サムネイル

GPT Image 2のプロンプト集、GitHubの4つはこう使い分けます

  • 0

「GPT Image 2 プロンプト集」でGitHubを検索すると、ほとんど同じ名前のリポジトリが何本も並びます。

全部開いて中身を突き合わせたら、4本とも狙っているものが違いました。

スター数が多い順に開くのが、たぶん一番の遠回りです。

4つ合わせて5万スター、なのに名前で見分けがつきません

いま主要なのは4本です。

freestylefly版が24,226スター、EvoLinkAI版が16,993、YouMind版が9,564、ZeroLu版が2,087。

合計で52,870、4本で5万を超えました。

一番大きいfreestylefly版が公開されたのは2026年4月25日なので、4か月でこの数字です。

厄介なのは、このうち3本が「awesome-gpt-image-2」というほぼ同じ名前で並んでいること。

リポジトリ名では区別がつかないので、結局スター数で選ぶことになります。

でも中身を開くと、この4本は用途がほとんど重なっていませんでした。

増えているのは、文字が主役のプロンプトです

水彩で描いた ポスターや図表の文字がくっきり浮かび上がるイラスト

なぜ今になってプロンプト集が一斉に作り直されているのか。

freestylefly版のカテゴリ別の件数を数えると、答えが出てきます。

544件の事例のうち、ポスターとタイポグラフィが90件で最多。

続いてUIとインターフェースが73件、チャートとインフォグラフィックが53件、ドキュメントと出版が11件。

文字を扱う4カテゴリだけで227件、全体の約4割を占めていました。

風景でも人物でもなく、文字が主役なんですよね。

GPT Image 2は英語のテキスト描画が99%近い精度まで上がり、日本語を含む主要言語でも9割を超えてきました。

これまでは文字入りの画像は諦めて、後から編集ソフトで乗せるのが定石でした。

その前提が外れた瞬間に、ポスターもスライドも図解もプロンプト一発の射程に入ってしまった。

プロンプト集が急に湧いて出たのではなく、埋めるべき穴がはっきり開いたということです。

並べてみると、量と実装と厳選で割れました

水彩で描いた 厚みの違う4冊のプロンプト帳が机に並ぶイラスト
リポジトリ
スター数
中身の性格
ライセンス
日本語README
freestylefly版
24,226
544事例を逆算した業務レベルのテンプレート、エージェント用スキル付き
MIT
あり
EvoLinkAI版
16,993
462事例、機械に食わせる前提のディレクトリ構成
CC0 1.0
あり
YouMind版
9,564
全件プレビュー画像付き、用途とスタイルと被写体の3軸
CC BY 4.0
あり
ZeroLu版
2,087
クリエイター発のプロンプトを厳選、出典リンク付き
CC BY 4.0
あり

スター数は2026年8月29日時点のものです。

4本とも日本語READMEを持っているので、言語は選ぶ基準になりません。

割れているのは、プロンプトの出どころと、その渡され方でした。

目的別に、どれを開くか

そのまま貼って結果が欲しいなら、freestylefly版

12カテゴリに整理された544事例が、生成結果とセットで並んでいます。

面白いのが、プロンプト集をエージェント用のスキルとして配っていること。

npx skills add freestylefly/awesome-gpt-image-2 \
  --skill gpt-image-2-style-library \
  --agent claude-code codex --global --yes --copy

これを叩くと、Claude CodeやCodexの側から直接この事例集を引けます。

ブラウザでリポジトリを開き直す手間がなくなるので、書きながら探す人はここが一番効きます。

APIから叩きたいなら、EvoLinkAI版

cases、data、docs、images、result、scriptsとディレクトリが割れていて、READMEを人が読む前提の作りになっていません。

462件の事例がデータとして分離されているので、1件ずつコピーするのではなく、まとめて流し込みたい人向けです。

英語のほかに10言語ぶんのREADMEが並んでいます。

あてもなく眺めたいなら、YouMind版

全件にプレビュー画像が付いているので、文章ではなく絵から探せます。

用途10種、スタイル16種、被写体15種の3軸で絞り込める構造になっていて、作りたいものが決まっていない段階に強い。

16言語対応で、更新も止まっていません。

当たりだけ見たいなら、ZeroLu版

2,087スターと4本で一番小さいのですが、収録の基準がはっきりしています。

Xのクリエイターが実際に投稿したプロンプトを中心に拾っていて、元の投稿への出典リンクが添えられている。

収録数は100件前後で、量では戦っていません。

その代わり、開いて外れを引く確率が低いです。

ライセンスが3種類に割れています

仕事で使うなら、ここは先に見ておいたほうがいいです。

EvoLinkAI版はCC0 1.0で、実質パブリックドメイン。

freestylefly版はMITです。

YouMind版とZeroLu版はCC BY 4.0なので、こちらは出典の表示義務が付きます。

同じ無料のプロンプト集でも、条件が揃っていないんですよね。

ただし混同しやすいのが、これはプロンプトという文章に対するライセンスだということ。

生成した画像を商用で使えるかどうかは、リポジトリではなくOpenAI側の利用規約が決めます。

この2つは別の話なので、分けて確認してください。

貼って終わりにせず、分解して1行ずつ効かせる

544件も並んでいると全部試したくなりますが、そこは踏みとどまったほうがいいです。

私のやり方は、気に入った1件をまず丸ごと通してから、1行ずつ消していく。

消した瞬間に絵が崩れた行が、その画像を成立させている行です。

やってみると、たいてい効いているのは2行か3行しかありません。

残りは飾りでした。

その2行か3行だけを自分の題材に差し替えれば、もう自分のプロンプトになります。

544件を写経するより、1件を解体するほうがずっと早い。

センスの差ではなく、どの行が効いているかを知っているかどうかの差なんです。

まずはスター数を見ずに、自分の用途に一番近い1本を開くところから。

会員登録して機能を使おう

この機能を利用するには、無料の会員登録が必要です。
お気に入りの記事を保存して、あとで読み返しましょう!