェクトを動かす

炎上しそうなプロジェクトを整理する

スケジュールが押している。このままだとまずい。

以下のプロジェクトの状況を整理して、リカバリープランを作ってほしい。

■ 当初計画: [スケジュール、スコープ]
■ 現在地: [進捗状況]
■ ギャップ: [遅れ、問題点]
■ 原因: [なぜこうなったか]

以下を出して:
- 現状サマリー(3行で全体像)
- クリティカルな課題(「これを解決しないと始まらない」)
- リカバリー案(3パターン。スコープ調整/リソース追加/期間延長)
- クライアントへの報告の構成
- 信頼を維持するためのポイント

クライアントが動かないとき

提案は通った。でも実行が進まない。

クライアントが動かない原因を分析して、巻き込み方を考えてほしい。

■ 合意した内容: [内容]
■ 現在の状況: [進まない状態]
■ クライアントの反応: [言っていること]
■ キーパーソンの性格: [わかれば]

以下を出して:
- 表面的な理由 vs 本当の理由(仮説)
- 各仮説の検証方法
- 巻き込みのためのアプローチ(3ステップ)
- 「小さな成功体験」の作り方
- 使うべき言葉 / 避けるべき言葉

報告書を仕上げる

報告書の構成を先に固める

100ページの報告書。書き始める前に構成を決める。

最終報告書の構成を作ってほしい。

■ プロジェクト概要: [概要]
■ 主な発見事項: [箇条書きで]
■ 提言の方向性: [方向性]
■ 読み手: [誰が読むか。経営層/現場/両方]

以下を出して:
- 章立て(各章の目的を一言で)
- 各章のページ数目安
- 各章のキーメッセージ
- 必要な図表のリスト

全体で「このプロジェクトは何だったのか」がストーリーとして伝わる構成で。

エグゼクティブサマリーを仕上げる

経営者が5分で全体像を把握できるサマリー。これが報告書の命。

以下の報告書のエグゼクティブサマリーを作ってほしい。

■ 報告書の主な内容:
[要点を箇条書きで]

■ 読み手: [役職]
■ サマリーのページ数: [1-2ページ]

以下の構成で:
- プロジェクト概要(2行)
- 主な発見事項(3つ)
- 提言(3つ。優先度つき)
- 期待効果
- 次のステップ

「このサマリーだけ読めば、意思決定できる」レベルで。

提案書の骨子を作る

白紙のパワポが一番怖い。まず骨子。

以下の内容で提案書の骨子を作ってほしい。

■ クライアント: [業種、規模]
■ 課題: [特定した課題]
■ 提案の方向性: [解決策の概要]

以下を出して:
- 全体のストーリーライン(「なぜ今、これが必要か」→「何をするか」→「どう変わるか」)
- スライド構成(各スライドで伝えることを一言で)
- キラースライド(この1枚で決まる、というスライドのイメージ)
- 想定される質問と回答(5つ)

コンサルタントがAIを使うときの3原則

  1. クライアントの機密情報は入れない ― 社名、具体的な財務データ、未公開の戦略はNG。「中堅メーカー、売上○○億円規模、組織改革フェーズ」程度で
  2. AIの分析は「壁打ち相手」 ― 仮説もフレームワークも、AIが出したものを鵜呑みにしない。現場の肌感覚と照らし合わせて使う
  3. 資料作成の時間を減らして、思考の時間を増やす ― 報告書の構成をAIに作らせて、浮いた時間は「本当の課題は何か」を考えることに使う

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