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企画を考える時間がない広告マンへ ― 広告代理店のAI活用プロンプト

なごみ
なごみ

2026/03/10

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締め切りは来週。提案書はまだ白紙。レポートは3本溜まっている。SNS投稿は今日中。クライアントから「何かいいアイデアない?」と電話が来た。

……いつ「考える」んだっけ?

広告の仕事は、アイデアで勝負する仕事。でも現実は、提案書のフォーマットを整えて、レポートの数字をまとめて、コピーを量産して。「考える時間」が一番足りない。

AIにクリエイティブジャンプはできない。クライアントの本音を読み取ることも、会議室の空気を変える一言も、人にしかできない。

でも「提案書の骨子」「レポートの構成」「コピーの叩き台」なら、考える時間を取り戻せる。

提案を作る

コンペの戦略を練る

勝てるコンペと負けるコンペ。差が出るのは「戦略」の段階。

以下のコンペに向けた提案戦略を壁打ちさせてほしい。

■ クライアント業種: [業種]
■ 課題: [マーケティング課題]
■ 予算感: [規模]
■ 競合代理店がいそうな方向性: [わかれば]

以下を出して:
- クライアントの「本当の課題」の仮説(3つ)
- 他社と差別化できるポイント
- 提案の骨子(3本柱)
- この提案の「キラーコンテンツ」(これで決まる、というもの)
- プレゼンの流れ(15分想定)

「この代理店に任せたい」と思わせるストーリーで。

キャンペーン企画のドラフト

アイデアを「企画書の形」にする。この作業が重い。

以下の条件でキャンペーン企画書のドラフトを作ってほしい。

■ 商品/サービス: [内容]
■ 目的: [認知/獲得/ブランディングなど]
■ ターゲット: [ターゲット像]
■ 予算: [予算]
■ 期間: [期間]

以下を出して:
- コンセプト(キャッチコピー付き)
- 施策概要(何をどうやるか)
- クリエイティブの方向性
- メディアプランの骨子
- KPI設計
- ざっくりスケジュール

上司に「方向性はいいね」と言ってもらえるレベルで。

クライアントへの月次レポート

数字を並べるだけなら誰でもできる。「だから次はこうしましょう」まで言う。

以下のデータから月次報告資料の構成を作ってほしい。

■ キャンペーン名: [名前]
■ 期間: [期間]
■ 主要KPI:
[データを箇条書きで]

以下の構成で:
- サマリー(3行で結論)
- 主要KPIの推移と評価
- 効果があった施策(なぜ効いたか)
- 課題と改善案
- 来月のアクション(具体的に)

クライアントが「任せてよかった」と思える内容で。

クリエイティブを出す

コピーを大量に出す

10本出して、1本残る。その「10本出す」をAIに手伝ってもらう。

以下の商品のキャッチコピーを10案出してほしい。

■ 商品: [商品名]
■ 特徴: [特徴]
■ ターゲット: [ターゲット]
■ トンマナ: [真面目/ユーモア/エモーショナルなど]
■ 使用場所: [広告/LP/SNS/電車内など]

各コピーに「なぜこの言葉が刺さるか」を一言添えて。
方向性がバラバラになるように(全部似たコピーはNG)。

SNS投稿を1ヶ月分作る

クライアントのSNS運用。毎月20本。これがボディブローのように効いてくる。

以下のブランドのSNS投稿を1ヶ月分(20投稿)作ってほしい。

■ ブランド: [ブランド名/業種]
■ プラットフォーム: [Instagram/X/TikTokなど]
■ トンマナ: [ブランドの雰囲気]

カテゴリの配分:
・商品紹介: 7投稿
・ユーザー参加型: 4投稿
・ブランドストーリー: 4投稿
・トレンド/季節: 5投稿

各投稿にキャプション案とハッシュタグを。

分析して提案する

広告データから「So What?」を出す

数字は見た。で、だから何?を答えるのが仕事。

以下の広告データを分析して、次のアクションを提案してほしい。

■ データ:
[広告の配信結果を貼り付け]

以下を出して:
- データサマリー
- 発見事項(3つ。「だからどうすべきか」まで)
- 効果があったクリエイティブ/ターゲティング
- CPAを下げるための改善案(優先度つき)
- 次にテストすべきこと

「数字を読める人」じゃなく「数字から動ける人」の分析で。

競合の広告を読み解く

「他社は何やってるんですか?」とクライアントに聞かれたら。

以下の競合の広告戦略を分析してほしい。

■ 競合: [競合名/業種]
■ 分析したい媒体: [デジタル/SNS/TV/OOHなど]
■ わかっている情報:
[競合の広告出稿や施策の情報]

以下を出して:
- 競合の戦略の推測(何を狙っているか)
- クリエイティブの特徴
- ターゲティングの推測
- 自社クライアントとの比較
- 「参考にできるポイント」と「差別化すべきポイント」

クライアントと向き合う

「予算を減らしたい」への対応

一番嫌な電話。でもここで信頼が決まる。

クライアントの予算削減要請への提案を考えてほしい。

■ 現状の予算: [金額]
■ 削減要請: [○%削減]
■ 現状の施策: [施策リスト]

以下を出して:
- 削減パターン(3案。それぞれの影響度つき)
- 絶対に削るべきでないもの(理由つき)
- コスト効率を上げる代替案
- クライアントへの説明の流れ

「予算は減るけど成果は落とさない」が伝わる提案で。

SNSで炎上しそうなとき

クライアントから「なんか燃えてるんだけど」と電話が来た。

以下の状況でのSNS炎上対応案を整理してほしい。

■ 何が起きているか: [状況]
■ 拡散の規模: [Twitter/まとめサイト/メディアなど]
■ クライアントの反応: [慌てている/冷静/どうしたらいいかわからないなど]

以下を出して:
- 最初の1時間でやること
- クライアントへの報告内容
- 公式声明の案(出すべきか、静観すべきかも含めて)
- SNSでの対応方針
- 絶対にやってはいけないこと
- 収束後の振り返りポイント

明日のプレゼンを15分で準備する

直前でも、骨子さえあれば戦える。

明日のプレゼンの準備を手伝ってほしい。

■ クライアント: [業種/規模]
■ 内容: [何を提案するか]
■ 時間: [○分]
■ 参加者: [役職レベル]

以下を出して:
- 話す流れ(時間配分つき)
- 各パートのキーメッセージ(1つずつ)
- 想定される質問と回答(5つ)
- 絶対に伝えること(これだけは言う、というもの)

アイデアの壁打ち

一人ブレストは堂々巡りになる。壁打ち相手がほしい。

以下のお題でアイデアを壁打ちさせてほしい。

■ お題: [クライアント名/業種]の[目的]を達成する施策
■ 予算: [予算]
■ 期間: [期間]
■ 使えるリソース: [制約]

まず10個アイデアを出して。
そのうちトップ3を深掘りして、実現性とインパクトを評価。
「これは面白いかも」と思える方向性を見つけたい。

広告代理店でAIを使うときの心得

  1. クライアントの機密情報は入れない ― 社名、具体的な予算、未公開の戦略はNG。「飲料メーカー、年間広告費○億円規模」程度で
  2. AIのアウトプットは「出発点」 ― コピーも企画も、そのまま出したら自分の仕事じゃなくなる。AIの叩き台に自分のセンスを載せて初めて「広告」になる
  3. 考える時間を作るためにAIを使う ― 作業時間を減らして、クリエイティブジャンプに使う時間を増やす。それが広告の仕事の本質

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