セットリスト予想も宿探しもAIに任せて、海外遠征を予習する

推し活実験室@あかり
推し活実験室@あかり

@akari_oshigoto 5本

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ライブの前にセトリを見るか見ないか、推し友と話すたびに結論が出ませんよね。

ただ海外遠征になると前提が変わります。

飛行機とホテルとチケットを積み上げて、有休まで使って向かうたった1回に、完全なぶっつけで臨むのは正直こわい。

見るか見ないかの二択の外に、AIに予想させて予習するという道があります。

セトリを見る派と見ない派、その二択の外側にある選択肢

この論争、どちらの言い分も筋が通っているのが厄介なところです。

見る派は「泣く曲の位置が分かれば心の準備ができるし、ペンライトの電池も配分できる」と言う。

見ない派は「イントロが鳴った瞬間に息が止まるあの感覚が全部だ」と言う。

どちらも正しくて、だから毎回引き分けになります。

ただ、この二択には隠れた前提があります。

誰かがもう観に行っていて、その情報がSNSに上がっていること。

海外遠征だと、この前提がわりと簡単に崩れます。

ツアー初日に当たれば誰も情報を持っていないし、日本人がほとんど行かない都市だと日本語のレポは出てきません。

英語圏のファンの投稿を探しに行っても、断片的なうえに検索している時点で結局ネタバレを踏みにいっています。

ここで効いてくるのが、確定情報と予想はまったく別物だという点です。

誰かのレポを読むのは、当日そこで起きたことを先に見てしまう行為で、取り返しがつきません。

一方で予想は「たぶんこの曲が来る」までしか教えてくれない。

外れる余地が残っているぶん、当日の驚きは死なないんです。

その予想を無料でやってくれるサービスがあります。

世界中のコンサートとフェスの日程を横断で検索できて、そのうえで次の公演のセットリストをAIが予想してくれる。

ネタバレを踏まずに予習だけする、という都合のいい立ち位置がようやく取れます。

セットリスト予想は同じツアーの実績から組み立てられている

過去公演のデータから演奏される可能性が高い曲を割り出す

10公演続けて2曲目に来ている曲は、11公演目も2曲目に来る可能性が高い。

予想の中身は、突き詰めるとこれだけです。

超能力ではなく、同じツアーの過去公演で実際に演奏されたセットリストを集めて、頻度を見ているだけなんですよね。

でもこれ、思っているよりずっと当てになります。

理由はツアーの作られ方にあって、大きな会場のツアーは照明・映像・衣装替えの段取りが曲順に紐づいた状態で組まれているからです。

曲順を入れ替えるということは、その裏の演出を全部組み直すということ。

だから公演ごとにコロコロ変える方がむしろ難しい。

Concertyのアーティストページでは、直近40公演のデータをもとに、そのツアーでよく演奏された曲のトップ10が出ます。

もう一つ、遠征勢にとって見逃せないのが公演の所要時間の目安が出ることです。

これ、終演時刻が読めるということなんですよね。

海外の会場は開演が押すことも多いので、終演後に電車があるか、翌朝の便に間に合うかの判断材料になります。

そして予想されたセットリストは、その曲順のままSpotifyのプレイリストになります。

手作業でプレイリストを組む工程が丸ごと消えます。

的中を狙うものではなく、公演ごとの再現性を見るもの

正直に書いておくと、この予想が毎回当たるわけではありません。

構造上どうしても弱いのが次の場面です。

  • ツアー初日: 同じツアーの過去公演が存在しないので、材料そのものがない
  • 日替わり曲やアンコール枠: そもそも変えることを前提に設計されている
  • フェスや周年記念公演: 持ち時間も選曲も通常のツアーと別物

この3つに当たると、予想はきれいに外れます。

ただ、これは弱点であると同時に、ちょうどいい安全装置でもあります。

全部当たってしまったら、それはもうネタバレを読んだのと同じですよね。

「たぶん来る、でも確証はない」くらいの解像度で止まっているからこそ、当日の1曲目でちゃんと叫べます。

そしてこの予想、当てにいくより別の使い方をしたほうが遠征では効きます。

予想を答え合わせではなく予習のプレイリストに変える

予想セトリを開くと、つい「当たるかな」の目線で見てしまうんですが、そこで終わるともったいないです。

海外アーティストの現場で置いていかれる原因って、たいていシングルではなくアルバム曲やカバー曲なんですよね。

周りが全員知っている曲で自分だけ立ち尽くす時間、あれがけっこう削られます。

予想プレイリストを飛行機と移動の時間に流しておくだけで、この時間が減ります。

しかも予想された曲順で並んでいるので、聴くだけで当日の流れが体に入ります。

ここでテンポが上がってここでバラード、という起伏が分かると、水を飲むタイミングまで読めます。

もっと効くのが、合唱とコールの部分です。

海外の現場、客席が歌う量が日本の比じゃないことがあります。

サビを全員で歌うところで自分だけ黙っていると、その瞬間だけ観客ではなく見学者になってしまう。

歌詞を先に入れておけば、初めての土地でも最初から参加できます。

だから、当日に測るべきは的中した曲数ではありません。

知らないまま損した曲がゼロだったかどうかです。

複数都市をまわる海外ツアーはチケットと宿もまとめて検討できる

アーティストのページには、そのツアーの公演地を並べたツアーマップが載っています。

地図で見ると発想が変わります。

行きたい公演を1つ決めて終わりだったのが、その3日後に電車で行ける距離の別の都市があると気づいてしまう。

そうなると次に必要になるのがチケット・移動・宿の情報で、Concertyはそこまで面倒を見ます。

チケットの購入導線に加えて、会場周辺の宿と、バス・電車・カーシェアといった交通手段を安く探すためのリンクが用意されています。

ヨーロッパのツアーだと都市間が高速鉄道や長距離バスでつながっているので、公演の間の2日で移動して2都市とも入る、という組み方が現実的に検討できます。

ただ、ここは予約代行ではありません。

やってくれるのは公演日を軸に選択肢を1画面に集めるところまでで、実際の購入や予約は各サービスに移って自分で行います。

とはいえ、遠征準備で時間が溶けるのは購入操作そのものではなく、公演日を見ながらタブを10個開いて突き合わせる工程のほうです。

そこが消えるだけで準備はかなり軽くなります。

検索はアーティスト名だけでなくジャンル・都市・国からも辿れて、2,000を超えるフェスの情報も同じ場所にあります。

単独公演とフェスの日程を並べて「この夏どこに行くか」を考えられます。

日本ではまだ知られていない今のうちに、無料で触っておく

このサービス、海外では既にかなり伸びています。

月間の訪問数は42万件ほどで、前の月から2割以上増えている(2026年8月時点)。

利用者が多い国の上位5つは、アメリカが31.0%、フランスが23.8%、ポーランドが17.9%、イタリアが17.1%、ロシアが10.1%です。

お気づきの通り、ここに日本が入っていません。

なのに日本語のページはちゃんと用意されていて、日本のアーティストのページも存在します。

追える状態にはなっていて、ただ日本のファンがまだ来ていないだけです。

そのうえ主要な機能は全部無料で、アカウント登録もサブスクもいりません。

無料で成り立っているのは、チケットや宿の紹介がそのまま収益になる仕組みだからです。

最初にやることは、推しの名前で検索して、次の公演のページを開く。

それだけです。

3分あれば予想セトリとSpotifyのプレイリストまで辿り着けます。

次の遠征の航空券を取る前に一度覗いておくと、行く都市の選び方から変わるかもしれません。

セトリを見るか見ないかで悩む季節は、そろそろ終わりにしていいと思います。