逆光で顔が暗かったり、テーブルのレシートや後ろの席の知らない人が写り込んでいたりして、インスタに上げられずにいる写真はありませんか?明るさと写り込みと傾きをAIに直してもらう頼み方と、加工を盛りすぎて別人になる手前の線を、AIで作った作例の写真を実際に直してまとめました。先に言ってしまうと、「インスタ映えするように加工して」の一言では写り込みは残ったまま、頼んでいない花まで足されました。
「インスタ映えするように加工して」の一言で、何が残ったのか?
用意したのは2枚です。1枚はカフェの窓際に座る女性の写真で、逆光で顔と体が暗く、テーブルには丸まったレシートと紙ストローの袋、後ろの席には知らない人の後ろ姿が写っています。画面も少し右に傾いています。もう1枚は黄色っぽい照明で暗く撮れたラテとベイクドチーズケーキで、テーブルの端にスマホ、くしゃっとした紙ナプキン、伝票のクリップボードがあります。
試したのはOpenAIの画像生成モデル gpt-image-2 です。
この2枚に「インスタ映えするように加工して。」とだけ頼むと、どこまで直ると思いますか?
人物の写真は、全体が暖色寄りに少し明るくなっただけでした。レシートも袋も後ろの人も残り、傾きもそのままです。顔は同じ人に見えます。
意外だったのは物撮り(料理や物だけを撮った写真)のほうです。明るく暖色になったのはいいとして、ナプキンのあった場所に、元の写真になかったかすみ草のような白い花が咲いていました。窓の葉の影のような光まで足されて、スマホとクリップボードは残ったままです。
作例の2枚は、どちらもAIで作った架空の写真で、写っている女性も実在しない人物です。
AIは「映え」を自分なりに解釈して、頼んでいないものを足すことがあります。消したい物や直したいことは、依頼文に書いておく必要があります。
逆に言えば、何を直すかを自分で言葉にできれば、映えの解釈をAI任せにせずに済みます。次は、その言葉にし方です。
暗い顔と写り込みと傾きを、1回で直す頼み方
効いたのは、「直すのは次の3つだけです」と数を言い切って番号で並べ、そのあとに変えないものを並べる書き方でした。人物の写真にこの依頼文を送ると、顔と体が明るくなり、レシートと袋と後ろの席の人が消え、傾きもまっすぐになりました。一言で頼んだ版では全部残っていた3つが、1回でそろって直ったんです。
明るさと色だけを頼んだ回でも、頼んでいないのに肌が少しなめらかになりました。書いても完全には防げませんでしたが、変えないものには顔だけでなく目の大きさ、輪郭、肌の質感まで並べておくと、変わり方を小さく抑えられます。
人物写真に使った依頼文
この写真を、Instagramに上げる1枚に直してください。直すのは次の3つだけです。
1. 逆光で暗い顔と体を、自然な明るさにする
2. テーブルの上のレシートとストローの袋、後ろの席の人を消す
3. 少し右に傾いているのをまっすぐにする。
人物の顔・目の大きさ・輪郭・肌の質感・髪型・表情・服は、元の写真のまま変えないでください。背景の窓や席の形も変えないでください。自分の写真に合わせて書き換える欄
あなたの写真で、直したいことはいくつありますか?その数が「直すのは次の3つだけです」の数字になります。書き換えるのは次の3か所です。
消したい物は「テーブルの上のレシート」「後ろの席の人」のように、場所と見た目で名指しして書きます。送ってから返ってくるまでは、1枚24〜30秒ほどでした。待ち時間を気にせず、何度でも試せる長さです。
カフェの物撮りも同じ型で、最後に「足さない」の1文を加えて頼むと、さっきの花は出てきませんでした。
カフェの物撮りは、足さないものまで書いておく
ナプキンが消えた場所に花が咲いていたら、そのお店の写真として出せますか?お店にない花が写っていたら、写真を見て来てくれた人に説明がつきませんよね。物撮りでは直すことを2つに絞り、変えないものに形と量を挙げて、最後に飾りを足さないよう1文加えました。
この写真を、Instagramに上げる1枚に直してください。直すのは次の2つだけです。
1. 黄色っぽく暗いのを、昼間の自然光のような明るさと色にする
2. テーブルの端のスマホ、紙ナプキン、伝票のクリップボードを消す。
カップ・ラテアートの形・ケーキの形と量・フォーク・お皿は、元の写真のまま変えないでください。お店の雰囲気が変わるような小物や飾りは足さないでください。結果は、黄ばみが取れて昼間のような色になり、スマホとナプキンとクリップボードは全部消えました。花も飾りも足されず、ラテアートのハートとケーキの形も元と同じに見えます。写り込みだけを消すよう頼んだ別の回でも、消えた場所はテーブルの木目で埋まっていました。
人物版との違いは、変えないものが「形と量」になったことと、最後の「足さない」の1文です。この1文を入れた回で花が足されなかったのは事実ですが、比べたのは1回ずつなので、必ず防げるとまでは言えません。
物の写り込みは毎回きれいに消えたのに、人だけは少し様子が違いました。
写り込んだ後ろの人が消えないときは、同じ依頼文をもう一度送る
上げたあとで後ろの人の顔に気づくと、ちょっと気まずいですよね。写り込みのなかで、いちばん消えにくかったのが後ろの席の人でした。
レシート、ストローの袋、スマホ、ナプキン、クリップボードといった物は、消すよう頼んだ回では毎回消えています。ところが「テーブルの上の丸まったレシートと紙のストローの袋、後ろの席の人だけを消してください」と頼んだ回は、1回目に後ろの人だけが残りました。同じ依頼文をそのままもう一度送ると、2回目は消えていました。
消えていなかったら、文面をいじる前に同じ依頼文をもう一度送ってみてください。2回中1回なので確実とは言えませんが、試した範囲ではこれで片づきました。
消す、明るくするまでは、写真の状況を直す話です。別人に近づいたのは、顔に手を入れる頼み方をしたときでした。
「盛って」と頼んだ写真は、どこから別人に見える?
人物の写真に「この写真をもっと盛ってください。肌をつるつるにして、目を大きく、顔を小さく、全体をもっとかわいくしてください。」と頼みました。返ってきたのは、顔が小さく目が大きい、人形のような顔です。写り込みはそのまま残っていました。
並べて見るまで、別人だと気づけますか?明るさだけを直した顔と横に並べると、同じ人には見えませんでした。
線を引くなら、直していいのは光、色、写り込み、傾きのような、その場の状況です。後ろの席の人を消すのも、この記事では直していい側に入れています。目の大きさ、輪郭、顔の大きさに手が入った時点で、写真は別人の側に越えます。
ただ、3つまとめて直した依頼文でも、変えないでと書いたのに肌がなめらかになり、目元の印象が私の目で見て少し変わりました。投稿前に元の写真と並べて、目、輪郭、肌の3か所だけは見比べてください。
今日やることは、カメラロールから、暗いか写り込みがある1枚を選ぶところからです。人物写真の依頼文の、直す数、直すことの中身、変えないものの3か所を自分の写真に合わせて書き換え、画像を編集できるAIに送ります。私が試したときは、返ってくるまで30秒ほどでした。使うAIやアプリによって仕上がりは変わるので、返ってきた1枚は元の写真と並べて確かめてください。まずどの1枚から直しますか?






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